YADOMEGURI~Ancient Blue Annex~

HP「Ancient Blue」のアネックス(別館)です。宿情報はこちらにUPします。

Hostal El Cactu

2013-03-20 01:08:14 | 南北アメリカ

2013年3月に宿泊しました。



Hostal El Cactuは南米ボリビア・ウユニタウンにあるエコノミーホテルです。
日本語読みだとエル・カクチュと読むのでしょうか?
翻訳ソフトに入力しても意味が出て来ません・・・
場所は先日UPしたウユニパレスホテルのアルセ広場を挟んで向かいです。
2012~2013版「歩き方」のウユニタウンマップを参照して下さい。
歩き方の地図では「Cacutu」となってますが、看板を見る限り「Cactu」が正しいと思います。

ウユニ最終日の宿は、日本から予約しないで現地で探しました。
街中にはエコノミーホテルが多く、宿探しには困らないと思った事、
そしてホテル予約サイトで予約出来るようなホテルはほとんどなかった事が理由です。

まずは日本人御用達の代理店・穂高ツアーを出て左にすぐの「Avenida」。
穂高から近いのでツアー会社と同じく日本人に人気の宿です。
フロントに公示されてる価格は2名だとトイレシャワー共同で60ボリ、
トイレシャワー付きだと100ボリでした。
(レートは1ボリ=約14円)
フロント男性に声をかけると「今日はもう空いてないよ」と言われ、
「いや明日泊まりたいんだけど」と返したら「だったら明日昼の12時に来てくれ」と言われました。
チェックアウトが11時なので、翌日の延泊の有無で対応するって事でしょう。
人気の宿なので対応も強気です。

次に穂高ツアーを出て逆に右のすぐのところにある「Hotel Julia」。
こちらはフロントに英語も全く通じない男性がいて、苦労して片言のスペイン語で
聞いたところ、明日は空いてるがトイレシャワー付きで160ボリとの事。
「Avenida」より随分高いです。
対応もぶっきらぼうで、ディスカウント交渉してもとりつく島もなかったので、
保留にして外に出ました。

3つ目に見つけたのがこのEl Cactuでした。

なにやら手作り感満載のフロント。




私達が中に入るのとほぼ同時に白人っぽい男性が入ってきて、
ゲストかと思ったらここのご主人のようでした。



この方もほぼスペイン語オンリー、英語がほんの片言程度でしたが、
紙も使いながらとても一生懸命に説明してくれ、設備等で無いものを尋ねると
「それはないんだよ、ごめんね」と両手を合わせたジェスチャーを交えて
答えてくれたりして、ものすごく好感が持てました。
部屋も特別悪くなかったし、何より非常に感じがよかったのでここに決めました。
やっぱり「人」って大事だよなあ、と思ったのでした。。。

料金はトイレシャワー共同で80ボリ、トイレシャワー付きで130ボリでした。
(一人当たりなのでシングルユースだと各40ボリと65ボリ)。
どちらにするかちょっと悩みましたが、翌朝の出発が朝早いので共同シャワーの
使用時間を聞くと、朝7時(7時半だったかも?要確認です)~夜10時との事。
朝シャワーを浴びてから出発したかったので、130ボリの部屋にしました。
「Avenida」と「Julia」の中間の価格帯でしたが、ご主人の感じが良すぎて
値切る気はさっぱり起きませんでした。

深夜にご主人が宿にいなさそうな作りだったので、早朝出発の時に鍵はどうすればいいか
聞いたところ、フロントの前にある部屋を指さし、ここで寝てるからノックして起こしてね
と言われました。
実際にはご主人じゃなく、ローカルっぽい男性が対応してくれましたが、
この方もとても親切かつフレンドリーな方で、チェックインからチェックアウトまで
本当に気持ちよく使えました。

宿の廊下はこんな感じ。
現地のアパートを借りてるような気分でした。



宿泊した205号室の前。



テーブルに灰皿が見えると思いますが、シャワールームに何故か置かれてあった灰皿を
持ち出したものです。
灰皿があるって事は吸っていいのかなと思い尋ねると「ごめんね、外で吸ってね」と
また両手を合わせて謝られました(^^;
しかし何故灰皿があったのかは謎のままでした・・・

部屋は決して広くありません。
っていうか狭い(笑)。
まあ寝る分には十分だけど、せめてツインがあるか聞けばよかったかなあ。



ベッドルームの奥にトイレと洗面台とシャワーが。
ドアには鍵がかかってて、トイレシャワー付きで借りると開けてくれます。



シャワーは私が使った時は途中で温くなりかけてちと焦りましたが、
相方が使った時は順調にお湯が出たようです。



バスタオル人数分、シャンプーと石けん、トイレットペーパーは部屋に常備はしてないけど
チェックインした時に持ってきてくれました。
ドライヤーや歯磨きは聞いてないけど、多分ないんじゃないかと・・・

こちらは共同のシャワー&トイレ。
作りは室内のものとほぼ変わりません。
少なくとも2階には男女各1つずつありました。
他の階にもあるかどうかは未確認です。



結論。
多分部屋のグレード的にはウユニの街の水準か、やや落ちるかってとこだと思います。
でも掃除も十分にされてたし、何よりも人が良い。
実に気持ちよく滞在出来ました。
もしウユニに再訪する機会があれば、ここに全泊するつもりでいます。
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Uyuni Palace Hotel

2013-03-18 23:23:52 | 南北アメリカ

2013年3月に滞在してきました。



ウユニパレスホテルはボリビア・ウユニの街中にあるエコノミーホテルです。
場所はアルセ広場の東側、2012~2013版「歩き方」のウユニタウンの地図に"Palace"
という名称で載っています。

午前中にウユニに着き、夕方6時のサンセットツアーまで時間もあるし、
かといってこの日宿泊先のクリスタル・サマーニャのチェックイン時間はまだまだ先。
そんな状況で、2~3時間体を休める為にデイユース出来るホテルがないか探してました。
最初のホテルで断られ、2軒目に入ったのがこのホテル。
言い値は1人1時間20ボリ、2人だと40ボリ。(当時のレートで1ボリ=約14円)
近辺のエコノミーホテルの宿泊料がシャワー付き2名で100~200ボリなので、
1時間だけにしちゃかなり高いです。
交渉してなんとか2時間2名40ボリにはなりましたが、もうちょいいけたかな?
疲れててあんまり交渉する気力がありませんでした・・・

鍵受け取る時にタオル必要か聞かれ、2人で共有すればいいやと1枚だけ
持ってきてもらいましたが、言えば2枚持ってきてくれたっぽいです。

1階の入り口部分はレストランになってて、その脇の廊下を突き当たりまでいって
階段を上った2階以上の部分がホテル。
部屋は最上階で311号室だったかな?



何故だかトリプル仕様の室内。



シャワー浴びて横になるだけなので必要ないけど、TVもあった。



全体写真で見ると値段なりにまあまあな気もしますが、
肉眼で見るとかなりメンテナンスが悪いです。
あちこち埃や髪の毛だらけ・・・

 

建て付けがガタガタで引き出しがほとんど使えないチェスト。



何故だかベッドの脇に転がってる壊れた椅子・・・



デイユースだから使ってない適当な部屋を割り当てられたのかもしれないけれど、
もし同じような部屋ならちょっとここに泊まる気はしないなあ・・・
Palaceというのはあまりにも名前負け過ぎる。
翌日街中で泊まるホテルをまだ決めてなかったのですが、ここは早々に候補から外れました。

こんなホテルだけど、室内喫煙はNG(ボリビアはなにげに室内喫煙に厳しい)。
上で吸えと言われたので屋上かと思い上がってみたら、洗濯機や干したシーツが
置いてある洗濯室のような部屋。
灰皿も置いてないし、こんなとこで吸ったらシーツにタバコの臭いが移って、
部屋で吸うよりまずいんじゃないの?と思い、諦めて部屋に戻りました。



で、肝心のシャワー。
まあ部屋なりかな・・・と思ったらまさかの懐かしの電気シャワー!!
フィリピンでの感電の悪夢が蘇ります(苦笑)




まずは先に相方がチャレンジ。
しばらくして「感電してないか-?」と声をかけると、
「感電してないけどお湯が熱い・・・」との返事。
見に行ってみると確かに熱い。
よく見てみるとシャワー上部に切り替えスイッチのようなものがあるので
「これで調節出来ないかな?」「じゃあ試してみるよ」
しかし出て来てからの返事は
「結局変わらなかった・・・」
熱いままガマンして入ったらしい(^^;

続いて私がチャレンジ。
熱い湯好きの私だけど、それでもかなり熱い。
ガマンして入ってると更に温度上昇。
これは熱いとかのレベルじゃなく、このまま続けて浴びてると
確実にウユニの病院に入院レベルだ。
たまらずシャワーを避けて、切り替えスイッチをいじってみるが、
やはり温度は変わらない。
ふと思いついて、左脇のブレーカーを落としてみる。
少しずつ温度が下がってきた。
そのまま水になるかもしれないけど、熱湯よりはマシだわ、と思いつつ浴びてたが
余熱が結構あったのか最後までほどほどのお湯が出た。
なるほどこうやって使うのか!(って、違う気がするが・・・)

ところで、事前情報で「ウユニの上水道施設はまだ万全でなく、
雨季になると濁った水が出る事がある」と聞いていた。
試しにここの洗面台の水をコップに汲んでみると、見事に白濁していた。
でも、同じ事をクリスタル・サマーニャや、この後泊まるHostal El Cactuでも
やってみたのだが、ここのように白濁する事はなかった。
しかも同じ経営で1階がレストランなんだよなあ、ここ・・・

さっぱりダメダメなこの部屋だけど、唯一ちょっと気に入ったのは
天井がトタン屋根製のサンルーフになってて陽当たりがよい事。
最上階のみの特権だろうけど、こういう手作り感、嫌いじゃないです。
でも軽く昼寝もしたかったのに、眩しすぎて眠れなかったんだけど(^^;



結論。
チェックアウトの時に宿帳を覗き見したら、宿泊代は100ボリ台前半でした。
ホテルの質が全体的に高くないウユニですが、同じ価格帯でもっとマシな宿はあるので、
敢えてここに泊まるメリットは感じられないかなあ。。。。
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Hotel Cristal Samana

2013-03-18 00:35:35 | 南北アメリカ

2013年3月に宿泊してきました。



クリスタル・サマーニャは南米のボリビア・ウユニ塩湖畔にある塩のホテルです。
いくつかある塩のホテルの中からここを選んだ経緯については後日、ウユニ個人旅行
マニュアル(仮題)で書くとして、今回はホテルの宿泊レポのみ記します。

場所はウユニ塩湖畔と言っても塩湖から徒歩20分程度離れたところ。
これでも湖畔に立つ塩のホテルの中では一番塩湖に近い場所にあるそうです。
しかも塩湖に辿り着いたところで、塩湖の縁はまだ土混じりの茶色っぽい塩なので、
雨季のウユニ塩湖の醍醐味・天空の鏡には出会えません・・・と書こうと思ってたら
1つだけ「サマーニャから歩いて天空の鏡の場所まで行った」というブログを発見しました!
ただ、どの辺りが鏡張りになるかは時の運なので、原則「鏡張りはツアーで」と思ってた方がよいと思います。。。
あとウユニの町中からは車で30分程度離れており、ホテルのシャトルサービス等もないので、
町に行くには現地の物価からするとかなり高額のタクシー代を払わなければいけないそうです。
利用はしてませんがなんでも日本円相当で2000円とか3000円とか・・・
なので塩湖ツアーに行く時以外はホテルに引きこもるつもりで宿泊した方がよいです。
なにかとデメリットはあるのですが、ホテル好きとしては「塩で出来たホテル」という
他で経験出来ないシチュエーションは是非とも味わってみたかったのです。。。

まず外壁&内壁。
塩を固めたブロックで作られてます。
雨降っても崩れないのが不思議ですね・・・・

 

フロント周りも当然塩。
パブリックスペースの床はビーチの砂のように、固められてない塩です。



あちこちに塩で出来たオブジェやベンチが。

 

 

部屋の前の廊下はこんな感じ。
寒い時期は実際使ってそうな暖炉もありました。



室内。
ウユニの町中のホテルとは雰囲気の良さで雲泥の差があります。
まあ町中のホテルがシャワー付きで日本円だと1000~2000円程度なのに対し、
こちらのホテルは$120ですから当たり前っちゃあ当たり前ですが。



オイルヒーターとTVがありました。



バス・トイレスペース。
奥が固定式のシャワーでガラス扉で区切られています。

 

室内の床はパブリックスペースと違い、固められた塩です。
ただ、流石に少しずつ削れるので、黒いスーツケースを室内で開いたりすると
真っ白けになったりします(^^;



ゲストルームは1階のみで、2階はレストランになってます。
1フロア使ってるだけあって広々として、窓も多くて開放感あり。





宿泊料金に含まれてる朝食はブッフェスタイルでした。
種類はハムとかパンケーキとかサラダとかシリアルとかで味も含めて無難な内容でした。

 

レストランから見た眺め。
延々何も無い大地が広がってます。
徒歩で塩湖に行くにしろ、日没前や夜間は止めた方が無難です。
下手すると遭難します・・・



深夜、一番照明を落とした時間帯の外観。
周りに何も無いだけに星空は塩湖内部に遜色ないくらい見事でした。




・・・・と、ここまで見るとなかなか素敵なホテルなんですが、大きな問題点がありました。
まず到着時。
町中のツアーで申し込んだサンセット&星空ツアーを終えてホテルにチェックインすると、
レストランがもうクローズだという。
フロントの案内を見ると、なんとディナータイムが19:30~21:00のたった1時間半のみ。



時計を見ると、ジャスト21時。
当然ホテル周辺に食べる場所なんてないし、食べるものもほとんど持っていない。
別にサンセット&星空ツアーの終了時間が遅れた訳ではなく、むしろ予定より早めに終わっている。
町中のツアー会社でホテルと塩湖ツアーをまとめて申し込んでるので、
チェックインがこれくらい(むしろもう少し遅い時間)になるのは分かってたはず。
サンセットを見てきた客は飯を食うなと言うのか?
これは酷い。
そんな事を思っていたら、口に出す前に表情で察したらしく、
「サンドイッチくらいなら出来るが・・・」と言うので、
仕方なくそれを晩飯にする事にする。

続いて室内にて。
部屋に入って蛇口を捻ると、水が出ない。
洗面台もシャワーも。
トイレはかろうじて、室内のタンクに残ってる水が出る模様。
部屋まで案内してくれたスタッフが出て行った直後に気づいたので、
すぐに後を追いかけてクレームを入れると、
「水のタンクが小さいので他のゲストがいっぱい使うとしばらく出なくなる。
 30分くらい経ってからまた試してくれ」との説明。
これまた仕方ないので、先にレストランに行ってサンドイッチを食う。
部屋に戻ると、水が出たので相方がトイレに行った。
でもしばらくしてから、私がトイレに行った時にはもう水が出なくなっていた。
その後、就寝まで水が出ることはなく、翌朝サンライズツアーの為に3時に早起き
した時も水は出なかった。
結局、夜の間に水が出たのは夕食後のほんの僅かの間だけだった。
朝8時に戻ってきた時にようやく水が出たが、またいつ止まるか分からないので、
2人一緒に急いでシャワーを浴びた。
案の定、その後少ししてまた水は出なくなった。

他の宿泊者の旅行記を読むとこんな事は書かれていないのでたまたまだったのかも
しれないが、例え「たまたま」であろうと、現地相場では破格の$120も取っておいて
これはあまりにも酷い。

水とか晩飯とか重要な事でトラブルがあると、細かな事まで気になってくる。
この部屋の鍵、当然部屋に出入りする時は外から鍵穴に鍵を差して開閉するのだけど、
室内に入った後も同様に、内側の鍵穴に鍵を差して閉めないと扉が完全に閉まらないのだ。
入室する時に鍵を差して、その後扉を閉めるのにまた鍵を差す・・・
そんな風に何度も鍵を差さなくてはいけないのに、鍵の大きさに比して
部屋番号のプレートが無駄に大きく、回しづらくて非常にイライラする・・・
(写真は部屋の内側です)



そして最後の極めつけ。
チェックアウト後に塩湖デイリーツアーに申し込んでいたのだが、
何故か違うツアー会社の車がやって来た。
どうやら人数の関係で無断で他所に振り替えられたらしい(--;
せっかく評判のいい会社で申し込んだのに、代わりに来たツアーのドライバーは酷いヤツで、
旅行最後の塩湖行きで非常に嫌な思いをする事になりました。
これはもちろんホテルには責任はないのだけれど、町中宿泊のツアーゲストがツアー会社の前で
集合するのに対し、塩のホテルのゲストは町を出発した後、途中でピックアップするので、
その場で申し込んだツアー会社にクレームを入れる事が出来ない。
なので、このような貧乏くじ引かされるリスクもあるという事で、、、

結論。
もしウユニに再度行く事があれば、ここも含めて塩のホテルには二度と泊まりません。
町中のホテルに泊まります。

ただそれでも、塩で出来た珍しいホテルに泊まる経験が出来たのは良かったと思います。
そういった経験をしたい方は、様々なリスクを承知の上でどうぞ。
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