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熊本から気ままに山と自転車のブログ

轟貝塚・曽畑貝塚

轟貝塚・曽畑貝塚
2022/8/9(火) 晴/曇

今日の最高気温予報は35°と危険な暑さ。午前・午後とも降水確率10%に、自転車修理を兼ねて午前8時半からポタリングに出る。
主目的は、歯飛びを起こすようになったチェーン交換を想定して出かけだのだが、店が開くまでの時間まで宇土市指定文化財の轟貝塚、曽畑貝塚を探訪することとする。

さて、ポタリングルートは、蓮台寺から八代橋から平木橋に向かう。途中、内田町辺りか蓮根田の蓮根に、真っ白い花(写真1参照)咲いていた。


平木橋を渡り、宇土市の轟貝塚(写真2参照)を見る。遠景は白山。以前は中腹に大きく枝を張ったかっこいい樹があったが、無くなって残念と近所の人の話でした。


説明板(写真3・4参照)には、「今から約六千五百年~約四千年前の、縄文時代前期~後期のかけての、九州地方を代表する貝塚遺跡。縄文時代の年代その他を推測する際の基準となる轟式土器の標識遺跡として知られる。
大正時代の京都大学による発掘調査以来昭和三十三(1958)年に肥後考古学会、昭和四十一(1966)年には慶應義塾大学などによって調査が行われている。
調査によって土器や石器、骨角器などの貴重な遺物が数多く発見されており、装身具を着けた人骨も見つかった。
轟式土器は、土器の表面をひっかいたようなものや、みみずばれのような粘土帯を表面に張り付けたものなどがあり、九州地方一円だけでなく山陰地方まで分布している。」とある。
尚、県のホームページによると、「令和4年6月17日に国の文化審議会の答申があり、国の史跡になる予定」とある。


轟貝塚を後にして、曽畑貝塚(写真5照)に移動する。曽畑貝塚は、民家の塀の傍に標柱・説明板が建っている。


説明板(写真6参照)には、「今から約六千年前の、縄文時代前期の、九州地方を代表する貝塚遺跡。縄文時代の年代その他を推測する際の基準となる曽畑式土器の標識遺跡として知られる。
昭和三十四(1959)年に慶応義塾大学によって発掘調査が行われ、曽畑式土器をはじめてする縄文式土器や石器、それに勾玉など数多くの遺物が発見された。
また、この貝塚の南西約百mの国道三号線バイパス工事に伴う発掘調査によって、縄文時代前期に属するドングリの貯蔵穴約五十八基が発見され、当時の生活の様子を知る上で貴重な発見となった。
曽畑式土器は韓国の新石器時代の土器と類似しており、韓国と日本との交流を物語る上での貴重な資料となっている。」とある。


両貝塚を廻って自転車店を訪れたところ、チェーン延びの外にギアも歯が損傷しているとのことで、部品入荷に二週間を要するとのことで修理は後日となった。店の外は蒸せるような暑さになっていた。ここを最後にして帰途に就く。
13時半帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)29km→曽畑貝塚23km →熊本(自宅)
所要時間5時間(実4時間) 総計52km 走行累計50,144km

自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。

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