きのう 映画『きのう何食べた』を見てきました。
アマゾンプライムで、TVドラマ(テレビ東京)で見てとても気になったいました。
(とても後を引くドラマなんですね。)
それが劇場版『きのう何食べた』になったので早速行ったんです。
この物語自体は、よしなが ふみが描いた同名の漫画を劇場版したものなんですね。
主人公の筧史郎と矢吹賢二二人の同性愛者の日常を描いたものなんです。
取り上げている主題が、同性愛なのでどうしても悲壮感や、
苦しみが前面に出てしまう作品が多いのですが、この作品はそこをカラッと描いているんですね。
笑いあり、涙あり軽妙にストーリーは展開していくのですが、
問題点はしっかり正面からとらえられています。
日本では同性愛は正面的には受容的で公式見解的ですが、
いったん本音となるといろいろなその人の人生観や、生理的嫌悪などが、
その問題の軸に絡みついていて、
とてもまだ日本の世界では受け入れられていません。
この作品はそのあたりのことを実に明快に指摘しています。
人間にとって、人間の生活にとって何が一番大切なのか、
男と女が愛し合うラブロマンスはいくらもあります。
そしてそれが、破局であれハッピーエンドであれ
当たり前のこととして受け入れられます。
しかしそれが同姓であればどうなるか、
ここが一番大切なんだよと説いていると思います。
欧州を旅していると同性同士手をつないでいる風景などは普通のことです。
『オランダ』では同性同士の結婚が認められています。
日本も早くだれがだれを愛そうが自由で、だれでも好きな人と結婚ができるように
なるように心から思っています。
それは今皇室で起こっていることでも同じです、私たちはただの人間だからです。