さて、ラパン・アジルを左に曲がるとどこに行くでしょう、行ってみましょうか。サン=ヴァンサン墓地の壁沿いに歩いて行くとぐるっと鋭角にほぼ360度回るように道はジラルドン通りに入ります、その先はまた坂なんです。
この坂(ジェラルドン通り)をあがって行くとアブルボアール通りかなりきつい階段だったので、ちょっとした広場で一息ついていると、何やら観光客が銅像の胸をこすっています。
この銅像は有名な歌手のダリダ(1933-1987)日本では1970年代にアラン・ドロンと共 にうたったあまい囁きがヒットしたので覚えている人もいるかと思います。本格的なシャンソン歌手ダリダ私は大好きですね。
と言いながら胸をなぜたらそのままだらだら坂を下っていくと、マルセル・エメ広場があります。この広場に名前が付けられているマルセル・エメ(1902-1967)はフランスの小説家です。そして、この広場には何やらおかしな銅像が埋まっています。
始めてみた人はいったいこれは何だ!!と思うでしょう。このモニュメントは、エメが書いた小説『壁抜け男』(1943)を表現しているんですね。
画像ダリダ2019年10月撮影 画像壁抜け男2021年12月撮影 i-phone11prp