朝、TVをつけたら、被災地に浴衣を贈ったというニュースが放映されていて、思わず「あ!」と声をあげてしまった。
私の浴衣や帯も、あの中にあるかもしれない。
たまーにうかがう青山の呉服屋「えり華」さんで、お客様向けの定期DMに「浴衣を被災地に送ろう」という呼びかけが掲載されていたのが1か月半ほど前のこと。
えり華の社長が所属する「NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会」という団体経由で、被災地の方に贈る活動を展開されているのだという。
背景には、陸前高田市は市内に4軒あった呉服屋さんが全て津波で流されてしまい、このままでは着物を着る習慣がすたれてしまうという危機感を持たれたのだとか。
また浴衣を着て癒されてほしいのだという。
正直、そのお知らせを読んだ時、「被災地で浴衣?」と疑問を覚えた。
必要なのは、日常に着る洋服や下着ではないのか?
浴衣を贈ってもほしい人なんてそんなにいないのではないか?
とはいえ、子供など一部には浴衣を着たいと思う人もいるかもしれない…
そう思い直し、子供のころに作ってもらったまま、ほとんど着なかった浴衣を贈ることにした。半幅帯2本と下駄もあわせて届けた。(先々週の、コクーン歌舞伎観劇の前の超つめつめスケジュールの中で・・・)
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<意外にも良い家の出だった下駄。結婚したときに実家から持ってきた。関西在住時代に母が買ったのか?河原町のデパートの値札がついたままだった>
そんなふうに思っていたから、TVニュースを見て驚いた。
浴衣配布の会場には何百人という人が並んでいたのだ。
「必需品でない浴衣をそんなにほしがる人はいない」という私の予想は見事に外れた。こんなにも着物は欲しがられている。
着物(浴衣)は、日本人にとって必需品といえるのではないか。
▼陸前高田市に向けた浴衣支援を展開中。えり華さんの社長ブログ(http://www.erihana.co.jp/archives/5075)をご覧ください
一方、震災復興のプロジェクト"LOVE KIMONOS, LOVE JAPAN."さんでは、日本橋「ころもや」さんでチャリティーフリーマーケットを今週末の2日に開催するそうだ。
▼LOVE KIMONOS, LOVE JAPAN."
http://www.wagu.jp/lovekimonos_lovejapan/
以前に紹介した「ひとくち支援の会」のメンバーの呼びかけがあったので、私も出品。
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かなりたくさんの人が出品される様子。
前の浴衣支援も、業界からより一般人からの支援が予想以上に多かったとか。
着物好きは着物を通じて被災地復興を手伝いたいと思っているのだなあ。
支援活動を通じて、着物すきの見知らぬ人たちに対し不思議な連帯感を感じている。
私の浴衣や帯も、あの中にあるかもしれない。
たまーにうかがう青山の呉服屋「えり華」さんで、お客様向けの定期DMに「浴衣を被災地に送ろう」という呼びかけが掲載されていたのが1か月半ほど前のこと。
えり華の社長が所属する「NPO法人きものを着る習慣をつくる協議会」という団体経由で、被災地の方に贈る活動を展開されているのだという。
背景には、陸前高田市は市内に4軒あった呉服屋さんが全て津波で流されてしまい、このままでは着物を着る習慣がすたれてしまうという危機感を持たれたのだとか。
また浴衣を着て癒されてほしいのだという。
正直、そのお知らせを読んだ時、「被災地で浴衣?」と疑問を覚えた。
必要なのは、日常に着る洋服や下着ではないのか?
浴衣を贈ってもほしい人なんてそんなにいないのではないか?
とはいえ、子供など一部には浴衣を着たいと思う人もいるかもしれない…
そう思い直し、子供のころに作ってもらったまま、ほとんど着なかった浴衣を贈ることにした。半幅帯2本と下駄もあわせて届けた。(先々週の、コクーン歌舞伎観劇の前の超つめつめスケジュールの中で・・・)
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<意外にも良い家の出だった下駄。結婚したときに実家から持ってきた。関西在住時代に母が買ったのか?河原町のデパートの値札がついたままだった>
そんなふうに思っていたから、TVニュースを見て驚いた。
浴衣配布の会場には何百人という人が並んでいたのだ。
「必需品でない浴衣をそんなにほしがる人はいない」という私の予想は見事に外れた。こんなにも着物は欲しがられている。
着物(浴衣)は、日本人にとって必需品といえるのではないか。
▼陸前高田市に向けた浴衣支援を展開中。えり華さんの社長ブログ(http://www.erihana.co.jp/archives/5075)をご覧ください
一方、震災復興のプロジェクト"LOVE KIMONOS, LOVE JAPAN."さんでは、日本橋「ころもや」さんでチャリティーフリーマーケットを今週末の2日に開催するそうだ。
▼LOVE KIMONOS, LOVE JAPAN."
http://www.wagu.jp/lovekimonos_lovejapan/
以前に紹介した「ひとくち支援の会」のメンバーの呼びかけがあったので、私も出品。
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かなりたくさんの人が出品される様子。
前の浴衣支援も、業界からより一般人からの支援が予想以上に多かったとか。
着物好きは着物を通じて被災地復興を手伝いたいと思っているのだなあ。
支援活動を通じて、着物すきの見知らぬ人たちに対し不思議な連帯感を感じている。
震災後、まもなく新聞に出ていた朝日新聞の報道写真で、瓦礫の中から義母の着物を救い出し、泥だらけの地べたの上に、これも泥がついた畳紙をきちんとそろえて置いていた女性の姿がありましたが、これを見てとても胸が熱くなったのを思い出しました。
被災地の復旧復興をかたく信じて疑いませんが、みんなが思う以上に時間がかかるだろうコトを覚悟して、これからも支援してゆかねばいけないなあ~と思っているところです。
今後とも「青山ゑり華」さんをよろしくお願い申します。
着物が被災地で、あんなに喜ばれるなんて、驚きました。機能性の意味では必需品ではないかもしれないけれど、着物で喚起される懐かしさや情緒は、人生の潤いとして必需品なのでしょう。
自分の仕事をしっかりすることはもちろん、こんな形のお手伝いも続けていきたいと思ってます。
協議会のサイトでもアップされてました。
http://npo-kimono.jp/?p=398
着物は現実的・実用的じゃないかもしれないけど
夢を見させてくれるものですよね。
気仙沼の呉服屋さんの女将のブログにも
津波を被った着物の悉皆を頼まれる事が引きを切らないそうです。
お盆には浴衣を着て亡くなった方々の慰霊と鎮魂の為
盆踊りをして、そして生きてる人達も次のステップに行ける。
なんだろう?やらなきゃいけないような気がします。
流されたモノが多いので、浴衣以外も受け付けて下さいますよ。
今度は袷や帯などを送ろうと思っています。
やっぴーさんのブログでも紹介されてましたね。
着物は長持ちするせいか、洋服より思い出が色濃くついてくる気がします。思い出の着物は流されたとしても、着物を着る行為が、また思い出を蘇らせてくれる助けになったら良いですね。
あと、浴衣ってやっぱり涼しいんじゃないかなあ。風通し良さそうですし。実用面でも役立つといいですね。
おっしゃるように、冷房もままならない、はえや蚊にあうことが例年より多そうな被災地のことを考えると、肌を覆う面積が多いわりに風通しの良い着物類は、活躍しそうです。そういう点でも喜んでもらえると良いなあ。