2021年7月訪問
ゴッホも真似して描いてみた 浮世絵 歌川広重
印象派の画家たちが日本の浮世絵を愛し、たくさんのインスピレーションを受けたこと
は有名な話ですが、実際に浮世絵を油絵に描いたのが『ゴッホ』でした。
そして今回ご紹介する作品ではありませんが、『ゴッホ』が描いたのは、
『歌川広重』の『名所江戸百景』の中の二枚でした。
それほど『広重』の絵は『ゴッホ』の心の中にしみ込んだわけです。
『歌川広重』寛政九年(1797)~安政五年(1858)
《東海道五十三次の内蒲原》(1832~33)
この頃『広重』は、幕府の官僚たちと東海道五十三次を視察するという
仕事に同行します、その過程でそれぞれの場所をじっくりと観察する機会になりました。
『広重』はこの機会で、「風景画」という領域を日本の絵の中に確立した
といえるかもしれません。