2020年12月訪問
★再建されました 鼠多門橋・鼠多門 金沢城公園 石川
『尾山神社』から『金沢城公園』までは『鼠多門橋』で結ばれています。
これは、『玉泉院丸』という城外部の郭にこの橋で結ばれていました。
そして、この郭は現在『尾山神社』になっています。
位置関係を見てみましょう。
橋を、『尾山神社』側から見てみます。
おや、新しいですね。白木が初々しいです。
そのはずです、『鼠多門橋』と『鼠多門』は去年の7月に再建が完成しました。
『金沢城』は天正11年(1582年)『前田利家』がここに入り、
キリシタン大名として知られる『高山右近』を招いて、
築城の指南を受けたといわれています。
『鼠多門』は大扉の上に櫓が作られている櫓門。
できた時期は不明ですが、資料から江戸時代初期にはあったと確認されています。
外壁は白の漆喰で塗ってあります、その下は海鼠壁ですが、目地が黒い仕上げです。
お城というのは、外敵から内部を守るというのが唯一の目的ですから、
堅牢で、武骨なものです、しかし、その中に機能美が含まれるのは、
匠のセンスでしょう。この門に美を感じました。