2021年7月訪問
労働者 廬山美術館 荻原守衛 安曇野
『廬山美術館』の入り口を入ると右手に見えるのがこの作品です。
《労働者》(1909)
『荻原守衛』(1879~1910)
『荻原』はパリに行って『ロダン』の《考える人》を見て衝撃を受け、
彫刻家の道を目指した、何となくそんなことが伺える作品です。
中年の男性が顎に手を当てて斜め前を見ています。
男性の体は題名のとおり、労働を通して筋肉がたくましく盛り上がっています。
右横から見た画像です。
19世紀の中ごろに活躍した、『コロー』『ミレー』などが題材として
良く取り上げた「働く人たち」、『守衛』はパリでそんな絵を目にした可能性はあります。
パリでの様々な景観が生んだ作品と言えるでしょう。