2011年6月に宿泊してきました。

初めてのバンコク旅行でどうしても泊まりたかったのが、
部屋から暁の寺・ワットアルンが眺められるホテル。
単にチャオプラヤ川沿いのホテルというだけならいくつかありますが、
ワットアルンの目の前のホテルとなるとそう数はありません。
最初は、以前に雑誌でチェックしてた
チャクラボンヴィラズに泊まろうと思ってたんですが、
チェックしてた開業当初と比べてかなり値上がりしてる上に、満室。
他にないものか・・・と思い、探した結果見つかったのが、
このアルンレジデンスでした。
この宿、ネットの口コミによると代理店を通しての予約が出来ないとの事で、
念のためあちこちのホテルサイトを探してみると、登録はあるものの、
いざ予約してみようとすると予約不可となってしまいました。
なので諦めて
ホテルの公式サイトよりメールで直予約しました。
日本人オーナーではないので、英文での交渉になところが
ちょっとハードル高いですね(^^;
部屋のカテゴリはデラックスとスイートが3部屋ずつ、
計6室のスモールホテルです。
公式サイトや口コミで調べたところ、スイートにはテラスがある事と
デラックスはメゾネットタイプになっていて実質的な床面積が
手狭な事が分かりました。
せっかくなのでスイート希望にしてメールで交渉した結果、
当時の公式レート5,500バーツ(朝食・税サ込)から20%OFFの
4,400バーツでJasmine Suiteに宿泊する事になりました。
最初は名前からして一番良さげなArun Suite希望だったのですが、
こちらは残念ながら先約済み。
ただ、現地で見た感じでは部屋からの眺望は変わりないようだし、
公式サイトで見るとArun Suiteの方がややスタイリッシュな
インテリアだったので、個人的な好みだとJasmine Suiteでよかったかもしれません。
ホテルは商店などが並んでいる通りから1本奥に入った突き当たりの右側にあります。
通り沿いに小さな看板が出てるだけなので、深夜に着いた時には、
タクシーの運転手さんもかなり迷って探してました。
こちらはホテル前から通り側を見た光景。
すぐ北にはワットポー、対岸の目の前にワットアルンと有名観光地があるので
多少はお土産屋さんっぽい店もありますが、基本的には下町なので、ローカル向けの店や
食堂がいっぱい並んでいます。
飼い猫なのか野良猫なのか分かりませんが、猫達の姿もあちこちに。。。
ホテル前の風景。
一見すると個人の家のようです。
フロントもなんだかホテルっぽくありません。
1階はフロントだけで、急な階段で上につながってます。
Jasmine Suiteは確か3階だったかな?(うろ覚え)
部屋の手前側がベッドスペース。
その奥がリビングスペース。
テラスからはワットアルンが目の前に。
この光景に出会いたかった!
ベッドスペースの手前にバス・トイレ・洗面台のあるスペースが。
バスタブはなく、シャワーのみ。
アメニティ。
セーフティーボックス。
洗面台横の窓を開けるとバススペースからもワットアルンが。
小さいながらもテラスがあるのがスイートの特権。
テラスで寛ぎながらワットアルンを眺める相方。
ただこのテラス、川との間に建物を挟んでます。
この建物、現地の人々が住む長屋風の建物なので、視線を下に落とすと
生活感溢れる光景が・・・(笑)
このロケーションをムードが無くて不快と捉えるか、現地の人の生活に溶け込んでるようで
心地よいと捉えるかで、この宿の評価は大きく変わってくると思います。
私達は後者でしたが。。。
朝食は併設のレストラン「ザ・デッキ」でいただきます。
眺めが良いので夜なんかはこのレストランだけ利用しに来る人も多いそうです。
ただ、こちらからも視線を下に向けるとこんな感じですが(笑)
朝食は結構色んなメニューから選べました。
味はまあ普通、かな・・・
結論。
色んな意味で、泊まる人を選ぶ宿です。
先述した、現地の生活に溶け込むロケーションもそうですが、
ホテルらしいサービスはあまり期待出来ません。
夜はスタッフがいなくなると聞いてましたが、近所の若者(多分高校生くらい)を
雇ってるようで、彼らが適当な時間までいて帰るという具合です。
その彼らがたまに騒いだりギター弾いたりして日付が変わるあたりまでは
騒がしい事も・・・
なんだかホテルに滞在するというより、現地の人に間借りして、暮らしてるような
気分で滞在するのに向いています。
その点は私達は問題なかったのですが、困ったのは中心部へのアクセスの悪さです。
一番分かりやすいのは水上バスに乗って、それからBTSという鉄道に乗り換える
ルートなんですが、随分遠回りで時間がかかる上に、夜7時を過ぎると
水上バスが運行しなくなるので、タクシー利用しかなくなります。
ホテルの周りではなかなかタクシーが捕まらないし、中心部から戻る時も
ドライバーとの面倒な値段交渉が・・・
おそらくバスで中心部に行く事は可能だと思うのですが、慌ただしい日程で
3泊4日ではそこまで調べがつきませんでした。
なので、ホテル周辺だけの移動でのんびり滞在する人か、或いはバスが使えるほど
バンコク慣れしてる人に向いてる宿です。
次回のバンコクは街中にあるホテルにしようと思う反面、
このホテルの眺めの良さとまったりした緩さに惹かれてる自分がいます・・・
最後に、やはりこのホテルの最大の売りであるワットアルンの写真を載せておきます。
昼のワットアルン。
夕陽を浴びるワットアルン。
夕闇のワットアルン。
月夜のワットアルン。