YADOMEGURI~Ancient Blue Annex~

HP「Ancient Blue」のアネックス(別館)です。宿情報はこちらにUPします。

ウユニ個人旅行マニュアル(後編)

2013-04-21 00:53:01 | 南北アメリカ
7、塩湖ツアー





ウユニの町から塩湖までは車で40~50分ほど。
ツアーで4WD車に乗って行くのが一般的です。
バックパッカーの方も皆、塩湖にはツアーで行ってます。
ツアーと行っても車一台いくらなので、1人当たりにするとかなり割安になります。

数あるツアー会社の中でも日本人旅行者御用達とされるのが、穂高ツアーとブリサツアーの2社です。
アマソナスのオフィスから行くと、アルセ広場を抜けて左折し、しばらくすると左手に穂高ツアー、
そのすぐ先にブリサツアーがあります。
この2社の前には大勢の日本人旅行者が出入りしており、ツアーの出発時間ともなると
30~40人くらいの日本人が集まってました。
南米でここまで大勢の日本人を見るとは思わなかったので驚きました(笑)

「日本人御用達のツアーは高いから嫌だ」
「地球の裏側まで行って日本人同士でつるみたくない」
なんて思われる方もいらっしゃるかもしれません。
実際、他のツアー会社で料金を聞いてきた方の話だと、穂高やブリサより格安だったらしいです。
それでも、塩湖ツアーに関しては日本人御用達のツアー会社を利用するのが正解です。
何故なら、不思議な事に日本人以外の観光客(特に欧米系)は、「天空の鏡」にあまり興味がないからです。
実際に塩湖に行くと分かるのですが、彼らは塩湖の入り口のほんの少ししか水の張っていないところで
椅子に座って寛いでいたり、乾燥した塩の大地で延々サッカーをしていたりします。
なので、そういったゲストをメインで扱っているツアー会社は、頑張って「天空の鏡」を探そうとはしません。
時期によっては雨季でも遠くまで行かないと「天空の鏡」に出会えない時もありますが、
そんな時はそこまで行きたがらないし、行くにしても追加料金を寄こせと言い出したりします・・・
対して、日本人御用達の2社は雨季に来る日本人観光客が「天空の鏡」目当てなのを
よく知っていますし、例え鏡張りになっている場所が少ない時期だとしても頑張って探してくれます。

私達は上記2社から穂高ツアーの方を選びました。
正直どっちでもよかったんですが、どうやらこの2社にはHPというものが無いようで、
穂高の方はメールアドレスだけは分かったので、事前に問い合わせが出来る穂高の方にしました。
穂高のメールアドレスを記しておきます。
hodakamountain_expedition@hotmail.com
ちなみに「穂高」という名前ですが、別に日本人経営ではありません。
現地の方が営業してます。
なので、メールでのやり取りは英語かスペイン語になります。
現地での会話では片言程度の日本語は話してくれますが・・・

穂高とブリサは元々同じ会社だったようで、確か穂高がブリサから独立したのだったかな?
なので金額やツアー内容に大きな差はありません。
他の方のブログで「穂高は値引きしてくれなかったが、ブリサは値引きしてくれた」と
いうのを読んだ事がありますが、雨季の繁忙期(特に私達は春休みシーズンだったので
大学生らしき短期バックパッカーも多かった)だと日本人がひっきりなしに申し込みに来てるので、
完全な売り手市場で値引きは難しいかもしれません。
あと、昼のデイツアーではブリサは長靴のレンタルがなかったようです。
(肝心のサンセット&サンライズでレンタルがあるかどうかは不明です)
穂高は全てのツアーで長靴のレンタルが料金に含まれています)

これ以降の料金やツアー内容については、実際に利用した穂高ツアーのものを書いていきます。

穂高ツアーの入り口。
これはお昼過ぎに撮ったものですが、12時~14時はちょうどツアーの時間の合間という
事もあってかシエスタタイムらしく鍵が閉まってます。



前編でも載せた写真ですが、室内は写真に写ってる範囲でほぼ全部。
広さにすると10畳くらい?



ツアーの料金は車1台いくら、という風に決まってます。
サンライズとサンセットは同料金で、1台910ボリです。
4WD車で定員は基本7人なので人数が揃えば1人130ボリになります。
7人の場合は、助手席に1人、後部の2列に3人×2となり、これでもかなりキツキツなんですが、
どこにどう座らせるのか分からないけど最大8人まで対応出来るようです。
でも何故か8人だと1人125ボリ。
1台910ボリだと1人120ボリでもお釣りがくる計算なんですが・・・
重くなるからガソリン代が余分にかかるって事でしょうか(^^;

デイツアーの方は定員7人で1人当たり200ボリだったので、
単純計算だと車1台1400ボリになります。

バックパッカーで来てる若い人達はお互い友達同士になって7~8人のグループで
貸し切っていましたが、私達のように夫婦やカップル、または少人数の友達同士で
来ているゲストについては、ツアー会社の方で適当に数を合わせて混載ツアーにしてくれます。
また、人数が足りない場合はゲストが店の前にメンバー募集の張り紙をして人を集める、
なんて事もやってました。
日本人旅行者は大勢いたので、なんだかんだで人は集まると思います。



どうしても4~5人程度しか集まらない場合、そのメンバー全員が少し割高になっても
構わないと言うのであれば、車1台分の料金を払えばツアー催行は可能です。
極端な事を言えば、1人で910ボリ払えば、1人1台貸し切りも出来ます。
中にはラブラブなカップルでどうしても2人きりで行きたいとか、
人見知りするから他のゲストと一緒は嫌だという方もいらっしゃるかもしれません。
けれども「天空の鏡」の場所に行けば、同じツアー会社や別のツアー会社の車が
いっぱいいますし、塩湖でみんなで写真を撮ったりするのも楽しみのひとつです。



私達も普段は自分達の写真をほとんど撮らない方ですが、塩湖ではいっぱい記念写真を撮りました。

 

では実際のツアー内容について紹介しておきます。
穂高の場合ですが、基本ツアーはサンライズ、サンセット、デイツアーの3種類でした。
なのでそれ以外(例えば早朝から夜までずっと塩湖にいたいとか)の場合は、希望を伝えて
アレンジしてもらう事になります。
その場合、先述した通り車1台いくらの計算になるので、人数が集まらなければその分割高になります。
また、2泊3日の日程で塩湖を越えてチリの国境越えしたり、赤や緑の湖(ラグーナ・コロラダと
ラグーナベルデ)を見に行くツアーなどもありますが、こちらは利用してないので料金は分かりません。
車1台当たり・・・という条件はもちろん同じです。

(1)サンライズツアー

 午前3時にツアー会社前に集合して出発します。
 塩湖の縁のホテルに泊まってる場合は途中でピックアップするので、集合は午前4時。
 (その他のツアーも塩湖の縁のホテルは全て1時間遅れの集合時間です)
 そのまま真っ直ぐに「天空の鏡」ポイントに直行するので、着いた頃にはまだ夜明け前。
 天気がよければ満天の星空を観測出来ます。
 星空撮影には三脚とマニュアル撮影可能なカメラが必須です。
 私はISO2000、絞りF3.5、シャッタースピード50秒で撮影しましたが、
 状況に応じて自分で調整してみて下さい。
 


 徐々に空が明るくなってきた頃にはこんな感じで星空と人物写真のコラボも撮影可能です。
 こちらの写真も要三脚です。

 

 夜が明ける直前、当たりが淡い青に染まる時間~ブルーモーメント~が美しいです。



 朝日は山側から昇るので地平線から昇ってくる瞬間を見る事は出来ません。

 

 そのせいか、サンセットより人気なかったりするそうですが、この夜明け特有の
 何とも言えない空の色は一見の価値があると私は思います。



 日が昇りきって朝の7時頃になると、塩湖を出発して町に戻ります。

(2)サンセットツアー

 集合は午後3時、同じくツアー会社前です。
 サンライズと違うのは、塩湖に行く前に塩湖の縁にあるコルチャニ村に寄ります。



 コルチャニ村はホテルも飲食店もない完全ローカルの村で、塩の精製が主な産業です。
 こちらは塩湖から切り出した塩のブロック。
 


 ただ、コルチャニ村には露天の土産物屋が並んでいて、塩湖の塩をはじめ、
 塩で出来た様々な土産物が売ってます。
 これらの商品は町中の土産物屋では売ってない(ただしメルカドの土産物屋は未確認)ので、
 欲しければここで買った方がよいです。
 塩湖の塩は袋詰めですが、袋が破れてるのが多いのでよく確かめて下さい。
 塩湖内にはトイレがないので、トイレに行くならコルチャニ村で。
 有料(確か2ボリ?)です。
 なお、サンライズの場合はこちらに寄らないのでツアー中トイレには行けません。

 コルチャニ村を出ると塩湖の「天空の鏡」ポイントに行くのはサンライズと同じ。
 天気がよければ地平線に沈む夕陽が見られるはず。
 私達の時は残念ながら曇りがちでしたが・・・



 最後は星空の時間になってから、夜8時頃塩湖を後にします。
 日没までは昼の塩湖も堪能出来、サンセットと星空もついてくるので、かなりお得なツアーです。
 本当に時間がない人がどれかひとつ行くならサンセットをお勧めします。

(3)デイリーツアー

 このツアーは朝10時頃町中を出て、夕方17時頃に帰ってきます。
 時間は最も長いですが、「天空の鏡」ポイントだけでなくあちこちに寄るのが特徴です。
 私達はデイリーツアーのみ穂高ではないツアー会社の車で行ったので(理由は後述)、
 多少ポイントが違うかもしれません。
 
 まずは町を出たらコルチャニ村へ。
 次に塩の採取場へ。
 ここでは多少の塩なら持ち帰りOKなので、欲しい人はジップロック等を持って行って下さい。



 続いて塩水がわき出ている場所を見学。

 

 そして塩のホテル、プラヤ・ブランカ前で昼食です。
 この周辺は私達が行った時はほぼ完全に乾燥した塩の大地でした。
 


 食事はドライバーが用意してくれます。

 

 みんなで輪になって昼食。



 トイレを使いたい場合はプラヤ・ブランカで貸してくれます。
 確か4ボリ?
 
 この後、ようやく「天空の鏡」ポイントに向かいます。



 最後は塩湖を出た後に列車の墓場を見学してから町に戻ります。





 時期によっては、途中でインカ・ワシ島という塩湖内の島に行く場合もあるそうです。
 私達が行った時期は水が多すぎて(?)行けないと言われました。

 
 こんな感じなので、正直言って「天空の鏡」だけが目当ての人にはどうでもいい内容が
 多く含まれてます。
 「天空の鏡」のみでいいのであれば、サンセット+サンライズだけで十分かも。
 逆に色々見てみたいのであれば、お勧めですが・・・
 私達は列車の墓場はわりと好みでしたが、後は別にいらないと感じました。
 列車の墓場もいらなかったと思う人もいるそうです。



最後に、塩湖の縁にある塩のホテルに泊まる方への注意事項です。
私達がデイリーツアーに参加した時、穂高で申し込んだのに別のツアー会社の車が迎えに来ました。
どうやら、参加人数が中途半端だったので勝手に振り分けられたようです。
はっきり言ってこのツアーのドライバーは最悪でした。
プラヤ・ブランカの前で2時間も時間潰されたり(同じ時間帯に来た穂高の車はとっとと
食事して1時間弱で「天空の鏡」ポイントへ移動)、「天空の鏡」を見に行くなら追加料金を
払えと言ってきたり(同乗者全員で拒否して無料で行かせた)と散々でした。

町中のホテルに泊まって穂高前に集合であれば、別のツアー会社に振り分けだと知った時点で
「だったら行かない」とか「料金高くなってもいいから穂高の車で行かせてくれ」とか
その場で交渉出来ますが、途中ピックアップだとそれも出来ません。
料金も前払いで払ってしまってるし、泣く泣く参加するしかありませんでした。
もちろん後から穂高にクレームを入れましたが・・・
塩湖の縁にあるホテルに泊まる場合は、ピックアップの時間が遅く、逆にホテルに戻る時間は
早いというメリットもありますが、こういうリスクもあるって事を頭に入れておいて下さい。

尚、塩湖の縁にあるホテルでも塩湖ツアーを催行してますが、かなり割高なので
こちらもあまりお勧め出来ません。
宿泊したクリスタル・サマーニャの料金は分かりませんが、ルナ・サラダに宿泊した方に聞いたら
サンライズツアーで1人100US$(!!)だったそうです。


8、ラパスでの過ごし方(おまけ) 



ウユニの前後にラパスで半日~一泊程度滞在する方も多いと思います。
そこで、ラパス情報も少し書いておきます。

まずエルアルト国際空港~ラパス市内について。
ミニバスだと1人4ボリです。
空港から乗る時は常時待機してますが、市内だとタイミングが悪いと少し待つ事も。



タクシーだと昼間は60ボリ、深夜だと70ボリになります。
どちらも市内まで30~40分かかります。

空港からのミニバスの終点、イサベル・ラ・カトリカ広場から市内観光バスが出てます。



セントロ地区ルートと南地区ルートがあって、それぞれ午前午後1回ずつで、
時間は1ルート当たり1時間半ほど、料金は60ボリです。
歩き方にはチケットはホテルや代理店で購入と書いてますが、ドライバーから直接購入する事も出来ます。



私達は午前9時発のセントロ地区ルートと午前10時半発の南地区ルートを観光しました。
どちらのルートも最後に1ヶ所だけ降りるところがあって、それ以外は車上からの観光です。
ヘッドホン(なんと日本語対応!)で音声ガイドを聞くことが出来ます。



セントロ地区は市内では教会やら国会議事堂やらの建物やメルカド(市場)を見て周り、
最後はミラドール・キリキリというビューポイントで下車します。



その後最初の広場に戻り、次のルートも観光するか聞いてくるので不要なら下車、
行くなら追加分の60ボリを払います。

南地区は特にこれといったものもないまま、最後の見所、月の谷に向かいます。
月の谷の入場には別途15ボリ必要です。
ここは思ったより規模が小さく拍子抜けした、という感想が多いようですが、
そう思って臨んだからか、それなりに楽しめました(笑)



正直、どちらのルートも最後の下車ポイント以外はどうって事ない内容ですが、
まあ暇つぶし程度にはなります。

あと私達は行ってないんですが、丸一日時間があればラパスから72km離れたところにある
ティワナク遺跡に行くというプランもあります。
バスでも行けるし、市内からのツアーでも行けます。
一応世界遺産に登録されている遺跡ですが、破壊が酷くてあまり見所はないとか・・・

それ以外だと街歩き程度でしょうか・・・
メルカドや土産物屋街を見て回るのも楽しいですが、前編で書いたように特に夜間の
治安には注意して下さい。

そして夜といえば夜景。
すり鉢状になってるラパスの街の夜景はなかなかのものでした。
私達が見たのは市内からエルアルト国際空港に行く途中の高台の夜景です。
ドライバーさんに頼んでちょっと止めてもらいました。
時間が深夜3時台だったので、もっと早い時間ならより素晴らしい夜景だったでしょうね。
市内観光バスで行くミラドール・キリキリからの夜景も良さそうです。




大変長くなりましたが、ウユニ個人旅行マニュアルはこれにて終了です。
大抵の事は書いてしまいましたが、もしご質問とかある方はコメント欄に書いていただければ
分かる範囲で回答させていただきます。
長い文章を全部読んでいただいた方、有り難うございました。
コメント (8)
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ウユニ個人旅行マニュアル(中編)

2013-04-09 01:18:13 | 南北アメリカ
前編に引き続き中編(現地編)です。
(ホントは前編&後編でまとめようと思ったんですが、容量が大きくなりすぎたせいか、
写真がうまく変換出来なくなったので3つに分けました)

5、ウユニ空港~ウユニの町へ



ラパスを発ったアマソナスの飛行機は、おおよそ45分ほどでウユニ空港に到着します。
その際は右側の窓、逆にウユニからラパスに向かう際は左側の窓から塩湖の様子を
眺める事が出来るので、是非Web check-inで座席指定してみて下さい。

ラパスのエルアルト空港も首都の国際空港とは思えないくらいこぢんまりとしてますが、
ウユニ空港はそれに輪をかけて小さな空港です。
町の公民館くらいの大きさの建物です。
土産物屋等はなく、2階に軽食を食べられるレストランがあるくらいです。
最初の頃はトイレが壊れてたそうですが、今は普通に使えるようになってます。



アマソナスの飛行機はラパスから乗る時も同じですが、ウユニでもタラップを降りて
歩いて空港の建物に向かいます。(写真はウユニからラパスに向かう時のもの)
飛行機は少し前までは18人乗りの小さなもので整備士が同乗してたそうですが、
ウユニに行く人が増えたからか、30~40人くらい乗れる飛行機に替わってました。



荷物が運ばれてくるコンベアもないので、建物に入ったらそこで飛行機から荷物が下ろされ、
カートで運ばれてくるのを待ちます。
荷物を受け取った場所から飛行機と反対側を向けばそこはもう出口です。

通常は空港から1人7ボリのミニバスに乗って町まで行くのですが、
他の方のブログで「空港職員も一緒に町に向かうので少し待たされる」と聞いていたので、
その間にチェックインカウンターで帰路便のリコンファームをしてしまおうと思ったのですが、
何故かリコンファームが終わった頃にはミニバスは行ってしまい、私達だけが空港に取り残されてました(^^;
結局町にはタクシーで向かったのですが、乗る前に10ボリだと言われたので、
「なんだ、2人ならミニバス乗るよりタクシーの方が安いじゃん!」と思ったのですが、
降りる時に10ボリ渡したら「1人10ボリだから20ボリだ」と言われました。
結局ミニバスの方が安いみたいです(苦笑)
空港からのミニバスは町中にあるアマソナスのオフィスに向かうので、
無理に空港でリコンファームをする必要はないです。。。
空港から町までは車で10分くらいです。

町に着いた時でなくてもいいけど、ウユニ出発前日までにアマソナスのオフィスで
リコンファームと共に、空港行きミニバスの時間を確認しておいて下さい。
空港行きのミニバスもアマソナスのオフィス前から出ます。
ミニバスの出発は結構早いです。
私達の時は8時5分のフライトで6時15分の出発でした。
ミニバスの料金はオフィスではなく、ドライバーに直接支払います。



レシートのようなアマソナスのボーディングパス。
指で隠してるところにパスポート番号と名前が記載されてます。



チェックインが終わったら、チェックインカウンターから向かって左側の窓口で空港税の支払いをします。
以前はウユニ空港では空港税がかからなかったようですが、今は1人11ボリ必要です。
支払が終わったらボーディングパスの裏にシールを貼ってくれます。
(青い文字で書かれた横長のもの。ピンクの大きめのやつは機内預け荷物のシールです)



ちなみにラパス空港での空港税は国際線の場合US$払いで25ドル、国内線は15ボリです。


6、ウユニの町とホテル



歩き方に小さな地図が載ってますが、アマソナスのオフィスを出て右に向かうとすぐ右手にアルセ広場があります。
広場といってもちょっとした公園のような場所です。
アルセ広場を抜けると駅があって、このあたりがウユニの町の中心部で、
ホテルや土産物屋、ツアー会社が多数有ります。
逆に、アマソナスのオフィスを出て左方面に行くとメルカド(市場)があります。
私達はこのメルカドにしか行かなかったんですが、今改めて地図を眺めてみると
反対側に土産物や日用品を売ってるメルカドもあるようですね。
もしかしたらそこで長靴を売ったりしてるかも・・・?
私達の行った方のメルカドは食材ばかりで、旅行者にはあまり用がなさそうでした。
それでもメルカドの前に軽食の屋台が出てたりはしましたが。

それとアマソナスの前の通りには日曜の夜に、日用品中心の屋台がたくさん出てました。
「日曜の夜」と書きましたが、実はウユニの町で夜を迎えたのは日曜日だけなので、
果たして日曜限定なのか毎晩出ているのかは不明です(^^;


ホテルについては3種類の選択肢があります。

(1)ウユニの町中のホテルに泊まる
町中にはエコノミータイプのホテルがたくさんあります。
いずれもせいぜい3~4階建て程度で、大型のホテルはありません。
ですが、数が多いので繁忙期でも予約しないでも大丈夫だと思います。
というか、agodaやHotels.comで検索しても、ウユニの町中のホテルはほとんどヒットしないんですよね(^^;
なので、実際私達も現地に着いてから探しました。
価格面でも、夜に飲み食いしたり昼の空いてる時間に土産物を探したりする面でも、町中のホテルが一番です。
ただ、ホテルライフを満喫出来るようなオシャレなホテルは皆無なので、
そういった点を求めるなら後述する塩湖の縁のホテルがお勧めです。

料金は見た限りでは、シャワー・トイレ共同の部屋だと1人あたり30~50ボリ、
シャワー・トイレ付きの部屋だと1人あたり50~100ボリ程度でした。
探せばまだ安いところもあると思います。

利用したホテルのレポートです。

Hostal El Cactu

Uyuni Palaca Hotel

(2)塩のホテル(塩湖内)
ウユニ塩湖の中に唯一、プラヤ・ブランカという塩を固めて作られたホテルがあります。
室内の床や壁も塩で出来ています。

以前から塩湖の1泊2日ツアーに使われたり、デイツアーでは今でもこのホテルの前で
昼食をとるのが恒例になっています。
ここに泊まれば、終日塩湖を満喫出来ます。
サンライズもサンセットも星空も・・・
但し、塩湖内にあるからといって徒歩圏内で「天空の鏡」に出会えるとは限りません。
私達がデイツアーで立ち寄った時は、周囲は延々乾燥した塩の大地でした。
なので、「天空の鏡」は別途ツアーに参加した方が無難です。

それでも終日塩湖を体感出来る唯一無二のホテルではあるのですが、
設備面に関しては町のホテルより遙かに劣ります。
電気も水道もなく、トイレはくみ取り式。
トイレの清掃状況もデイツアーの時に使った限りでは、お世辞にも良いとは言えません。
以前、下水を塩湖に垂れ流してる事が発覚して、営業停止になったそうで・・・
部屋の設備や食事もかなりお粗末で、利用された方のコメントを見ると
「ホテルというより山小屋」だとか(^^;
もちろん周りにはお店など全くありません。
塩湖を満喫する為に山小屋と割切って泊まるか否か、ですね。

(3)塩のホテル(塩湖の縁)
塩湖の中ではありませんが、塩湖の縁にも比較的最近出来た塩で出来たホテルがあります。
ルナサラダ、クリスタル・サマーニャ、パラシオ・デ・サルの3軒です。
これらのホテルはプラヤ・ブランカはもちろん、町中のホテルと比べても遙かに雰囲気が良く、
設備もしっかりしています。
実際、高額なパッケージツアーではこれらのホテルに宿泊する事が多いようです。
塩のホテルに泊まりたいけど、快適に滞在出来ないのはちょっと・・・という方には、
これらのホテルがお勧めです。

但し、塩湖の縁といっても一番塩湖に近いらしいクリスタル・サマーニャでも塩湖まで
徒歩で20~30分かかります。
もちろん、そこまで歩いて行っても「天空の鏡」に出会えるとは限りません。
(塩湖の入り口付近は土が混ざっていて、水が張っていても茶色く濁っている事が多いです)
プラヤ・ブランカ同様周りには何もなく、塩湖までの道も街灯ひとつない荒野なので、
塩湖を満喫するというよりは、オシャレな塩のホテルの雰囲気を味わいたい方に適しています。
また、町中までも車で20~30分かかるので、あまり気軽には出かけられません。

あとデメリットとしては、私達が泊まったクリスタル・サマーニャに関して言えば、
水の出に関して大きな問題がありました。
詳細は宿泊レポートに記してます。
サマーニャほどではありませんが、ルナサラダに宿泊した方も「水の出がイマイチ」と
おっしゃっていたので、僻地にある分、水の出に関しては町中のホテルに分があるかもしれません。


といった具合に、予算や周りの環境、部屋の雰囲気等何を重視するかでどのスタイルの
滞在を選ぶかは違ってくると思いますが、もう一度私達がウユニに行くのであれば、
確実に町中のホテルを選びます。

塩湖ツアーについての詳細は後編で。。。
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ウユニ個人旅行マニュアル(前編)

2013-04-05 01:41:23 | 南北アメリカ



原則、ホテルレポートだけのこのブログですが、先月行って来たウユニは最近個人旅行で
行こうとしてる方も多いようなので、参考になればと思い、分かる範囲の事を書き記そうと思います。

当時のレートは1US$=95円、1ボリビアーノ(通称ボリ)=14円です。
文中に記されてる料金やフライトスケジュールは変動する事があるので、参考程度になさって下さい。

1、時期と準備

ウユニ塩湖が有名になったのは「天空の鏡」が見られるからです。
真っ白な塩の大地にうっすらと水が張って、そこに鏡のようにあらゆるものが映し出される現象です。
これですね↓





「天空の鏡」は1年を通して見られる訳ではありません。
乾季はこんな感じに乾燥した塩の大地が広がってます。



これはこれで幻想的な光景なのですが、やはりウユニに行くなら「天空の鏡」が見たい!
それならば雨季です。
雨季と言っても日本の梅雨のように1日中降り続くような事はあまりなく、
大抵は夜のうちに雨がさっと降って塩湖に水が溜まります。
それが広い範囲に降ったところが「天空の鏡」になる訳です。
だいたい1月~3月上旬が雨季に当たります。
が、最近はウユニも異常気象で時期が前後する事もあるようです。
仕事の都合もあって3月上旬に行く事になった私達にとっては大きな賭でしたが、
無事に「天空の鏡」に出会えました!!

ちなみに、塩湖全体が鏡張りになってる訳ではありません。
広大な塩湖の大半は雨季でも乾燥した大地です。
そこにツアーの4WD車で入り込んで鏡張りになっている所を探す訳ですが、
ツアーに関する詳細はまた別の日記にて・・・

まずはウユニ塩湖&ボリビアに行くに当たっての注意事項を書いておきます。
なんと言ってもまず最初に一番気を付けなくてはいけないのは高所対策!
ウユニへの中継点であるラパスのエルアルト国際空港は標高4,082mで、
世界一高所にある空港です。
ラパスの街は高いところで3,650m、低いところでも3,000m、
ウユニも3,660mと高所続きです。

(1)高山病対策
個人差がありますが、標高2,500mを超えると高山病の兆候が出始めるそうです。
頭痛や吐き気、息苦しさから始まって、最悪命に関わるとか・・・
私の場合は症状が軽くて済みましたが、エルアルトでは何もしなくても頭が多少ふらつき、
ラパスやウユニでは大声を出したり早口で喋ったり、少しでも早足で歩いたりすると
息切れがしました。

高山病の一番の治療法は低所に降りる事だそうですが、ラパスやウユニでは逃げ場がありません。
多少でも症状が出てるなと思ったら、喫煙や飲酒を控える、なるべくゆっくり行動する、
はしゃいだり大声を出したりしない、等の注意が必要です。
とは言っても塩湖でテンション上がるとなかなかそうもいかないのですが(^^;

一応、高山病の予防&治療薬が国内でも手に入ります。
ダイアモックスという薬です。



本来は緑内障の治療薬だそうで、詳しい原理は分かりませんが、高山病に一定の効果があるそうです。
でも、完全な予防・治療効果があるわけではなく、効く効かないで個人差もあるようですが、
何も準備しないで行くよりかはマシかもしれません。
薬局等では販売しておらず、処方してくれる医者も限られています。
こちらのHPに処方してくれる医者のリストが載っています。
保険対象にならないので、値段はそれなりにします。
私の行った病院では、レントゲンと血液検査(肺機能に問題がないかと、酸素を運ぶ
赤血球の量に問題がないかを調べたとか)込みで5,500円でしたが、病院によっては
もう少し高かったりするらしいです。
私達はこれを前日に半錠ずつ2回、現地に着いてから同じく2回飲用しました。
ダイアモックスには多少の副作用があります。
頻尿になる、手足のしびれ等です。
私達には副作用がほとんど出ませんでしたが、医師が「手が痺れたらグーパーを繰り返して下さいね」
などと言ってたので、たいした副作用ではないのかもしれませんが、こればっかりは
個人差もあるのでなんとも言えません。。。

また、これと同じ薬かは分かりませんが、現地でもソローチェピル(Sorojchi pill)
という名前で同じような高山病治療薬があるそうです。
購入はしてませんが、日本でダイアモックスを入手するよりはずっと格安でしょうね。
ただ現地での購入となると予防効果が得られないのでそのへんが微妙ですが・・・
ラパス市内には下の写真のような薬局がいっぱいあったので、ウユニの前に
ラパス市内入りする方は簡単に入手出来ると思います。
ウユニの街中で薬局は見かけませんでしたが、探せばあるのではないかと・・・



ダイアモックスとは別に、食べる酸素と飲む酸素も一応持って行きました。
ただ、これは効果はほとんど期待出来ないと思うので気休め程度ですが(^^;



(2)紫外線対策
雨季のウユニやラパスは気温が上がってもせいぜい20℃程度です。
しかし、そんな気温でも高所の紫外線はあなどれません。
事前に情報は得ていたので日焼け止めは持って行ったのですが、塗る前に
ラパス市内で日焼けして皮がむけました。

あと、塩湖では照り返しで日差しも強烈なので、サングラス必須です。

(3)ターボライターについて
物凄くどーでもいい事なのですが、ラパスに着いた途端、相方のターボライターが
使えなくなりました。
冗談で「ライターも高山病なんじゃない? マイアミに戻れば直るさ」って言ってたら
ホントにラパス~ウユニ~ラパスとずっと使えなかったのに、マイアミに戻った途端、
普通に使えるように!
理屈は分かりませんが、高所では使えなくなるらしいので、ターボライターを
ご利用の方はご注意を。

その他、塩湖での注意事項です。
雨季の塩湖の気温は、昼で20℃前後、夜は10℃前後になります。
日本が冬の時期なので、夜は日本から着てきた格好のままで問題ないですが、
昼はそれだとかなり暑いです。
脱ぎ着しやすい服装をしておいた方がいいです。

それと、水の溜まってる場所で動き回ってると、レンタルの長靴を履いてても
塩水が撥ねてこんな感じ↓になります。



下の写真みたいにジャンプして写真撮ったりすると、上着まで撥ねます。
なるべく、汚れてもいい格好をした方がいいと思います。



レンタルの長靴の話が出ましたが、昼間はそこそこ暖かいので、
ビーサンで水に浸かってもむしろ心地よいくらいで問題ありません。
ならば裸足でもいいのでは?と思われるかもしれませんが、
塩の結晶がゴツゴツしてるので痛くてとても歩けません。



レンタルの長靴がない昼のツアーに参加した時に、ビーサンがなかったので
止むを得ず素足にスニーカーで塩水に浸かってたら、乾いた後靴がこんなになって、
真水で洗って乾燥させるまで使用不能になりました。。。。



逆に夜(日没・日の出含む)はビーサンだと足が凍傷になります。
レンタル長靴のあるツアーに参加した方がよいです。
(日本から持参してもいいけどかさばるので・・・)
他の方のブログで「ウユニの町で長靴が売ってた」なんて話も聞いたのですが、
ちょっと確認出来ませんでした。

続いて、通貨の話です。
アジア圏では現地で直接両替しても有利な日本円ですが、南米ではちと分が悪いです。
下の写真はラパスのエルアルト空港の両替所のものですが、日本円→US$→ボリと
両替した場合、当時のレートで1ボリ=14円くらいですが、日本円から直でボリに
両替すると、1ボリ=17円くらいになっちゃいます。
現金はUS$を持って行った方がよいです。
それとクレジットカードは使えない店も多いので、あまり当てにしない方がいいかも。



最後に、危険情報です。
元々、南米自体全般的に危険度が高いのですが、以前からペルーやボリビアでは
首締め強盗が多いと言われていました。
後ろから突然首を締めてくるという悪質かつ危険な強盗です。
そのへんの問題もあって今までウユニ行きを躊躇っていたのですが、
最近ではボリビアの治安はかなり改善されているようです。
実際、ラパス市内を昼も夜も歩き回ったけど、危険を感じるような事はありませんでした。

ところが、現地で聞いたところによると私達が行った前の月(2013年2月)に日本人観光客が
首締め強盗に遭ったそうです。
場所はムリリョ広場周辺というラパスの中心街で、夜8時頃の出来事だったそうです。
実際、ラパスの日本人宿でも、私が大きなカメラバッグを持って出かけようとしたら
宿の主人に危険だから止めた方がいいと言われました。
(結果としてそのまま持って出かけて何も起きなかった訳ですが・・・)
特にラパスの夜は十分に注意した方がいいかもしれません・・・

ウユニはと言うと、ラパスとは比べものにならないくらいのんびりした街で、
ラパス以上に全く危険な感じはしませんでした。
ただし、人通りの多い中心部しかうろついてませんが。
しかしウユニでも同じく2013年の2月に日本人観光客が置き引き被害に遭ったようです。
塩湖ツアーの会社でバックパックを置いて5分ほど目を離した隙の出来事だったそうです。
実際、日本人御用達のツアー会社では、下の写真のようにみんな荷物を置きっぱなしでした。
ウユニに着いてホテルを決める前にそのまま塩湖ツアーに行く時などは確かに便利なのですが、
お店の人がずっと見張ってくれる訳でもないので、日本人ばかりだからと言ってあまり
油断しない方がいいですね。。。




2、日本からウユニへ



ウユニへ行くにはボリビアの首都・ラパス(憲法上はスクレが首都だが実質上の首都はラパス)
からアクセスするのが一般的です。
バックパッカー的ルートではペルーやチリから陸路入りする事もありますが、
ここではラパスルートのみ説明します。

日本からラパスへの直行便はなく、最低でも3本の飛行機を乗り継ぐ事になります。
成田の場合ですと、例えばユナイテッド航空でヒューストンを経由してペルーのリマに飛び、
そこからラン航空でラパスに行く方法。
或いは、アメリカン航空で米国都市(ニューヨーク、シカゴ、ダラス等)を経由して、
マイアミに行き、そこからラパスに行く方法。
どちらを選んでもラパスに到着するのは、日本を発った翌日の未明~早朝になります。

私達の場合は、JALのマイレージ会員なので後者を選びました。
アメリカン航空のHPからラパスまで通しでチケットを購入、
1人約15万円でした。

ラパスからウユニへは、少し前までは夜行バスで行くのが一般的でした。
ところが2011年にラパス-ウユニ間のフライトが始まって、
現在は予算や日程に合わせてどちらかを選ぶ事が出来ます。

安いのはもちろん夜行バス。
ラパス市内のバスターミナルを夜7時頃出て、ウユニに翌朝到着。
費用はバス会社によりますが、$10~$25程度らしいです。
ただ、10~12時間悪路に揺られ、しかも時期によってはかなり寒いそうなので、
時間と体力がある方向きです。

一方、飛行機はタム(TAM)航空とアマソナス(Amaszonas)航空の2社がありますが、
週3便のタム航空に対して、アマソナス航空はデイリー、しかも毎日2~3便飛ばしているので
後者を使う方が多いようです。
アマソナスの場合、ラパス-ウユニ間は45分です。
また、アマソナスはクスコ-ラパス-ウユニとコネクティングしているので、
日程に余裕がある方はマチュピチュ観光と組み合わせるのに便利です。

アマソナス航空のHPはこちら
英語で購入出来るので、個人手配に慣れてる方なら問題なくネット購入出来ると思います。
ただ、悩んだのは予約クラス。
ついさっき確認の為にHPを見てみたらある程度予約クラスの説明があったのですが、
私達が予約した時にはほとんど説明がなく、どのクラスで予約すればいいのか悩みました。
結局、無難に一番高いBクラスで予約しました。
ちょっとトラブルがあって行きに予定の便に乗り遅れたのですが、
翌日の便に無料で振り替え出来たのはBクラスにしたおかげかも・・・?

あとアマソナス航空はリコンファーム(予約の再確認)が必要らしく、
これをしなかった為に乗せてもらえなかった方もいらっしゃるようです。
逆にしなくても問題なく乗れた方も多いのですが、念の為しておいた方がよいかと。
私達は、往路は日本からHP上でweb check-inをした上、メールでリコンファームしておきました。
復路はウユニの空港に着いた時点でカウンターでリコンファームしましたが、
ウユニの街にもアマソナス航空のオフィスがあるので、そこでしても大丈夫です。

ちなみに予約した時とweb check-inした時でフライト時間が10分変更されてました。
10~20分の時間変更はよくあるようなので、直前に再度フライト時間を確認しておく
事をお勧めします。

それともうひとつ。
アマソナス航空は国内線ですが、フライトの約90分前にカウンターに来る事を要求してきます。
ボーディングタイムはフライトの30分前です。
私達はつい日本の国内線の感覚でいたばっかりに往路で乗り遅れました・・・
乗り継ぎや空港到着は時間に余裕をもつようにした方がよいです。
特にアメリカン航空でラパスに着いた場合、ウユニ行きへの初便との時間があまりありません。
少しでも早くウユニに着きたいところではありますが、1本後の便にした方が無難だと思います。

3、ウユニから日本へ



夜行バスはウユニを夜7時頃出発して翌朝ラパスに着くそうです。
飛行機の場合は、時期によってウユニ朝発のみの時と午後便もある時があります。

ラパスからは、アメリカン航空の場合、マイアミに行く便が早朝の1便しかないので、
飛行機にしろ夜行バスにしろウユニからラパスに着いた日はラパスで1泊する必要があります。
ラパスから日本へは時差の計算も含めて2日後の到着になりますが、
米国内のルートによってマイアミで1泊するコースか、機内泊かを選べます。

一方、ラン航空~ユナイテッド航空の場合は、ラパス発リマ行きが夕刻にあるので、
ラパスに着いた日にリマまで行く事が出来、その後ヒューストンまでは機内泊で、
ヒューストンを発った翌日には日本に着けるのでアメリカンの場合より1日スケジュールが短縮出来ます。

4、日程と予算



私達の組んだスケジュールは下記の通りです。

1日目 成田-シカゴ-マイアミ-ラパスへ(機内泊・全てアメリカン航空)
2日目 早朝ラパス到着、午後のアマソナス航空でウユニへ(ウユニ泊)
3日目 塩湖観光(ウユニ泊)
4日目 塩湖観光(ウユニ泊)
5日目 アマソナス航空の午前便でウユニからラパスへ(ラパス泊)
6日目 ラパス-マイアミ(マイアミ泊)
7日目 マイアミ-ダラス(機内泊)
8日目 成田着

前々項で書いた通り、2日目のウユニ行きの飛行機に乗り遅れたので、ラパス泊になってしまいました。
結果、塩湖観光が1日半になってしまいましたが、それでもサンセット、サンライズ、
デイリーと3度塩湖に行って満喫出来ました。
なので、実質7日の旅程でも塩湖を楽しむ事は可能です。
もちろん、スケジュールに余裕があった方がいいですが・・・

そしてこれも前項で書きましたが、ラン航空~ユナイテッド航空を利用すれば、
更に旅程を1日短縮する事が出来ます。
つまり、理論上最短5日の超弾丸も可能な訳です。

1日目 成田-ヒューストン-リマ(ユナイテッド)、ラン航空でラパスへ(機内泊)
2日目 早朝ラパス着、アマソナスでウユニへ、塩湖サンセットツアー(ウユニ泊)
3日目 塩湖サンライズツアー、アマソナスの午後便でラパスへ
    ラン航空でラパス-リマ、リマ-ヒューストンへ(機内泊)
4日目 ヒューストン-成田へ(機内泊)
5日目 成田着

もちろんフライトスケジュールが合えばの話ですし、どこかでディレイでもしたら
アウトなので、このスケジュールで行く場合は自己責任でお願いします(笑)

続いて予算です。
事前にネット決済したのは下記の3つ。

成田-ラパス航空券(アメリカン航空エコノミー) 約15万円
ラパス-ウユニ航空券(アマソナス航空・Bクラス) 約27,000円
マイアミのホテル代(2名1室で1人当たり) 約4,500円

塩湖ツアー代やウユニ・ラパスでのホテル代は現地払いでした。
以下、ホテルは全て2名利用での1人当たりで、塩湖ツアーは7名相乗りでの1人当たりです。

ラパス(一番ホテル) 360ボリ×2泊
ウユニ(クリスタルサマーニャ) $60
ウユニ(Hostal El Cactu) 65ボリ
塩湖サンセットツアー 130ボリ
塩湖サンライズツアー 130ボリ
塩湖デイリーツアー 200ボリ

これらの支払も含め、現地で支払った全てのお金(交通費、食費、お土産代等)の合計は
1人当たり日本円で4万円弱でした。
これに事前ネット決済した金額を加えた総予算は1人約22万円です。
マイアミに宿泊しないで機内泊にするとか、塩のホテル(クリスタルサマーニャ)に
泊まらないとか工夫すればざっと20万円で行けますし、もし日程と体力が許して
ラパス-ウユニ間を夜行バスにすれば、余裕で20万を切ります。
ツアーで行くとウユニオンリーのツアーでも1人40万近くしますので、半額です。
是非個人旅行でウユニに行ってみて下さい。
某専門ツアーのHPで「現地のツアーでは天空の鏡を探してくれない云々」と
書かれたりしてますが、嘘です。
ちゃんとツアー会社を選べば、探してくれます。

次の現地編ではそのあたりについて書いてみたいと思います。

コメント (5)
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Red Roof Inn Miami Airport Hotel

2013-03-21 22:14:34 | 南北アメリカ

2013年3月に宿泊しました。



レッドルーフイン・マイアミエアポートホテルは、アメリカのマイアミ国際空港から1kmほどの場所にあるホテルです。
ボリビア旅行の後泊に利用しました。

最初はダウンタウンの安ホテルに泊まって多少は街中の散策も・・・思ったんですが、
バスで行くには荷物が面倒だし、タクシーで往復すると結局かなり高くなる。
なので空港近くのホテルで一番口コミの評判がよく、空港から無料のシャトルバスも
出しているこのホテルに決めました。

料金はホテル予約サイトで朝食付きのツインが$116、ポイントがあったので実質$90ちょっとで
泊まれましたが、いくら評判いいとはいえ、空港ホテルでこの料金はちょっと高いなあ、と思いました。
でもマイアミはホテル相場がかなり高いので仕方ないかと思ってたのですが、
ブログを書く為に再度同じホテル予約サイトを確認したら、同じ条件で$105、
朝食無しのプランも出ていてそちらだと$84になっててショックを受けました(泣)
このホテルの朝食はコンチネンタルブレックファストだそうですが、あまり味の評判は
よくないし、そもそも早朝出発で朝食は食べられなかったので、朝食無しのプランで
泊まりたかった・・・
予約が遅かったのがいけなかったのか、たまたまタイミングが悪かったのか・・・
いずれにせよこの点だけは残念です。

空港からホテルまでは到着階にある無料電話で連絡すればシャトルバスが迎えに来てくれる
・・・と聞いてたのですが、肝心の電話が見つからない。
仕方ないので、30分おきに出発階に到着するはずの定時のシャトルバスを待つ事にしました。
運よく15分ほどでバスが来ました。



バスに乗ればあっという間にホテルに到着。
フロントの様子。



このホテル、100% smoke freeとなっていたのですが、何を勘違いしたのか、
私は「全室喫煙可」と思い込んでました。
チェックインの時に「室内で喫煙したら罰金$200」という書面にサインする時点で
ようやく気づきました(^^;
考えてみれば「アルコールフリー」って言えばノンアルコールの事ですもんねえ・・・
でも100% smoke freeという割には、敷地内の屋外スペースのあちこちに喫煙所があって、
こちらとしては助かったのだけれど、嫌煙家にしてみればどうなんでしょうねえ(苦笑)

フロント棟の奥にプールのある屋外スペースがあります。



そしてその奥にもう一棟。
ゲストルームはどちらの棟にもありますが、私達の部屋は奥の棟の122号室でした。
ボリビアの後なので、なんだかすごく久々に見る気がするカードキー。



マイアミの相場を考えれば、この価格でもたいしたホテルではないだろう、
と思ってたので予想以上にいい部屋で驚きました。



床がフローリングってのも好み。
しかも傷みもほとんどなく、かなり新しそう。



眺めは駐車場ビューだけどそれはまあ仕方ないところ。



バスタブがあって、ちゃんと水もお湯も出て、ドライヤーも置いてあって・・・と
水準以上のホテルではごく当たり前の事がボリビアの後だとひとつひとつ嬉しい(笑)
まあ半分冗談なのはさておき、バス&トイレスペースと洗面台が別にあるっていうのは
実際に良いですね。





食事はホテル併設のレストランはないけど、すぐ隣に大きなレストランがあります。



結論。
$100という価格でホテルに求めるものは国や地域によって様々だとは思いますが、
少なくともこのホテルでは「損した」「失敗した」という気分にはならないと思います。
ましてトランジットホテルとしては十分すぎるほどです。
でも出来ればやはり$84のプランで泊まりたかった(笑)
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Ichiban Hotel

2013-03-21 02:05:25 | 南北アメリカ

2013年3月に宿泊しました。



一番ホテルは南米ボリビア・ラパス市内にある日本人経営のホテルです。
日本出発前とラパス到着後にラパス情報を仕入れたかったのでここを選びました。
料金はHPの公示価格通り、ツインで360ボリでした。(1ボリ=約14円)

宿のご主人はボリビア在住45年以上という日本人男性で、メールでも現地でも
ラパスの事やウユニの事など、色々と教えてくれます。
メールの文章は非常に素っ気ないし、見た感じもちょっと無愛想なのですが、
実際にはちゃんと対応してくれます。
ただ、特定されると困るので細かい内容は言えませんが、「えっ、ここまで親切にしてくれるの!?」
って事もあれば、「客相手にその言い方はないんじゃないの?」って言うような態度を
取られる事もあり、その振り幅が非常に大きいです(^^;
そのへんをどう捉えるかでこの宿の評価が分かれるかも。
対して、奥様の方は日系2世で日本語は片言程度ですが、普通に親切に対応していただきました。

フロントの様子。
奥に日本の本が色々置いてあって、無料で使えるPCもあります。
それとは別に、部屋でも無料でWiFiが使えます。



1階はフロントのみで、2階が食堂、3~5階がゲストルームになってます。

 

エレベーターはちょっと変わってて、自動ドアではなく、手前に引く引き戸があります。
引き戸の覗き窓からエレベーターが来た事を確認してから、ドアを手動で開きます。
一応、引き戸はエレベーターが来ていない状態では開かない仕組みになってるようです。

 

部屋はごく普通の中級ホテルのそれで、良くも悪くも特徴はありません。



部屋のTVはNHKが見られるそうです。



部屋の鍵はなかなか渋い作り。



バスルーム。
シャワーは固定シャワー。
最初に入った部屋がシャワールームの水はけが悪く、シャワースペースの縁から
水があふれ出しそうになったので、言ったら部屋を替えてくれました。
新しい部屋は特に排水は問題なかったです。

 

シャンプーと石けんがありましたが、このシャンプー(緑色のやつ)の容器が
端から破ろうとしても押し破ろうとしてもさっぱり開ける事が出来ず、結局諦めました。
ここのシャンプー使うならハサミか針のようなものが必須です(^^;

ドライヤーは部屋にはなかったけど、言えば貸してくれました。
ただし数が1つ2つしかないようで「使い終わったら返して下さい」と言われたので、
一晩中借りるような事は出来ないと思います。



室内は禁煙ですが、各階の廊下に喫煙所があるので、さほど不便は感じません。



部屋の窓からの眺め。
ホテルは中心部から少しだけ離れてますが、前の通りはバスもタクシーもよく走ってます。



ラパスの中心部であるムリリョ広場や土産物街のサガルナガ通りまでは、
車体前方に「J」のあるミニバスで1人1ボリ、ラジオタクシーだと1台15~20ボリでした。
「J」のミニバスはホテル前を通ってますので、坂を下っていく方向のバスに乗れば
ムリリョ広場方面に向かいます。
ラジオタクシーは「一番ホテル」と言えば大抵通じますが、万一通じない場合も
「Plaza Condle(コンドル広場)」と言えばホテルのすぐ近くまで行ってくれます。



宿泊料は朝食込みで、和食か洋食か選べるそうです。
私達は早朝のフライトだったので朝食はいただけなかったのですが、
その場合はパウンドケーキとコーヒーを深夜でも出してくれます。



結論。
ラパス始めボリビア情報を求める人や、言葉に不安がある人にはここが名前通り「一番」だと思います。
一方、そうでなければ同クラスでもっと安い宿もあるようですし、アクセス面でも
サガルナガ通りやメルカド(市場)に近い宿の方が街歩きには便利です。
宿のご主人のキャラクターについては好き好きって事で(笑)
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