今日は久しぶりに髪を切った。
帰国してからすぐに美容院に行ったけれど
そういえばブラジルにいるときはほとんど髪を切らなかったし
染めたりなんかもしなかった。
2年間ほとんど伸ばしっぱなし。
理由は
①日本語でも美容院で要望を伝えるのは難しいのに
ポルトガル語ではさらに困難だから。
②ブラジルの女性は8割くらいはロング。
「女の髪は長い方がいい」信仰があるらしく
ブラジルではロングの方が無難だったから。
③梳いたり巻いたりする、凝ったカタチにはしないし
技術もなさそうだったから。
まあ、それでも果敢に2回くらいは行ったわけですよ。
外国に住んでるからには一応経験しとかなきゃって思ったし
あんまりムサクルシイと生徒ちゃんにも悪いかなあと思ったし
そのとき旅行を控えていたからちょっとキレイにしようと思いまして。
滞在5か月目くらいに近くの美容院に行って
「ちょっと切ってほしい」と言ったわけです。
そしたらまあチョキチョキと始まって
まあいいか、もっとザキザキ梳いてほしいな、でもこんなもんかなって
思っていたんだけど美容師さんはほかのお客さんとの爆裂トークに夢中で
わたしが口を挟む余地はまったくなし。
美容師さんの振り回すハサミを鏡の中で追いつつちょっとハラハラ。
まあいいや、そんなにおかしくなければって思って一瞬だけ
鏡から目を離した瞬間
・・・やられた。
ジョキジョキッ!
光の速さで美容師さんのハサミが火を噴いた。
見事、前髪がオン・ザ(死語?)に。
こけし、一丁上がり。。。
参考資料↓
美容師さん「Pronto! Gostou?(できたわ。気に入った?)」
わたし「・・・はい、あ、えーとsim...」
各地の同期から伝わってきていた「こけしにされた」情報に
おびえて注意していたのに、最後の最後でやっぱりやられた。
こけしスタイルは、ブラジル人の日本人女子に対する
典型的イメージなんだろうか。
日本語学校の生徒ちゃんも長さはいろいろあれど
こけしスタイルが多かったし。
日本でも相変わらず要望を伝えるのは難しいけれど
少なくとも自ら志願しない限り、こけしにはならない。
母語が通じるってステキ。
(ちなみにこけしできあがり後に真冬にもかかわらず
水で洗い流されてそのまま帰されたことも一因)
トップの写真は
バードパークに行くと思わず注目しちゃう
謎の髪型(?)の鳥。
こんな髪の人、手塚治虫のマンガに出てくるけど
まさか鳥が実現させていたとは心底オドロキ。