それでは公園の中に入ってみましょう。
このセーヌ川沿いの細長い公園の一番シュリー橋に近い所にあるのはエスプラナード デュケ サン ベルナールの遊び場という公園の部分です。
画像を見ていただけばお分かりのようにモニュメントの後ろの公園の児童遊具が見えますここは児童公園なんですね。
バーナード ペイジス 「無題」(1988)
この辺りから野外彫刻美術館に入っていきます。様々な彫刻類が目に入ってきます。
ここはティノ・ロシ公園の一部になっています。
LIUBA⦅ブルガリア⦆「無題」
セーヌ川を背景にすくっと立つ黒い物体、人が立っているようにも見えますが何をイメージしたものでしょう。この作品が何を訴えているのかは見る人によって違います、いろいろ考えながら眺めるのは楽しいものです。
公園の噴水広場
この時は噴水が出ておらず、この空間を利用して創作ダンスの練習をしていました。
素晴らしいパフォーマンスにしばし見とれてしまいました。彫刻のそばで無心に踊る二人のダンサー良い時間でした。
SOREL ETROG ルーマニア生まれ 「フィエゾレ」(1965-1967)
ダンサーのそばでじっと彼らを見つめていた作品です。
公衆の立便器?
さて、これはと、この物体の前でしばし考えてしまいました。
これは作品なのかそれともただの立便器なのか?
というのは1917年に開催されたアンデパンダン展にデュシャンは『泉』を匿名のR.MATTというサインをして応募しました。それが陶器製の何の変哲もない立便器だったんですね。
デュシャンはその何でもない日用品にサインをして作品として応募することによって、芸術の既成概念に一石を投じたわけです。
2023年10月訪問
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