「少女は自転車にのって」
ハイファ・アル=マンスール監督
(サウジアラビア・2012年)
なんと、サウジアラビア初の女性監督による映画。
映画館がない国サウジアラビアで、しかも女性が監督するなんて
最初は信じられなかったけれど、とてもさわやかで希望があふれる
いい映画だった。
昨年行った出張で行ったサウジアラビアという国は
たった何日かの滞在だったけど、女性が暮らすには
たくさんの制約や困難がある国だった。
(そういえば、サウジの思い出話まだ書いてなかった・・・今度書きます)
宗教に敬虔であること、伝統を大切にすることはもちろん大事だけど
かわりゆく時代や個々の環境にもやはり柔軟であるべきだとわたしは思う。
宗教が、人間が作ったものなら、変化を認めるのもまた人間。
賢く幸せになるために作った宗教に、人間がしばられてはいけない。