ユーザーの大きな期待
私は一度ですが、当地のある設計士に会った事が有ります。
この方は快適・省エネを勉強された方(これが本来設計士のあるべき姿と思います)で独自の
地熱工法を開発し実際に熱利用住宅を建築していました。
その完成見学会の招待状を頂き見る機会が有りました。
費用対効果を考え、私は別工法の地熱利用を取り入れましたが、
恐らく一般住宅でこれ程まで考えられている設計士は当地では、
私の知る限りこの方一人でした。
それで、まじめな設計士には申し訳ないが、一般的に木造住宅設計を
片手間程度に思っているのであれば、一般ユーザーの皆様に解り易く、
箱物(ビル・マンション等)か、
木造なのか、
そして、意匠設計、構造計算、どの部門を専門分野にしているのかを看板に
挙げては如何でしょうか?
そうすれば、ユーザーの皆様も設計士の「えらび損ない」をしないで
済むと思います。
これは建築業者にも言えます。
箱物か木造なのか。
今では、土木工事や箱物が少なくなり、木造住宅に進出する建設業の方も
御座いますが、建築基準法をクリアーした程度の住まいで充分等と
思わないで取り組んで頂きたいですね。
最後に、私共に貴方達の色々な噂や情報が入って来ます。
勿論、建築関連業者に始まり納材業者の話ですが、大半は貴方達について
良い事を言いませんね。
彼らの話からは設計士の90%以上はと?????首を傾けていますよ。
・・・何故なのでしょう。これ以上は言いません。
それでも、一般ユーザー様は我々施工者には厳しい目を向けますが貴方達には
寛大です。
それは、貴方たちを全面的に信頼しているからでしょう。
その知能と技術と人間性を。
だったら誇らしげに設計士に頼んであると言われる善良な方の、厚い期待に応える義務が有るでしょう。片手間なんて失礼では?
本当にまじめな設計士には大変失礼な事を言いましたが、住まい造りは人生そのもので、幸せも不幸せもこの事業が大きく関わります。
命を担保にして建築するのです。この期待に応えてあげて下さい。お願いします。
まじめな社長のまじめな住まい造り実践会 代表 米田正憲