今は昔。
とらハから妹キャラが魔法少女アニメでスピンアウトすると聞いて、ロリエロアンアン寸止め系ギャグアニメだろう思った時代がありました。
マジカルりりかるぴるるるるー、きゃー触手がー、みたいな。(笑)
■魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
偶然とはいえ一応観て来たので、感想でも書いておこうかと。
実はなのはって全然知らなかったんですよ。
小学三年生の魔法ガチバトルアニメってのは昨年A'sで(昨年かよw)知りましたけど、最初の2話くらいしか見て無いので何にも知らないに等しい訳です。
この映画は第一期の総集編というか再製作版だそうで。
こういうまとめ系のアニメ映画を全く初見で観られる機会ってそうそう無いので(普通なら見ようと思わない)、結構楽しみにしてました。
感想。
……すげぇ。
呆気に取られて終わった映画でした。
なるほど、これだけの人気を誇る理由が良く分かった。
ストーリーは当然伏せますけど、アニメ映画らしくなく(ぉぃ)話に一切の破綻が無く、初見でも必要な人間関係は理解できます。
テンポもいいです。繰り返される魔法バトルは当然として、その間を繋ぐ部分も、無駄な展開が無く飽きさせません。
そして、猛烈に感動要素が詰め込まれてます。
少女の淀みない真っ直ぐな気持ちと、強靭な心。そして交差する愛情。そこから発せられる直球なセリフは、まさにストレートにこちらにも届きます。
この精神年齢で小3少女とか明らかに設定がおかしいんですが(笑)、ヲタ専用の絵柄+魔法バトルという徹底的な非日常性が、それを許容させてくれるから面白いものです。
難点としては、なのは側の日常の表現がかなり手抜きです。きっと相当切り捨てられているんでしょう。もったいない気もしましたが、下手に詰め込むよりはバッサリ切ったこの構成の方が、分かりやすくて良かったと思います。
作品としては、ぶっちゃけ「友情、努力、勝利」です。
但しその要素を充分な分量だけ映画に押し込め、かつ破綻させずにまとめ上げた点は、大きく評価すべきだと思います。
あくまでアニメ映画なので好き嫌いはあるでしょうが、あの絵柄と声に抵抗感が無ければ、観て損の無い映画だと思います。
そう……凄く良く出来ているんですが、根本はやっぱり「アニメ映画」なんですよね。
あの絵柄、あの設定は絶対に万人受けできないモノなので、どうしても大きなおともだち専用になっちゃうんですよ。アニメ全般そうであるように、この作品も絵柄と声で随分得をしてきたはずですが、同時に、絵と声によって、より一層大きくなれる可能性が塞がれている気がします。ある意味、ヲタ絵で得も損もしているという、珍しい作品かも知れません。
独り言。
なんか、ハリウッドが好きそうな作品なんだよなーこの映画。
実写化とかしそうな気がしてちょっと怖い。(笑)
とらハから妹キャラが魔法少女アニメでスピンアウトすると聞いて、ロリエロアンアン寸止め系ギャグアニメだろう思った時代がありました。
マジカルりりかるぴるるるるー、きゃー触手がー、みたいな。(笑)
■魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st
偶然とはいえ一応観て来たので、感想でも書いておこうかと。
実はなのはって全然知らなかったんですよ。
小学三年生の魔法ガチバトルアニメってのは昨年A'sで(昨年かよw)知りましたけど、最初の2話くらいしか見て無いので何にも知らないに等しい訳です。
この映画は第一期の総集編というか再製作版だそうで。
こういうまとめ系のアニメ映画を全く初見で観られる機会ってそうそう無いので(普通なら見ようと思わない)、結構楽しみにしてました。
感想。
……すげぇ。
呆気に取られて終わった映画でした。
なるほど、これだけの人気を誇る理由が良く分かった。
ストーリーは当然伏せますけど、アニメ映画らしくなく(ぉぃ)話に一切の破綻が無く、初見でも必要な人間関係は理解できます。
テンポもいいです。繰り返される魔法バトルは当然として、その間を繋ぐ部分も、無駄な展開が無く飽きさせません。
そして、猛烈に感動要素が詰め込まれてます。
少女の淀みない真っ直ぐな気持ちと、強靭な心。そして交差する愛情。そこから発せられる直球なセリフは、まさにストレートにこちらにも届きます。
この精神年齢で小3少女とか明らかに設定がおかしいんですが(笑)、ヲタ専用の絵柄+魔法バトルという徹底的な非日常性が、それを許容させてくれるから面白いものです。
難点としては、なのは側の日常の表現がかなり手抜きです。きっと相当切り捨てられているんでしょう。もったいない気もしましたが、下手に詰め込むよりはバッサリ切ったこの構成の方が、分かりやすくて良かったと思います。
作品としては、ぶっちゃけ「友情、努力、勝利」です。
但しその要素を充分な分量だけ映画に押し込め、かつ破綻させずにまとめ上げた点は、大きく評価すべきだと思います。
あくまでアニメ映画なので好き嫌いはあるでしょうが、あの絵柄と声に抵抗感が無ければ、観て損の無い映画だと思います。
そう……凄く良く出来ているんですが、根本はやっぱり「アニメ映画」なんですよね。
あの絵柄、あの設定は絶対に万人受けできないモノなので、どうしても大きなおともだち専用になっちゃうんですよ。アニメ全般そうであるように、この作品も絵柄と声で随分得をしてきたはずですが、同時に、絵と声によって、より一層大きくなれる可能性が塞がれている気がします。ある意味、ヲタ絵で得も損もしているという、珍しい作品かも知れません。
独り言。
なんか、ハリウッドが好きそうな作品なんだよなーこの映画。
実写化とかしそうな気がしてちょっと怖い。(笑)