もう3年か。あるいは、まだ3年か。
東日本大震災から3年経った今日、3年前を思い出してみる。
転職した職場に慣れ始めた頃。
今の家に引っ越したばかりの頃。
次の日は引っ越し前の家の引き渡しに立ち会う予定だった。
金曜日だったから夜は晩酌しちゃおうかと思っていた。
週末は新しい家の台所で料理でもするつもりだった。
前の職場の友だちにも会いたいなあと思っていた。
なんて当たり障りないんでしょう。
ふつうの日になり損ねたあの日から3年。
早い遅いはさておき、ふつうの日がいかにありがたいか嫌というほど
思い知らされたはずなのに、わたしたちはどうしてこう
忘れっぽいんだろう。
あの1日で人生が変わってしまった人も多いだろう。
この3年、何が変わって何が変わらないか。
過ぎた時間の重さを、自分のことに照らし合わせて考える日。
これからも、3月11日は、そういう日になるんだと思う。