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欧州気まま旅+トキドキ国内旅行 The Travel of Europe

パリの中心 チュイルリー公園

 オランジェリー美術館とジュ・ド・ポーム美術館この二つの美術館があるチュイルリー公園はパリで一番古い公園です。

 この公園の歴史を紐解くと16世紀にカトリーヌ・ド・メディシス(1519-1589)が私邸を作るためにこの周辺の土地を買い取ったことから始まります、これ以降100年かかってチュイルリー宮殿が出来上がります。

 宮殿にはチュイルリー公園と比べれば小規模のイタリア式庭園がありましたが、1664年にルイ14世の命令で、造園師ル・ノートルにより、それまでの庭園が大幅に作り替えられ、現在のような左右対称のフランス式庭園になったんですね。

 

(2019年10月撮影Canon EOS M100)

 カトリーヌ・ド・メディシスまた出てきましたね、今回歩き始めたシヤイヨー宮のあたりから、ヌーベル・フランス庭園そしてシャンゼリゼ大通り、はたまたチュールリー公園に至るまでの莫大な敷地を持っていたわけですね、恐るべきはフィレンツェメディチ家の権力と財力ですね。

 この時代はフランスよりイタリアの方が経済力だけではなく文化的水準も上だったんですね。

 今ではカトリーヌの時代の建物や庭園などは残っていませんが同じメディチ家のマリー・ド・メディシスが命じて作らせたリュクサンブール宮殿や、その庭園はその形をとどめています。そして、それらはフィレンツェのピッティ宮及びボーボリー公園を模したものといわれています。

 ルネサンス時代にフランソア1世(在1515-1547)がどうしてもレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452―1519)が欲しくてフランスに招聘したのは、フランスのイタリア文化に対する希求だったんですね。


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