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編物handmade azur ~手編み三昧の日々です

災害の報を聞いて

こんばんは。azurです。

豪雨災害に遭われた地域の皆さまには心からお見舞い申し上げます。

雨は要らないものではないけれど、
ガバッとじゃなくて適度に降ってほしい。

なんて、人間の傲慢勝手な言い草ですが、本当にそう思う。


私の住んでる地域のすぐ近く(お隣地区)も、豪雨があると河川が氾濫したり浸水被害が起こりやすかったりします。
避難場所は最寄りの小学校ですが
低い土地や水路脇を通って行かなくてはならず、どちらかというと家にいた方が安全ではないかと夫と話しています。
自宅は比較的高い土地にあり、周囲が田んぼで高低差があるし。

でもニワカ仕込みの知識や思い込みはかえって危険ですね。
そのときどきで臨機応変に対応
……できればいいですが、いざとなるとなかなか難しいです。

何年か前、震度4くらいの地震があって
かなり揺れましたが、
1歩も動けなかった。

幸い短い揺れだったし被害はなかったけれど、
いざとなると私は全然動けないとわかりました。


実家がある町は稲村の火のモデルになった町です。

※ ※ ※ ※

(ウィキペディアより)
稲むらの火(いなむらのひ)は、1854年(嘉永7年/安政元年)の安政南海地震津波に際しての出来事をもとにした物語。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を説く。小泉八雲の英語による作品を、中井常蔵が翻訳・再話したもので、文部省の教材公募に入選し、1937年から10年間、国定国語教科書(国語読本)に掲載された。防災教材として高く評価されている。
もとになったのは紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡広川町)での出来事で、主人公・五兵衛のモデルは濱口儀兵衛(梧陵)である。

※ ※ ※ ※


厳密に言うと、実家は広村ではなくて隣村だったんですが
合併して同じ町になりました。

当時の実家の家はその津波で流され、高台に移り住みました。
そこが私の生家。
海からの距離はない(平野が少ない)けれど、けっこう急な坂を登った辺りでした。
だいぶん昔に取り壊して、八朔畑になっています。

4歳のとき、また海の近くに引っ越しました。
それが今の実家です。
家が古くなったのと収穫したミカンの置き場や選果のための場にもっと広い倉庫が要ったからだと思うけれど、
山崩れが不安だったので平野に移ったとの説もある。


安政の大津波のとき
村の有力者だった濱口梧陵さんは、大地震の直後に津波が来ると察知して、いち早く村人たちに避難を呼びかけたのだそうです。
当時のことですから、夜は真っ暗。
高台の神社に続く道は地震で荒れ、どこが道やらどっちが神社やらわからない有様でした。
そこで、梧陵さんは、持っていた松明で田んぼに積まれていた稲藁に火をつけて、後から来る村人に神社までの道程を示したのだそうです。
多くの家が流され、村はひどい様子になりましたが
早期の避難のお陰で、大半の村人は命を取り留めたとのことです。

……というのが、子供の頃に習ったお話。
小学校で習った記憶もあるし、両親や祖父母から聞いた記憶もある。


10年くらい前に初めて知ったのですが
災害後の梧陵さんはもっと偉かった。

私財を投げ売って、村の復興に努めたらしいです。
防波堤工事のために仕事のない村人を雇い、給金を支払うという
今で言う公共事業を自分の財産でやってのけた。

その後、梧陵さんの醤油醸造店(現在のヤマサ醤油。梧陵さんは7代目らしいですね)が震災で被害を受けたりとか、何かと大変だったらしいです。
それでも故郷の復興に尽力し続けたという話です。


梧陵さんは学校の創立にも携わっています。私の母校でもある。
創立168年を迎えるというめっちゃ古い学校ですが

野球部は、
ただの一度も甲子園に出たことがない。 (つд⊂)エーン
創部も100年超えてるんだけど。

同じ地方には春夏連続優勝した学校があるのにな。
夫の母校は全5試合完封2試合連続ノーヒットノーランのスゲェ投手がいたのにな。戦前だけど。

まあ、帰宅部だったヤツが言うなよ。 (--〆)
という話ではある。

何年前だったかなぁ。
1度、選抜の21世紀枠の候補に上がったことがあったんですが
なんでだか、見送られた。無念。

甲子園にはコールド制がないので、ある程度強くないと無理だったんじゃないか。
「なけんと(でないと)、試合、 いつまでたっても終わらんやろ
と父は言ってたけど
真意のほどはわかりません。

ちなみに父も母も祖母も卒業生であります。



災害には
予防、避難、復興がそろって初めて対応できるんだなと思いました。

各地の災害被害に遭われた地域が
1日も早く復興されますように。



今回の作品

梅雨空の厚い雲を割いてほしくて、


お日さまの花を。

たんぽぽのコサージュです。今日、到着のご連絡をくださいました。
明るい黄色が元気の糧になってくれればと思います。


おまけは、ギフトラッピング用のクリップと
ご購入者さまにミニコサージュをお作りしました。


おそろいで楽しんでくだされば嬉しいですね。



では、今回はこの辺で。またお会いできますように。

どうぞよろしくお願いいたします。

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