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巨大な柱の先には ドゥオーモ ミラノ

2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。

 
★巨大な柱の先には ドゥオーモ ミラノ


 『ドゥオーモ』は典型的な(ゴシック建築)の教会です。

 内部は五つの身廊、翼廊、後陣の構成になっています。




 中に入るとすぐに目に入る巨大で堅牢な柱、何ともいかめしい感じです。身が引き締まるというのでしょうか。




 ゴシック様式はフランス発祥でヨーロッパ各地に広がった建築様式ですが、ゴシックとは実は、ゴート人ということだそうです、ゴート人はゲルマン系の民族で、「森の民」です。アルプス以北と考えてもいいと思います。

 この画像を見ていただくとそれがよくわかります、太くたくましい柱の先には枝があり、その先には天井いっぱいに葉が広がっています。大きく空を覆っています。素晴らしいですね。




 ゴチック様式はもともと森の民であったアルプス以北の人々が、都市化していく中で、森がなくなってしまうことを悲しみ、教会の中にその森林生活の追憶を残したものといえます。

 こうして考えていくと今まで何となく「ゴシック様式」という言葉は知っていても、具体的にそれが何を指すかわからなかった時に比べると、また違った見方が出てくるのでは。




 

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