何か作るか、どうせヒマだし

何か作ったり、作ろうとして放り出したりした記録を蓄積していきます。
...という構想だけ練っています。

夏だ! Sambaだ! pcDuinoだ!!

2018-06-03 10:49:48 | pcDuino

前回の記事でpcDuino3 nanoにハードディスクを増設したので、これをネットワーク上で他のPCとファイル共有できるようにします。

ただし、ここでは自宅でWindowsマシンとファイルのやり取りをすることを想定し、セキュリティやユーザー管理は一切考慮していません。必要最低限の作業を行います。

当然のようにSambaを使います。

 

***** Sambaをインストールする *****

デスクトップからSynapticを起動し、"Samba"のキーワードで検索をかけます。

ここでSamba2とSamba4が出てくるのですが、Samba4はバージョンがAlphaになっていたので、実績を優先してSamba2をインストールすることにします。

 

 

インストールが終わったら、LXTerminalを開き、

sudo leafpad /etc/samba/smb.conf

とタイプして設定ファイルを編集します。

何か難しいことの書かれたファイルが開きますが、気にせず最後に次の文を加えます。

 [SharedDocs]
comment=Linux Share
path=/media/Archive
public=yes
writeable=yes
browseable=yes
guest ok=yes

ここで、見出し部分の[SharedDocs]がネットワーク上に表示されるディレクトリ名になります。

path=はpcDuino3 nano上の、ネットワークに公開したいディレクトリです。ここでは前回増設したハードディスクのマウント位置を指定しています。

 

上記の設定を追記したら上書き保存します。次に

sudo /etc/init.d/smbd start

とタイプすると、今書き込んだ設定でSambaがスタートします。

他にもコマンドとして、

sudo /etc/init.d/smbd stop

sudo /etc/init.d/smbd restart

sudo /etc/init.d/smbd reload

があるみたいです。"smbd stop"はともかくとして、他はどう使い分うのか判りません。

あと、せっかくLXTerminalを開いたので

ifconfig

と打ってpcDuino3 nanoのIPアドレスを確認しておくことをお勧めします。

 

***** Windowsでは *****

これで他のWindowsマシンのエクスプローラに

¥¥UBUNTU¥SharedDocs  (¥は半角です、念のため)

が現れるハズです。もし現れなければ、pcDuino3 nanoのIPアドレスを打ち込んでみてください。

 

ただし、この状態ではまだ読み書きが出来ません。おそらく

"アクセス許可がありません..."などと怒られるでしょう。

 

***** 最後の仕上げだ *****

再びpdDuino3 nanoのLXTerminalに戻り、ディレクトリのパーミッションを変更します。

 chmod 777 /media/Archive

と打つとアクセス制限が無制限になります。

 なお、pcDuino3 nanoを再起動するとハードディスクのマウントが解除されますので、外部からアクセスする前にFile ManagerかDiskUtilityを用いて手動でマウントする必要があります。

あるはずのファイルが全部消えた!アクセスも拒否された!ということになって慌てふためくことになりますので、ご注意を

おわり

 


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