Are Core Hire Hare ~アレコレヒレハレ~

自作のweb漫画、長編小説、音楽、随想、米ラジオ番組『Coast to Coast AM』の紹介など

天国の証明

2013-12-20 23:33:01 | Coast to Coast AM

今回ご紹介する『Coast to Coast AM』のゲストはエベン・アレクサンダー博士(Dr. Eben Alexander)です。
アメリカでも名うての脳神経外科医であった彼は、死後の世界や神の存在など信じてはいませんでした。
さらに赤ん坊だった彼をやむなく養子に出したはずの実父母が、その後結婚して家庭を築いていたという事実を知り、よりその考えは強固なものになりました。

しかし、ある出来事が彼の考えを180度変えたのです。

2008年の12月のある日、博士は自宅で突然背筋を猛烈な痛みに襲われます。
911番を呼ぼうとする妻に「自分は医者だ。この程度は大丈夫」と制止しますが、髄膜炎によりほどなく意識を失います。
その昏睡状態に経験した世界は驚くべきものでした。

初めは、言葉も記憶も失ったまるで泡立つ泥のような永遠とも思える意識の中をさまよっているようでした。
そこに自転する明るく白い光が現れると、彼をその世界から救い出してくれたのです。

その『光』に連れ去られた世界はとても素晴らしい物でした。
まるで地球の大自然のように、山々がそびえ川がせせらぎ、心地よい風が注ぎ、花々が咲き誇っています。
そこには聞いたこともない素晴らしい音楽が流れ、数万もの蝶々が飛んでいるのです。
自分に寄り添うその羽には「頬骨がチャーミングなとても美しい女の子」が乗っていました。
そこは「何も間違うことのない」世界でした。

と同時にそこは外の領域につながる出入口であり、その先には冷たく空虚な闇を愛や神聖で創造的な力が満たしオーブが輝いていたのです。

そして彼は『光』から様々なことを言葉を超えたコミュニケーションで教えられます。
それは「愛は織りなすもの」であったり「悪の必要性」といった様々な教訓でした。

その後彼は帰還し、昏睡した一週間後に意識を取り戻します。
医者の診断によるとその確率はほんの数%しかなかったにもかかわらずです。
しばらくの間は家族の顔はおろか言葉すら思い出せない状態でした。
にもかかわらず、昏睡状態の間に体験したことははっきりと憶えていたのです。

更に彼は驚くべき事実を知ることになります。
死後の世界で出会った蝶々の羽に乗った美しい女性が、十年前に亡くなった実の妹にそっくりだったのです。
彼は一度も実の両親とその兄弟にあったことはありませんでした。
そして、自分の体験した世界が他の多くの臨死体験した人の証言との一致していることも、です。

脳の機能が一部停止している昏睡状態で意識があったことは彼の持つ医学の常識を覆すものでした。

米ラジオ番組『Coast to Coast AM』を聴くには

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博士の体験談は日本のテレビ番組でも紹介されたようです。本の表紙には天国で出会った蝶々が

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本当の自分に会いたい

2013-12-19 23:45:21 | コラム

黒子のバスケ脅迫容疑者「成功者へのやっかみがあった」…アニメ関係専門学校中退(毎日jpの記事より)

昔、就職活動で『自己分析』なんて言葉が流行した時期がありました。
自分にあった業種選びや、実際に面接で志望動機をちゃんと答えるのに必要なのだそうです。
そのために怪しい自己啓発セミナーに通って「本当の自分に出会えた」と目を爛々と輝かせていた人もいました。

確かに自分を知ることは難しいです。
人によっては一生かかっても分からないくらいの大問題です。

上記事の容疑者はマンガ家になる夢破れ、それが人気漫画家への逆恨みへとつながったようです。
専門学校に入るくらいですから、読む方は本当に好きだったんだと思います。
しかし、推測ですが、彼は学校に入る前にマンガどころかイラスト一つ満足に描いたことはなかったんじゃないでしょうか?
それでともかく学校に入ってみたが、やっぱり描くことができなかったのでしょう。

恐らく彼の「なりたい本当の自分」は漫画家ではありませんでした。
ただ何かをなしとげることで、いろんな人に自分を認めてもらいたかっただけです。
その気持ちは、気の合う友だちを作ったり、社会で働いたり、家族を持つことでも満たされるものです。
ところが「本当の自分」に気づかず、マンガを描くことでしかその方法がないと思い込んでしまったのが不幸でした。

彼も頭を冷やせばマンガを描くことなんて好きでも何でもなかったことに気づくはずです。

ところで、こういう犯罪が起こる度に思うことがあります。
それはその情熱を正しい方向に使えれば、何か成し遂げられてそうな人もいそうだということです。

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湘南UFO騒動

2013-12-18 23:25:58 | コラム

島根県庁でポルターガイスト発生か!? 時計250台が午前1時35分を指して一斉にストップ、調査へ(産経新聞の記事より)

先日、キリストの受難を疑似体験できると僕の中で評判のバイト先の塾で授業をしていた時のことです。
どういう話の流れだったか生徒の女の子が「自分はUFOを見たことがある!」と言い出しました。

高校受験もいよいよ近づく年の瀬、彼女の心労もいよいよ幻覚を見せるまでになったのかと心配しつつ、詳しい話を聞いてみることにしました。

皆寝静まった夜、湘南平の麓の自宅の窓から物思い秋の空を彼女は見上げます。
おぼろ月夜を眺めて「あの人(※女)も同じ月を見上げているのかな…」と打ち明けられない百合恋心をそっとかみしめていたのかもしれません。

と、そこに光を見つけます。
最初は飛行機か何かと思ったようですが、どうも様子が違います。
(実際あの辺りは厚木基地からの軍用機が夜間飛行によく来ています)
赤と青と白のカラフルな光を放つその飛行体は音もなく、ただフワフワと上空を漂っています。
不思議に思って眺めていると、次の瞬間、急に速度を上げ夜空を横切りいきなり消滅したそうです。

ここまでならある意味ありえることかもしれませんが、話はここで終わりません。

と、その話を聞いていた隣の男子生徒が突然「それ、俺も見たことがある!」と言い出したのです。
(その子は彼女とは同じ中学校に通う下の学年の子でした)
どこで見たのかと聞くと、まさしくその女子生徒の家の辺りだったのです。

これにはさすがに驚きました。
ですが、彼女が言うには近所では目撃証言が多数報告されている有名な話だそうです。

「幽霊の正体見たり枯れ尾花」なんて言葉があります。
しかし、たとえこのUFOが『枯れ尾花』だったとしても、一体何が皆をそう思わせたのかは調べる価値はありそうです。

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こちらはJR佐倉駅改札前のショーケースに捕獲されたグレイ型宇宙人です

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あの業界の裏事情

2013-12-17 23:36:42 | コラム

現役ミス・インターナショナルの吉松育美さんが日本外国特派員協会で会見、芸能事務所役員によるストーカー被害を訴える(J-Castの記事より)

先日、とある縁でイベンターをされている方とお話する機会がありました。
普段テレビに出ているあの人やこの人の意外な素顔はやはり下世話に楽しめます。
(上記事のお話も少し聞けましたが、ほぼ噂通りの内容です)

そんな中その方が接した中でダントツの好感度一位が「剛力彩芽」さんでした。

正直なところ、ドラマのキャスティングには果して彼女が適役だったのかと思わせるものも多いです。

一方で、彼女の与えられた仕事に果敢にチャレンジしていく姿には素直に敬服しています。
そして、スタッフ内での評判は素晴らしく現場では皆とても楽しく彼女と仕事ができると聞いて納得できた面もありました。

例えば、僕の好きなアニメでも似たことは思い当たります。
作品的にあまりヒットを飛ばせない監督さんが意外と重宝されていることがあります。
脚本家さんの中には担当する作品のストーリーがことごとく破綻すると評判の人もいますが、仕事に困る様子はありません。

そんな人達も、人格的に素晴らしくスタッフは楽しく仕事ができるのかもしれません。
また、毎度毎度の超展開も実は他の人の意見を嫌な顔せず取り入れるお人好しだから起こるのかも知れません。
あるいは、確かに実力はイマイチだけど手が早く期限をしっかり守ってくれるなど…

これは逆のことも言えるでしょう。
世間では優秀とされている監督さんでも、こだわりが強すぎて現場のトラブルが絶えないなんてこともありそうです。

何事も表に出ることだけではわからないことが多いです。
そういう裏の事情にまで思いを馳せてみると、物事はより複雑に面白く見えてくるはずです。

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より長い目で見られた方が勝ち

2013-12-16 23:40:53 | コラム

「うちの子が御社の入社試験に落ちたから取引やめるわ」…モンスタークライアント被害報告が続々と(マイナビの記事より)

今の家に引っ越す前の話なのですが。

当時のお隣さんは近所でも評判のモンスターネイバーでした。
お陰でゴミ捨て問題、迷惑駐車など相隣問題を一通り経験しましたが、中でも騒音には悩まされました。
昼間から夜まで家の中で延々とケンカをし、わめき声が通りにまで響き渡るのです。
あんまり大声でがなりたてるので聞きたくもない話の中身まで伝わってきます。
どうも奥さんが内縁の夫を家から追い出したい様子でした。
しかし夫は自分のお金を奥さんにとられたと考えていて、それを返さないと出て行かないというのです。
一度は警察沙汰になって、パトカーが家の前に止まっていたのを見たこともあります。

そこそこ立派な一軒家でしたが、不思議と家人の誰も働いている様子はありません。
雨戸は一日中閉めっぱなしで、家の出入りもわざわざ勝手口を使っていました。

しかし、その騒ぎもある時を境にぱったりとやみました。
夫の方が亡くなったのです。

そしてつい最近、もう一方の奥さんの方も病気で急逝したと風のうわさに聞きました。
恐らくまだ50代だったと思います。

どんな人でもいつまでも本人の思い通りにはいきません。
嫌な環境でも苦しみは永遠には続きません。
結局のところ最後にプラスマイナスがゼロになるように収束するようです。
ならば、目の前の嫌なことにとらわれすぎず、より長い目に立つことが、人生を改善させる一番の方法に思えます。

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死の手の中に

2013-12-13 22:52:13 | コラム

手話通訳が「でたらめ」との指摘 マンデラ元大統領追悼式・・・南アフリカ[13/12/12] (時事通信の記事より)

リーマン・ショックの後しばらくの間、比較的影響が少なく景気が良いとされていたのがアフリカ諸国です。
当時、輸出関係の小さな事務所に勤めていた僕はそんな人達とやりとりする機会がありました。

まず興味深かったのは、アフリカ諸国からの注文のオファーのメールです。
そのドメインである@マーク以下で、フリーメールについで多かったのが『○○.org』です。
それも社会で習ったことのある名だたる国際機関のものが多かったです。
今も国内産業の少ない向こうのエリートの人達はそういうところに就職するのが一番の出世なのかもしれません。

その中でとあるザンビア出身の黒人男性と何度かメール上でやりとりを任されたことがあります。
彼に送った品物が「黒」だったのですが、「僕と同じくらい黒いよ(爆笑)」と一緒に写った写真をメールしてくるナイスガイでした。

気さくな人物だったこともあり、僕は用立てのついでに彼にとある質問をしてみました。
それは「君の苗字には何か意味あるわけ?」というものです。
というのは、彼の苗字がアフリカ特有の「ン」からはじまるような、いかにもエキゾチックなものだったので興味がわいたのです。

すると彼は「上手くは言えないけど…」と前置きをしてからこう答えてくれました。

『In the hands of death(死の手の中に)』

日本でも比較的ポピュラーな鬼塚さんなどは多少似たニュアンスかもしれません。
がしかし、彼の答え聞いて馴染みの薄いアフリカ文化の深淵を垣間見たような気がしたのです。

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自分のソースを忘れない

2013-12-11 23:41:05 | コラム

つい使ってしまったよその方言1位「なんでやねん」(マイナビウーマン)

随分前ですが、とあるラッパーが某有名ラッパーをディス(ディスリスペクト)っているのをネットで見ました。
喧嘩の発端はよく分かりませんが相手を『ソース』を忘れた『フェイク(偽物)』だと批難していました。

ソースとはいわば自分のルーツのことです。
生まれ育った家族や故郷、それに仲間あるいは自ら寄って立つべき価値観なんてものもあるでしょう。
彼はこうしたものを相手の方が捨て去ったと憤っていたようです。

さすが自ら信じた道を求める者のひとりとしてのヒップホッパーの言葉は重いです。

例えば、日本の大企業はグローバルに活躍しています。
しかし、その多くは今だに日本に本社を置き、日本の社員と国内の株主で経営されています。
グローバルというならソニーのようにほとんど外国会社のような企業がもっと増えていい気がするのですがなぜでしょうか?

日本人というのは世界で一番新しもの好きで要求が高い人たちです。
その厳しい国内市場で叩き上げられた企業というのは、他の地域でも通用することが多いのです。

つまり『ソース≒自らのルーツ』を忘れないことが、かえって日本企業を『国際的』にしているというわけです。

それに対して、日本のインテリ達の間ではこの『ソース』は忘れた人ほどエラいとされています。
いかに国籍や人種や民族あるいは性別にとらわれず、グローバルで合理的でコスモポリタンであるかが彼らの腕の見せどころです。
僕も少しは共感できる部分はありますが、しかし、いつかこの方たちも壮大にディスられる時代が来るのでしょうか?

さて、かくいう神奈川で育った僕もつい関西弁をつかってしまうタイプです。
両親共に関西出身で生まれも大阪ですからソース的にぎりぎりディスられないラインでしょうか。

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和歌山の寒川村にある寒川(そうがわ)神社。先祖の寒川朝玄が1204年に創建。氏神様も我々のソース一つです

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ロリコン男子への大いなる疑問

2013-12-10 23:42:02 | コラム

著名な慶応大准教授、実はロリコンだった…13歳女子中学生と性行為し撮影、PCには40人以上の少女わいせつ映像が(産経新聞の記事より)

ロリコンの定義はさておいて、かねがね疑問に思っていることがあります。

それは世間で広く出回っている、なぜロリコンになるのかという説明のことです。
例えば「『自分に自信のない』男性が大人の女性に上手く接することができないために未成熟な少女を恋愛の対象とする」というものです。

しかし、僕から言わせれば子供のほうがずっと難しい性格の子が多いです。
むしろ、大人の女性はその点こなれており、皆物腰が柔らかいです。

確かに小さな女の子は素直で純粋に思えます。
でも、その純粋さもせいぜい5,6歳くらいまでで、その後は良くも悪くも子供らしい我が出てきます。
女の子のほうが成長が早い分、10歳位にもなれば口も達者になり、気むずかしい面が出てきます。
多くの場合、この年くらいから娘が父親とお風呂に入りたがらなくなり、十代後半くらいまでは父親を疎んじるようになります。

そういう女性特有の成長過程を18歳くらいで乗り越えていきます。
少なくとも小中学生の女の子のような好き嫌いの激しさは大分落ち着きます。

そこで先述の疑問が出てきます。
ロリコンが自分に自信がないのなら、そんな年頃の女の子を恋愛対象にするというのは無理があると思うのです。
むしろ、なんでも受け止めてくれる包容力のある大人の女性のほうがいいはずです。

推測でしかないのですが、ロリコンの人の考える「少女像」というのはあくまで想像の産物でしかないのではないでしょうか。
それは見た目の身体的な未熟さからくるイメージにほかならず、中身を問題にしていない気がします。

そこで、ロリコンに悩む人はあくまで合法的な範疇で実際に少女たちに接してみることをおすすめします。
イメージとの乖離に幻滅して更正のよいきっかけになるはずです。
確かに女子小中学生には明るく元気な子が多いですけど、乙女の胸の内はもっと繊細で複雑なのです。

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続・これからの音楽の形

2013-12-09 23:59:55 | コラム

「コンテンツに鍵をかけないほうが音楽は売れる」 新たな研究で明らかに(GIZMODEの記事より)

CDが売れなくなって久しい昨今ですが、今年のオリコンのCD売上上位を占めたのがご存知『AKB48』でした。
CDに投票権や握手券をつける抱き合わせ商法には、僕も諸手を上げて賛成はしません。
しかし、案外これからの音楽業界の可能性を示している気もしています。

違法アップロードも含めてネットがあれば簡単にアーティストの曲が聴ける時代です。
単にその人の曲を聴くためにCDを買う人はこれからも少なくなる一方でしょう。
上記事にもあるように、むしろ規制をかけない方がかえって売上に貢献するとの話もあります。

youtubeやニコニコ動画で自由に聴ける時代だからこそ、ファンの欲求は肥えていきます。
生で直接曲に触れたい、他のファンとの一体感を得たい、あるいは自分の声を届けたいと思うようになるはずです。
ライブもその一つですけど、また別の新しい答えがAKB48の「イベント・チケット抱き合わせ商法」だと個人的には思うのです。

同じエンタメ業界でも映画は音楽業界の先を行く理想型の一つです。
作品だけならレンタル屋さんで借りて家でのんびり観ればすむ話です。
しかし、観客は大画面と音響の迫力を求めて映画館に足を運び、それが興行収入を支えています。

アニメ・ファンはさらにその先を行っていて、高いDVDを買うのも作品を応援するための『お布施』といったりします。

ともあれ、応援したい、一緒に楽しみたいというファンの情熱の受け皿がCD購入という時代はそろそろ終わりな気がします。

Now Playing... / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / / /
ニギわう森 - At a forest on the day-

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追う身は楽し 追われる身は辛し

2013-12-07 23:00:41 | コラム

W杯組み合わせ 日本はコロンビア、ギリシャ、コートジボワールと同組!(FIFA公式サイトより)

オリンピックでよく見られる光景にこんなのがあります。
メダルを掛けたトーナメント決勝で各選手肉薄する接戦を演じた後、電光掲示板に順位が表示された時です。
金銀銅のメダルを獲得した選手たちのうち、2位の選手が一番悔しそうにしているのです。

考えてみればおかしな話です。
順位で言えば3位の選手のほうが2位より悔しがっていなければいけない気がします。
しかし、2位は金メダルを取れなかった悔しさ、3位はぎりぎりメダルに手が届いた嬉しさが先に来るようです。

自国のサッカーの成長を一から見られた多くの日本のファンは本当に幸せだと思います。
プロリーグが発足して以来、この20年間多少の波はあっても選手個人の能力もチームも良くなる一方です。
強豪国との対戦も負けて当然、勝ったら金星と失うもののない挑戦者の立場でやれました。
ある意味で、一番気楽でかつ勝った時の喜びの大きいお得なポジションです。

しかし、右肩上がりの成長もいずれピークアウトする日は来ます。
その時に我々は今と同じ情熱でサッカー日本代表を応援できるでしょうか?
限りない成長を夢見られた頃とは違って、銀メダルでくやしがるようになってしまわないでしょうか?

日本経済だって似たことは起こりました。
しかし、それなりに成熟した独自の文化を育てることができた日本人は、それほど将来に悲観せずにすんでいます。
ちょうどサッカー発祥の地である英国でもサッカーとともにその面でも先輩です。

また心がけ次第ではどんな試合でも課題を見つけ勝利を喜べる挑戦者でいられます。
「初心忘れず」とはそういう意味なのでしょう。

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