2021/3/25(木) 晴
出発時の気温19°とぽかぽか陽気。今日のポタリングは、桜花探訪とも思ったが天然記念物繋がりで大津町「天神森の椋」とし、11時から出かける。
麻生田から光の森を抜けて、菊陽町辺りから方向を南にとり県道207を東進する。大津町下町の「不知火光右衛門の墓」前を通り、目印の窪田阿蘇神社前を通り、目的の熊本県指定天然記念物の「天神森の椋」(写真1参照)に到着する。
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椋(写真2参照)は、かなりの老木のようだ。根元と主幹中ほどに空洞がある。が、堂々たる風格は辺りを威圧するかのように感じる。
春の穏やかな光のなかで、途中のコンビニで買って来た弁当を開く。
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県の標柱と説明板(写真3参照)は、椋のある場所に行く手前の地区公民館の前にある。
椋は写真右手の家の向う側に見える。椋への進入路は、写真より左側にある。
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説明板(写真4参照)には、
「熊本県指定天然記念物天神森の椋(昭和38年7月23日指定)、椋はニレ科の落葉喬木で、本州中部以南の山野に自生しています。春、新葉とともに淡緑色の単性花(1つの花に雄シベだけか雌シベだけがあるもの)をつけ、後に実を結び、秋には紫黒色に熟する。葉は長卵形で左右対称ではなく、表面がザラザラしており、物を磨くために用いられてきた。天神森の椋は、前方の竹林の中にひときわ高くそびえている樹で、幹囲約7.9m、樹高約21mに達し、県内で最も大きい椋の1つである。樹齢は500年~600年と推定され、幹にはテイカズラが這い、ヤブランなども生えていて老樹の風格がある。
また、幹に大きな空洞があるが、これは安永年間(1772~81)に起こった竜巻で吹き折れた痕だという。
昔ここに天満宮が祭られていたといわれ、天神森と呼ばれている。そしてこの木は「椋天神」・「椋殿様(むくどんさん)」と呼ばれ、村の御神木として、戦前は「椋殿様まつり」が毎年秋に行われていた。」とある。
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帰路の途中、窪田阿蘇神社、第十一代横綱不知火光右衛門の墓に立ち寄る。
現在時刻14時帰路に就く。
旧国道57(旧大津街道)を通るが、JR豊肥本線敷の菜の花(写真18参照)が奇麗だった。
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自宅帰着は16時半、今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)22km→天神森の椋30km→熊本(自宅)
所要時間5.5時間(実5時間) 総計52km 走行累計39,281km