2022/8/13(土) 晴/曇
今日の最高気温予報は32°と厳重警戒ではあるが、湿度は80~90%と蒸し暑い。が、中3日休んでいるし、走れない気温ではないので午後13時半からポタリングに出る。
目的地は、片道20km圏内の熊本市南区城南町、市指定文化財「高の石造宝塔」「七所宮の石造宝塔」とする。
ポタリングルートは、流通団地通りを南下し加勢川を渡り(写真1参照)、釈迦堂橋を渡り県道241を左折する。
高の集落の交差点右側に「高の石造宝塔」の説明板(写真2参照)がある。
Google地図ストリートビューでもこの風景は見えるが、宝塔が見えない。
少し離れた個人の所有地と思える場所(写真3参照)に、標柱の頭が見える。敷地はオープンになっているので、失礼して中に入らせていただく。
宝塔(写真4照)は、用水路を挟んで県道を背にして鎮座する。
説明板(写真5照)には、「高の石造宝塔は下から、基礎石・塔身・方形笠・宝珠の四部分で構成されている。ただし制作年代は各部分で異なっていると考えられ、塔身が最も古く鎌倉時代の特徴を有している。基礎石は正応四年(1291年)の銘文が刻まれており、もとは五輪塔の地輪を転用している。
塔身には金剛界四方仏笠および宝珠は後補で、これら四部材をセメントモルタルで接着したのが現在の形態である。法量は総高120.4cm。各部の高さは基礎石35cm、塔身37.9cm、笠24.5cm、宝珠23cmである。塔身は、四方に仏龕が刻まれ、それぞれに金剛界四仏の阿閦(あしゅく)如来・宝生如来・無量寿如来・不空成就如来)と思われる座像が蓮華座上に陽刻されている。
この種の宝塔塔身を持つ石塔は緑川流域に多く見られ、13世紀から14世紀ごろの造塔と推測されている。本塔は天福2年(1233年)銘を持つ城南町宮地の石造宝塔と造形的に共通しており、元仁元年(1224年)銘の熊本県指定重要文化財である大慈寺の宝塔とも同年代のものと考えられる貴重な石造宝塔である。
熊本市内の宝塔の中でも古い年代のもので、彫像もすぐれている。」とある。
高を後にして、宮地七所宮に移動する。楼門(写真6参照)は新しく塗装されていた。地震で被災して修復されたか?
阿吽の仁王像(写真7・8参照)は、木の香がして新しく造立されていた。
目的の石造宝塔は、境内を一周したが探し出せなかった。帰宅して熊本市ホームページの写真を見たら、生垣の中に在るようなので後日に再訪したい。
宮地は、地名からして歴史ある所のように思うので、住宅地の中を周回してみたが新しい発見には至らず帰途に就く。
18時帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)22km→宮地七所宮19km →熊本(自宅)
所要時間4.5時間(実4時間) 総計41km 走行累計50,185km
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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