何か作るか、どうせヒマだし

何か作ったり、作ろうとして放り出したりした記録を蓄積していきます。
...という構想だけ練っています。

pcDuinoをどうにかしたい、それも日本語で

2017-07-01 18:22:28 | pcDuino

pcDuino3 nanoについての投稿です。

日本語を使いましょう。

chromeなどのアプリでは特に設定もせずに日本語のサイトを見ることが出来るのですが、入力する手段がないと検索のためのキーワードも入力できません。

pcDuino3 nanoでは標準で中国語の変換エンジンがインストールされているのですが(いいなぁ)、日本語の変換は別途インストールする必要があります。

慣れた人であればapt-get で目的のソフトを一発でインストールできるのですが、ここではSynapticを使って、Anthyをインストールしてみます。

***** Synaptic を使う *****

まずはSynapticを起動します。

パスワードの入力を求められますので、'ubuntu'と入力します。

 

起動したらまずは画面左上にあるReloadのボタンをクリックし、リポジトリを最新の状態にしましょう。

 

Reloadが終わると次のようなメッセージが出て怒られるのですが、今回は無視します。Anthyのインストールには問題ありません。

 

Searchのボタンをクリックし、検索で'Anthy'と入力します。

 

検索結果がリストとなって表示されるので、インストールしたいファイル名の頭の四角をクリックし、選択肢の中から'Mark for installation'を選択します。

インストールするファイルは少なくとも次の5つです。

  1. anthy
  2. anthy-common
  3. ibus-anthy
  4. kasumi
  5. libanthy0

 

 

このとき'Mark additional required changes ?'と聞かれたら、'Mark'をクリックします。

 

必要なファイルが全て選択されていることを確認したら、Applyのボタンをクリックします。

 

Applyが完了したらSynapticは終了し、pcDuinoを再起動します。Xの再起動だけで良いと思いますが、Rebootした方が手っ取り早いので。

インストールの作業はこれで終わりです。

 

***** まだ作業があったりして *****

インストールしたAnthyを使うための設定が必要です。

スタートメニューから'Preferences'→'Keyboard Input Methods'を起動します。

'IBus Preferences'という画面が開きますので、'Input Method'のタブを選択します。

'Select Input Method'から'Japanese'→'Anthy'を選択します。'Add'をクリックしてリストに追加したあと、さらに'Up'をクリックして、Anthyが一番上に来るようにします。

これでAnthyが使えるようになりました。

ちなみに、日本語入力の On/Off は CTRL+SPACE です。

また、変換エンジンの切り替えはAlt+Shift+Lです。この場合は日本語入力のAnthyと中国語入力のGoogle Pinyinが交互に切り替わります。

 

***** 使いましょう *****

試しにリーフパッドを開いて何か文章を書いてみましょう。

CTRL+SPACEで変換をOnにし、文章を入力してみます。

ここでヘンテコな漢字が表示されたらGoogle Pinyinになっていますので、Alt+Shift+LでAnthyに切り替えてみます。上手く切り替わらないようでしたらpcDuinoを再起動してみます。

もし、それでもだめならGooglePinyinを削除してみてください。

これでpcDuinoで日本語入力が出来るようになりました。