7、塩湖ツアー
ウユニの町から塩湖までは車で40~50分ほど。
ツアーで4WD車に乗って行くのが一般的です。
バックパッカーの方も皆、塩湖にはツアーで行ってます。
ツアーと行っても車一台いくらなので、1人当たりにするとかなり割安になります。
数あるツアー会社の中でも日本人旅行者御用達とされるのが、穂高ツアーとブリサツアーの2社です。
アマソナスのオフィスから行くと、アルセ広場を抜けて左折し、しばらくすると左手に穂高ツアー、
そのすぐ先にブリサツアーがあります。
この2社の前には大勢の日本人旅行者が出入りしており、ツアーの出発時間ともなると
30~40人くらいの日本人が集まってました。
南米でここまで大勢の日本人を見るとは思わなかったので驚きました(笑)
「日本人御用達のツアーは高いから嫌だ」
「地球の裏側まで行って日本人同士でつるみたくない」
なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、他のツアー会社で料金を聞いてきた方の話だと、穂高やブリサより格安だったらしいです。
それでも、塩湖ツアーに関しては日本人御用達のツアー会社を利用するのが正解です。
何故なら、不思議な事に日本人以外の観光客(特に欧米系)は、「天空の鏡」にあまり興味がないからです。
実際に塩湖に行くと分かるのですが、彼らは塩湖の入り口のほんの少ししか水の張っていないところで
椅子に座って寛いでいたり、乾燥した塩の大地で延々サッカーをしていたりします。
なので、そういったゲストをメインで扱っているツアー会社は、頑張って「天空の鏡」を探そうとはしません。
時期によっては雨季でも遠くまで行かないと「天空の鏡」に出会えない時もありますが、
そんな時はそこまで行きたがらないし、行くにしても追加料金を寄こせと言い出したりします・・・
対して、日本人御用達の2社は雨季に来る日本人観光客が「天空の鏡」目当てなのを
よく知っていますし、例え鏡張りになっている場所が少ない時期だとしても頑張って探してくれます。
私達は上記2社から穂高ツアーの方を選びました。
正直どっちでもよかったんですが、どうやらこの2社にはHPというものが無いようで、
穂高の方はメールアドレスだけは分かったので、事前に問い合わせが出来る穂高の方にしました。
穂高のメールアドレスを記しておきます。
hodakamountain_expedition@hotmail.com
ちなみに「穂高」という名前ですが、別に日本人経営ではありません。
現地の方が営業してます。
なので、メールでのやり取りは英語かスペイン語になります。
現地での会話では片言程度の日本語は話してくれますが・・・
穂高とブリサは元々同じ会社だったようで、確か穂高がブリサから独立したのだったかな?
なので金額やツアー内容に大きな差はありません。
他の方のブログで「穂高は値引きしてくれなかったが、ブリサは値引きしてくれた」と
いうのを読んだ事がありますが、雨季の繁忙期(特に私達は春休みシーズンだったので
大学生らしき短期バックパッカーも多かった)だと日本人がひっきりなしに申し込みに来てるので、
完全な売り手市場で値引きは難しいかもしれません。
あと、昼のデイツアーではブリサは長靴のレンタルがなかったようです。
(肝心のサンセット&サンライズでレンタルがあるかどうかは不明です)
穂高は全てのツアーで長靴のレンタルが料金に含まれています)
これ以降の料金やツアー内容については、実際に利用した穂高ツアーのものを書いていきます。
穂高ツアーの入り口。
これはお昼過ぎに撮ったものですが、12時~14時はちょうどツアーの時間の合間という
事もあってかシエスタタイムらしく鍵が閉まってます。
前編でも載せた写真ですが、室内は写真に写ってる範囲でほぼ全部。
広さにすると10畳くらい?
ツアーの料金は車1台いくら、という風に決まってます。
サンライズとサンセットは同料金で、1台910ボリです。
4WD車で定員は基本7人なので人数が揃えば1人130ボリになります。
7人の場合は、助手席に1人、後部の2列に3人×2となり、これでもかなりキツキツなんですが、
どこにどう座らせるのか分からないけど最大8人まで対応出来るようです。
でも何故か8人だと1人125ボリ。
1台910ボリだと1人120ボリでもお釣りがくる計算なんですが・・・
重くなるからガソリン代が余分にかかるって事でしょうか(^^;
デイツアーの方は定員7人で1人当たり200ボリだったので、
単純計算だと車1台1400ボリになります。
バックパッカーで来てる若い人達はお互い友達同士になって7~8人のグループで
貸し切っていましたが、私達のように夫婦やカップル、または少人数の友達同士で
来ているゲストについては、ツアー会社の方で適当に数を合わせて混載ツアーにしてくれます。
また、人数が足りない場合はゲストが店の前にメンバー募集の張り紙をして人を集める、
なんて事もやってました。
日本人旅行者は大勢いたので、なんだかんだで人は集まると思います。
どうしても4~5人程度しか集まらない場合、そのメンバー全員が少し割高になっても
構わないと言うのであれば、車1台分の料金を払えばツアー催行は可能です。
極端な事を言えば、1人で910ボリ払えば、1人1台貸し切りも出来ます。
中にはラブラブなカップルでどうしても2人きりで行きたいとか、
人見知りするから他のゲストと一緒は嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。
けれども「天空の鏡」の場所に行けば、同じツアー会社や別のツアー会社の車が
いっぱいいますし、塩湖でみんなで写真を撮ったりするのも楽しみのひとつです。
私達も普段は自分達の写真をほとんど撮らない方ですが、塩湖ではいっぱい記念写真を撮りました。
では実際のツアー内容について紹介しておきます。
穂高の場合ですが、基本ツアーはサンライズ、サンセット、デイツアーの3種類でした。
なのでそれ以外(例えば早朝から夜までずっと塩湖にいたいとか)の場合は、希望を伝えて
アレンジしてもらう事になります。
その場合、先述した通り車1台いくらの計算になるので、人数が集まらなければその分割高になります。
また、2泊3日の日程で塩湖を越えてチリの国境越えしたり、赤や緑の湖(ラグーナ・コロラダと
ラグーナベルデ)を見に行くツアーなどもありますが、こちらは利用してないので料金は分かりません。
車1台当たり・・・という条件はもちろん同じです。
(1)サンライズツアー
午前3時にツアー会社前に集合して出発します。
塩湖の縁のホテルに泊まってる場合は途中でピックアップするので、集合は午前4時。
(その他のツアーも塩湖の縁のホテルは全て1時間遅れの集合時間です)
そのまま真っ直ぐに「天空の鏡」ポイントに直行するので、着いた頃にはまだ夜明け前。
天気がよければ満天の星空を観測出来ます。
星空撮影には三脚とマニュアル撮影可能なカメラが必須です。
私はISO2000、絞りF3.5、シャッタースピード50秒で撮影しましたが、
状況に応じて自分で調整してみて下さい。
徐々に空が明るくなってきた頃にはこんな感じで星空と人物写真のコラボも撮影可能です。
こちらの写真も要三脚です。
夜が明ける直前、当たりが淡い青に染まる時間~ブルーモーメント~が美しいです。
朝日は山側から昇るので地平線から昇ってくる瞬間を見る事は出来ません。
そのせいか、サンセットより人気なかったりするそうですが、この夜明け特有の
何とも言えない空の色は一見の価値があると私は思います。
日が昇りきって朝の7時頃になると、塩湖を出発して町に戻ります。
(2)サンセットツアー
集合は午後3時、同じくツアー会社前です。
サンライズと違うのは、塩湖に行く前に塩湖の縁にあるコルチャニ村に寄ります。
コルチャニ村はホテルも飲食店もない完全ローカルの村で、塩の精製が主な産業です。
こちらは塩湖から切り出した塩のブロック。
ただ、コルチャニ村には露天の土産物屋が並んでいて、塩湖の塩をはじめ、
塩で出来た様々な土産物が売ってます。
これらの商品は町中の土産物屋では売ってない(ただしメルカドの土産物屋は未確認)ので、
欲しければここで買った方がよいです。
塩湖の塩は袋詰めですが、袋が破れてるのが多いのでよく確かめて下さい。
塩湖内にはトイレがないので、トイレに行くならコルチャニ村で。
有料(確か2ボリ?)です。
なお、サンライズの場合はこちらに寄らないのでツアー中トイレには行けません。
コルチャニ村を出ると塩湖の「天空の鏡」ポイントに行くのはサンライズと同じ。
天気がよければ地平線に沈む夕陽が見られるはず。
私達の時は残念ながら曇りがちでしたが・・・
最後は星空の時間になってから、夜8時頃塩湖を後にします。
日没までは昼の塩湖も堪能出来、サンセットと星空もついてくるので、かなりお得なツアーです。
本当に時間がない人がどれかひとつ行くならサンセットをお勧めします。
(3)デイリーツアー
このツアーは朝10時頃町中を出て、夕方17時頃に帰ってきます。
時間は最も長いですが、「天空の鏡」ポイントだけでなくあちこちに寄るのが特徴です。
私達はデイリーツアーのみ穂高ではないツアー会社の車で行ったので(理由は後述)、
多少ポイントが違うかもしれません。
まずは町を出たらコルチャニ村へ。
次に塩の採取場へ。
ここでは多少の塩なら持ち帰りOKなので、欲しい人はジップロック等を持って行って下さい。
続いて塩水がわき出ている場所を見学。
そして塩のホテル、プラヤ・ブランカ前で昼食です。
この周辺は私達が行った時はほぼ完全に乾燥した塩の大地でした。
食事はドライバーが用意してくれます。
みんなで輪になって昼食。
トイレを使いたい場合はプラヤ・ブランカで貸してくれます。
確か4ボリ?
この後、ようやく「天空の鏡」ポイントに向かいます。
最後は塩湖を出た後に列車の墓場を見学してから町に戻ります。
時期によっては、途中でインカ・ワシ島という塩湖内の島に行く場合もあるそうです。
私達が行った時期は水が多すぎて(?)行けないと言われました。
こんな感じなので、正直言って「天空の鏡」だけが目当ての人にはどうでもいい内容が
多く含まれてます。
「天空の鏡」のみでいいのであれば、サンセット+サンライズだけで十分かも。
逆に色々見てみたいのであれば、お勧めですが・・・
私達は列車の墓場はわりと好みでしたが、後は別にいらないと感じました。
列車の墓場もいらなかったと思う人もいるそうです。
最後に、塩湖の縁にある塩のホテルに泊まる方への注意事項です。
私達がデイリーツアーに参加した時、穂高で申し込んだのに別のツアー会社の車が迎えに来ました。
どうやら、参加人数が中途半端だったので勝手に振り分けられたようです。
はっきり言ってこのツアーのドライバーは最悪でした。
プラヤ・ブランカの前で2時間も時間潰されたり(同じ時間帯に来た穂高の車はとっとと
食事して1時間弱で「天空の鏡」ポイントへ移動)、「天空の鏡」を見に行くなら追加料金を
払えと言ってきたり(同乗者全員で拒否して無料で行かせた)と散々でした。
町中のホテルに泊まって穂高前に集合であれば、別のツアー会社に振り分けだと知った時点で
「だったら行かない」とか「料金高くなってもいいから穂高の車で行かせてくれ」とか
その場で交渉出来ますが、途中ピックアップだとそれも出来ません。
料金も前払いで払ってしまってるし、泣く泣く参加するしかありませんでした。
もちろん後から穂高にクレームを入れましたが・・・
塩湖の縁にあるホテルに泊まる場合は、ピックアップの時間が遅く、逆にホテルに戻る時間は
早いというメリットもありますが、こういうリスクもあるって事を頭に入れておいて下さい。
尚、塩湖の縁にあるホテルでも塩湖ツアーを催行してますが、かなり割高なので
こちらもあまりお勧め出来ません。
宿泊したクリスタル・サマーニャの料金は分かりませんが、ルナ・サラダに宿泊した方に聞いたら
サンライズツアーで1人100US$(!!)だったそうです。
8、ラパスでの過ごし方(おまけ)
ウユニの前後にラパスで半日~一泊程度滞在する方も多いと思います。
そこで、ラパス情報も少し書いておきます。
まずエルアルト国際空港~ラパス市内について。
ミニバスだと1人4ボリです。
空港から乗る時は常時待機してますが、市内だとタイミングが悪いと少し待つ事も。
タクシーだと昼間は60ボリ、深夜だと70ボリになります。
どちらも市内まで30~40分かかります。
空港からのミニバスの終点、イサベル・ラ・カトリカ広場から市内観光バスが出てます。
セントロ地区ルートと南地区ルートがあって、それぞれ午前午後1回ずつで、
時間は1ルート当たり1時間半ほど、料金は60ボリです。
歩き方にはチケットはホテルや代理店で購入と書いてますが、ドライバーから直接購入する事も出来ます。
私達は午前9時発のセントロ地区ルートと午前10時半発の南地区ルートを観光しました。
どちらのルートも最後に1ヶ所だけ降りるところがあって、それ以外は車上からの観光です。
ヘッドホン(なんと日本語対応!)で音声ガイドを聞くことが出来ます。
セントロ地区は市内では教会やら国会議事堂やらの建物やメルカド(市場)を見て周り、
最後はミラドール・キリキリというビューポイントで下車します。
その後最初の広場に戻り、次のルートも観光するか聞いてくるので不要なら下車、
行くなら追加分の60ボリを払います。
南地区は特にこれといったものもないまま、最後の見所、月の谷に向かいます。
月の谷の入場には別途15ボリ必要です。
ここは思ったより規模が小さく拍子抜けした、という感想が多いようですが、
そう思って臨んだからか、それなりに楽しめました(笑)
正直、どちらのルートも最後の下車ポイント以外はどうって事ない内容ですが、
まあ暇つぶし程度にはなります。
あと私達は行ってないんですが、丸一日時間があればラパスから72km離れたところにある
ティワナク遺跡に行くというプランもあります。
バスでも行けるし、市内からのツアーでも行けます。
一応世界遺産に登録されている遺跡ですが、破壊が酷くてあまり見所はないとか・・・
それ以外だと街歩き程度でしょうか・・・
メルカドや土産物屋街を見て回るのも楽しいですが、前編で書いたように特に夜間の
治安には注意して下さい。
そして夜といえば夜景。
すり鉢状になってるラパスの街の夜景はなかなかのものでした。
私達が見たのは市内からエルアルト国際空港に行く途中の高台の夜景です。
ドライバーさんに頼んでちょっと止めてもらいました。
時間が深夜3時台だったので、もっと早い時間ならより素晴らしい夜景だったでしょうね。
市内観光バスで行くミラドール・キリキリからの夜景も良さそうです。
大変長くなりましたが、ウユニ個人旅行マニュアルはこれにて終了です。
大抵の事は書いてしまいましたが、もしご質問とかある方はコメント欄に書いていただければ
分かる範囲で回答させていただきます。
長い文章を全部読んでいただいた方、有り難うございました。
ウユニの町から塩湖までは車で40~50分ほど。
ツアーで4WD車に乗って行くのが一般的です。
バックパッカーの方も皆、塩湖にはツアーで行ってます。
ツアーと行っても車一台いくらなので、1人当たりにするとかなり割安になります。
数あるツアー会社の中でも日本人旅行者御用達とされるのが、穂高ツアーとブリサツアーの2社です。
アマソナスのオフィスから行くと、アルセ広場を抜けて左折し、しばらくすると左手に穂高ツアー、
そのすぐ先にブリサツアーがあります。
この2社の前には大勢の日本人旅行者が出入りしており、ツアーの出発時間ともなると
30~40人くらいの日本人が集まってました。
南米でここまで大勢の日本人を見るとは思わなかったので驚きました(笑)
「日本人御用達のツアーは高いから嫌だ」
「地球の裏側まで行って日本人同士でつるみたくない」
なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、他のツアー会社で料金を聞いてきた方の話だと、穂高やブリサより格安だったらしいです。
それでも、塩湖ツアーに関しては日本人御用達のツアー会社を利用するのが正解です。
何故なら、不思議な事に日本人以外の観光客(特に欧米系)は、「天空の鏡」にあまり興味がないからです。
実際に塩湖に行くと分かるのですが、彼らは塩湖の入り口のほんの少ししか水の張っていないところで
椅子に座って寛いでいたり、乾燥した塩の大地で延々サッカーをしていたりします。
なので、そういったゲストをメインで扱っているツアー会社は、頑張って「天空の鏡」を探そうとはしません。
時期によっては雨季でも遠くまで行かないと「天空の鏡」に出会えない時もありますが、
そんな時はそこまで行きたがらないし、行くにしても追加料金を寄こせと言い出したりします・・・
対して、日本人御用達の2社は雨季に来る日本人観光客が「天空の鏡」目当てなのを
よく知っていますし、例え鏡張りになっている場所が少ない時期だとしても頑張って探してくれます。
私達は上記2社から穂高ツアーの方を選びました。
正直どっちでもよかったんですが、どうやらこの2社にはHPというものが無いようで、
穂高の方はメールアドレスだけは分かったので、事前に問い合わせが出来る穂高の方にしました。
穂高のメールアドレスを記しておきます。
hodakamountain_expedition@hotmail.com
ちなみに「穂高」という名前ですが、別に日本人経営ではありません。
現地の方が営業してます。
なので、メールでのやり取りは英語かスペイン語になります。
現地での会話では片言程度の日本語は話してくれますが・・・
穂高とブリサは元々同じ会社だったようで、確か穂高がブリサから独立したのだったかな?
なので金額やツアー内容に大きな差はありません。
他の方のブログで「穂高は値引きしてくれなかったが、ブリサは値引きしてくれた」と
いうのを読んだ事がありますが、雨季の繁忙期(特に私達は春休みシーズンだったので
大学生らしき短期バックパッカーも多かった)だと日本人がひっきりなしに申し込みに来てるので、
完全な売り手市場で値引きは難しいかもしれません。
あと、昼のデイツアーではブリサは長靴のレンタルがなかったようです。
(肝心のサンセット&サンライズでレンタルがあるかどうかは不明です)
穂高は全てのツアーで長靴のレンタルが料金に含まれています)
これ以降の料金やツアー内容については、実際に利用した穂高ツアーのものを書いていきます。
穂高ツアーの入り口。
これはお昼過ぎに撮ったものですが、12時~14時はちょうどツアーの時間の合間という
事もあってかシエスタタイムらしく鍵が閉まってます。
前編でも載せた写真ですが、室内は写真に写ってる範囲でほぼ全部。
広さにすると10畳くらい?
ツアーの料金は車1台いくら、という風に決まってます。
サンライズとサンセットは同料金で、1台910ボリです。
4WD車で定員は基本7人なので人数が揃えば1人130ボリになります。
7人の場合は、助手席に1人、後部の2列に3人×2となり、これでもかなりキツキツなんですが、
どこにどう座らせるのか分からないけど最大8人まで対応出来るようです。
でも何故か8人だと1人125ボリ。
1台910ボリだと1人120ボリでもお釣りがくる計算なんですが・・・
重くなるからガソリン代が余分にかかるって事でしょうか(^^;
デイツアーの方は定員7人で1人当たり200ボリだったので、
単純計算だと車1台1400ボリになります。
バックパッカーで来てる若い人達はお互い友達同士になって7~8人のグループで
貸し切っていましたが、私達のように夫婦やカップル、または少人数の友達同士で
来ているゲストについては、ツアー会社の方で適当に数を合わせて混載ツアーにしてくれます。
また、人数が足りない場合はゲストが店の前にメンバー募集の張り紙をして人を集める、
なんて事もやってました。
日本人旅行者は大勢いたので、なんだかんだで人は集まると思います。
どうしても4~5人程度しか集まらない場合、そのメンバー全員が少し割高になっても
構わないと言うのであれば、車1台分の料金を払えばツアー催行は可能です。
極端な事を言えば、1人で910ボリ払えば、1人1台貸し切りも出来ます。
中にはラブラブなカップルでどうしても2人きりで行きたいとか、
人見知りするから他のゲストと一緒は嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。
けれども「天空の鏡」の場所に行けば、同じツアー会社や別のツアー会社の車が
いっぱいいますし、塩湖でみんなで写真を撮ったりするのも楽しみのひとつです。
私達も普段は自分達の写真をほとんど撮らない方ですが、塩湖ではいっぱい記念写真を撮りました。
では実際のツアー内容について紹介しておきます。
穂高の場合ですが、基本ツアーはサンライズ、サンセット、デイツアーの3種類でした。
なのでそれ以外(例えば早朝から夜までずっと塩湖にいたいとか)の場合は、希望を伝えて
アレンジしてもらう事になります。
その場合、先述した通り車1台いくらの計算になるので、人数が集まらなければその分割高になります。
また、2泊3日の日程で塩湖を越えてチリの国境越えしたり、赤や緑の湖(ラグーナ・コロラダと
ラグーナベルデ)を見に行くツアーなどもありますが、こちらは利用してないので料金は分かりません。
車1台当たり・・・という条件はもちろん同じです。
(1)サンライズツアー
午前3時にツアー会社前に集合して出発します。
塩湖の縁のホテルに泊まってる場合は途中でピックアップするので、集合は午前4時。
(その他のツアーも塩湖の縁のホテルは全て1時間遅れの集合時間です)
そのまま真っ直ぐに「天空の鏡」ポイントに直行するので、着いた頃にはまだ夜明け前。
天気がよければ満天の星空を観測出来ます。
星空撮影には三脚とマニュアル撮影可能なカメラが必須です。
私はISO2000、絞りF3.5、シャッタースピード50秒で撮影しましたが、
状況に応じて自分で調整してみて下さい。
徐々に空が明るくなってきた頃にはこんな感じで星空と人物写真のコラボも撮影可能です。
こちらの写真も要三脚です。
夜が明ける直前、当たりが淡い青に染まる時間~ブルーモーメント~が美しいです。
朝日は山側から昇るので地平線から昇ってくる瞬間を見る事は出来ません。
そのせいか、サンセットより人気なかったりするそうですが、この夜明け特有の
何とも言えない空の色は一見の価値があると私は思います。
日が昇りきって朝の7時頃になると、塩湖を出発して町に戻ります。
(2)サンセットツアー
集合は午後3時、同じくツアー会社前です。
サンライズと違うのは、塩湖に行く前に塩湖の縁にあるコルチャニ村に寄ります。
コルチャニ村はホテルも飲食店もない完全ローカルの村で、塩の精製が主な産業です。
こちらは塩湖から切り出した塩のブロック。
ただ、コルチャニ村には露天の土産物屋が並んでいて、塩湖の塩をはじめ、
塩で出来た様々な土産物が売ってます。
これらの商品は町中の土産物屋では売ってない(ただしメルカドの土産物屋は未確認)ので、
欲しければここで買った方がよいです。
塩湖の塩は袋詰めですが、袋が破れてるのが多いのでよく確かめて下さい。
塩湖内にはトイレがないので、トイレに行くならコルチャニ村で。
有料(確か2ボリ?)です。
なお、サンライズの場合はこちらに寄らないのでツアー中トイレには行けません。
コルチャニ村を出ると塩湖の「天空の鏡」ポイントに行くのはサンライズと同じ。
天気がよければ地平線に沈む夕陽が見られるはず。
私達の時は残念ながら曇りがちでしたが・・・
最後は星空の時間になってから、夜8時頃塩湖を後にします。
日没までは昼の塩湖も堪能出来、サンセットと星空もついてくるので、かなりお得なツアーです。
本当に時間がない人がどれかひとつ行くならサンセットをお勧めします。
(3)デイリーツアー
このツアーは朝10時頃町中を出て、夕方17時頃に帰ってきます。
時間は最も長いですが、「天空の鏡」ポイントだけでなくあちこちに寄るのが特徴です。
私達はデイリーツアーのみ穂高ではないツアー会社の車で行ったので(理由は後述)、
多少ポイントが違うかもしれません。
まずは町を出たらコルチャニ村へ。
次に塩の採取場へ。
ここでは多少の塩なら持ち帰りOKなので、欲しい人はジップロック等を持って行って下さい。
続いて塩水がわき出ている場所を見学。
そして塩のホテル、プラヤ・ブランカ前で昼食です。
この周辺は私達が行った時はほぼ完全に乾燥した塩の大地でした。
食事はドライバーが用意してくれます。
みんなで輪になって昼食。
トイレを使いたい場合はプラヤ・ブランカで貸してくれます。
確か4ボリ?
この後、ようやく「天空の鏡」ポイントに向かいます。
最後は塩湖を出た後に列車の墓場を見学してから町に戻ります。
時期によっては、途中でインカ・ワシ島という塩湖内の島に行く場合もあるそうです。
私達が行った時期は水が多すぎて(?)行けないと言われました。
こんな感じなので、正直言って「天空の鏡」だけが目当ての人にはどうでもいい内容が
多く含まれてます。
「天空の鏡」のみでいいのであれば、サンセット+サンライズだけで十分かも。
逆に色々見てみたいのであれば、お勧めですが・・・
私達は列車の墓場はわりと好みでしたが、後は別にいらないと感じました。
列車の墓場もいらなかったと思う人もいるそうです。
最後に、塩湖の縁にある塩のホテルに泊まる方への注意事項です。
私達がデイリーツアーに参加した時、穂高で申し込んだのに別のツアー会社の車が迎えに来ました。
どうやら、参加人数が中途半端だったので勝手に振り分けられたようです。
はっきり言ってこのツアーのドライバーは最悪でした。
プラヤ・ブランカの前で2時間も時間潰されたり(同じ時間帯に来た穂高の車はとっとと
食事して1時間弱で「天空の鏡」ポイントへ移動)、「天空の鏡」を見に行くなら追加料金を
払えと言ってきたり(同乗者全員で拒否して無料で行かせた)と散々でした。
町中のホテルに泊まって穂高前に集合であれば、別のツアー会社に振り分けだと知った時点で
「だったら行かない」とか「料金高くなってもいいから穂高の車で行かせてくれ」とか
その場で交渉出来ますが、途中ピックアップだとそれも出来ません。
料金も前払いで払ってしまってるし、泣く泣く参加するしかありませんでした。
もちろん後から穂高にクレームを入れましたが・・・
塩湖の縁にあるホテルに泊まる場合は、ピックアップの時間が遅く、逆にホテルに戻る時間は
早いというメリットもありますが、こういうリスクもあるって事を頭に入れておいて下さい。
尚、塩湖の縁にあるホテルでも塩湖ツアーを催行してますが、かなり割高なので
こちらもあまりお勧め出来ません。
宿泊したクリスタル・サマーニャの料金は分かりませんが、ルナ・サラダに宿泊した方に聞いたら
サンライズツアーで1人100US$(!!)だったそうです。
8、ラパスでの過ごし方(おまけ)
ウユニの前後にラパスで半日~一泊程度滞在する方も多いと思います。
そこで、ラパス情報も少し書いておきます。
まずエルアルト国際空港~ラパス市内について。
ミニバスだと1人4ボリです。
空港から乗る時は常時待機してますが、市内だとタイミングが悪いと少し待つ事も。
タクシーだと昼間は60ボリ、深夜だと70ボリになります。
どちらも市内まで30~40分かかります。
空港からのミニバスの終点、イサベル・ラ・カトリカ広場から市内観光バスが出てます。
セントロ地区ルートと南地区ルートがあって、それぞれ午前午後1回ずつで、
時間は1ルート当たり1時間半ほど、料金は60ボリです。
歩き方にはチケットはホテルや代理店で購入と書いてますが、ドライバーから直接購入する事も出来ます。
私達は午前9時発のセントロ地区ルートと午前10時半発の南地区ルートを観光しました。
どちらのルートも最後に1ヶ所だけ降りるところがあって、それ以外は車上からの観光です。
ヘッドホン(なんと日本語対応!)で音声ガイドを聞くことが出来ます。
セントロ地区は市内では教会やら国会議事堂やらの建物やメルカド(市場)を見て周り、
最後はミラドール・キリキリというビューポイントで下車します。
その後最初の広場に戻り、次のルートも観光するか聞いてくるので不要なら下車、
行くなら追加分の60ボリを払います。
南地区は特にこれといったものもないまま、最後の見所、月の谷に向かいます。
月の谷の入場には別途15ボリ必要です。
ここは思ったより規模が小さく拍子抜けした、という感想が多いようですが、
そう思って臨んだからか、それなりに楽しめました(笑)
正直、どちらのルートも最後の下車ポイント以外はどうって事ない内容ですが、
まあ暇つぶし程度にはなります。
あと私達は行ってないんですが、丸一日時間があればラパスから72km離れたところにある
ティワナク遺跡に行くというプランもあります。
バスでも行けるし、市内からのツアーでも行けます。
一応世界遺産に登録されている遺跡ですが、破壊が酷くてあまり見所はないとか・・・
それ以外だと街歩き程度でしょうか・・・
メルカドや土産物屋街を見て回るのも楽しいですが、前編で書いたように特に夜間の
治安には注意して下さい。
そして夜といえば夜景。
すり鉢状になってるラパスの街の夜景はなかなかのものでした。
私達が見たのは市内からエルアルト国際空港に行く途中の高台の夜景です。
ドライバーさんに頼んでちょっと止めてもらいました。
時間が深夜3時台だったので、もっと早い時間ならより素晴らしい夜景だったでしょうね。
市内観光バスで行くミラドール・キリキリからの夜景も良さそうです。
大変長くなりましたが、ウユニ個人旅行マニュアルはこれにて終了です。
大抵の事は書いてしまいましたが、もしご質問とかある方はコメント欄に書いていただければ
分かる範囲で回答させていただきます。
長い文章を全部読んでいただいた方、有り難うございました。