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伊勢根付職人 梶浦明日香の『手のひらの幸せ』

今日は冬至『一陽来復』

今日は冬至です。
一年で一番昼間の短い日。
今日が一番真っ暗な日。

冬至のことを、昔の人は
『一陽来復』と言ったようです。

今日が一番真っ暗で、明日から光が増えていく。
今日からまた、明るい日になっていくからね。
という希望の日なんですね。

なんで真っ暗を喜ぶんだ?
とも思うのだけれど、
ここからは明るい未来しかないというのは
どんなに今が真っ暗でも、
いや真っ暗だからこそ、
真っ暗を知るからこそ、
明るい日のありがたさを感じられます。

今年は夏に、凛九で
『ヒカリサク』
という名前の展示をさせてもらったのだけれど、
コロナで真っ暗ななか、
伝統工芸衰退と言われる中、
今ここからヒカリを灯そう。
ここからは明るくなる一方なんだから。
という意味がありました。

真っ暗を知っているから
光のありがたさを感じられます。

ここ数年は、みんな大変でしたよね。
コロナだけじゃない、いろんなことがありました。


でも、だからこそ、人として成長させてもらえた。
ここからはまた明るくなる。


そんな幸せを噛み締める、今日の冬至。

『一陽来復』

大丈夫。未来は明るい。





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