どうなる東電・・・・・そして日本

株式に興味を持っておられる方ならご存知です。
下記は東京証券取引所【通称東証】における東京電力の6月9日木曜日の値動きです。

182（06/09）
始値その日はじめについた値段

199（06/09）
高値その日はじめ（寄り付き）から現在までで、最も高かった値段

148（06/09）
安値その日はじめ（寄り付き）から現在までで、最も安かった値段

401,009,000株（06/09）
出来高その日取引された合計株数。売買高とも

69,689,352千円（06/09）
売買代金その日取引された合計金額【資料から】

ところで東電は震災前までは２１００円超でした。

其れが6月9日の終値で１９２円

発行済株式数1,607,017,531株でさ　時価総額308,547百万円。

たったの時価総額が３０８５億円しかないのです。

関連して記事から抜粋

福島第１原発で深刻な事故を引き起こした東京電力の株価下落に歯止めがかからない。

９日の東京株式市場で一時、前日終値比５２円安（下落率２６％）の１４８円に急落し、
２日連続で上場以来の最安値を更新した。

原発事故に対する政府の賠償支援策の国会審議が進まず、経営の先行き懸念が高まって
いるためだ。

支援策の早期実現が難しいとの見方が強まれば、一段の株価下落につながりそうだ。

東電株は取引時間終了にかけて下げ幅を縮め、９日の終値は前日比８円安の１９２円。

売買高は約４億株と東京証券取引所の調査が可能な１９８６年以降で最多となり、
マネーゲームの様相を呈している。

９日の時価総額は約３０００億円と、東日本大震災前の約１１分の１に減少した。

　２０００円を超えていた東電の株価は３月１１日の震災や原発事故後、急落。

東証の斉藤惇社長が前週末、「東電再建は法的整理が望ましい」と提言したことで、

株主責任が問われかねないとの不安が広がり、６日に一時値幅制限いっぱいまで

下落するなど、株安は依然続いている。

　菅直人首相の退陣表明や政局の混乱で、賠償支援策の行方は一段と不透明。

事故の収束に時間がかかって賠償金が膨らみ、東電の経営を圧迫するとの懸念も根強い。

　民主、自民両党の「大連立」が実現し、原子力政策を進めてきた自民党が政権参加すれば、

国がこれまでより大きな責任を負う形に賠償支援策が変わるとの見方もある。

一方「賠償金の仮払いで東電の資金繰りが行き詰まる恐れもあり、支援策の決定が遅れるこ

と自体が大きな危険をはらむ」・・・・・・・・以下省略
（2011年6月9日18時50分スポーツ報知）

放射能汚染による損害賠償額が4兆円とも5兆円とも言われています。

たった時価総額3000億円の会社がその全てを補償するのは・・・・・・・出来ないでしょう・・・・

と成れば税金で賄う・・・・・・・・それイコール国民負担と成りますね。

震災現場も経済対策の一向に進みません。政治家よしっかり仕事をして下さい。

奢る平家久しからず

東京電力は日本の超エリート企業でした。

競争相手のいない電力事業、独占で毎年多額の利益計上し、その潤沢な資金にものを

言わせ、お金の力で今日の政・財・官をしきって来ました。

学者もしかり、マスコミまでもが正面切って物申す事の出来ない企業でした。

ここに大きな落とし穴が有ったのですね。

基本中の基本、安全対策がおろそかにされたのです。

よって奢る企業、それに蟻の如く甘い蜜にむらがった既得権益者達に天罰と成ったのです

が・・・・・・・・・・・・・・・・天も予測出来なかったのでしょう、全く関係ない善良な多くの国民を

巻き込みました。

この許しがたき悲惨な現状【人災】を引き起こした原因は、絶対にウヤムヤにされ無い事を

信じたいです。

見えない所で差の付く頑丈な家

あさひホームの住まい造りの基本理念はそこに住んで頂く方々の安全です。

安易な住まい造りに走る事無く、トコトン見えない所を大切にした住まい造りに邁進致します。

昨日も少し紹介致しましたが、先ずは基礎ですね。