四季の山を歩き、思い、創造する。
凌 手記
ウキグモ、ウンカイ集中講座-その1 基本構成とウキグモの準備
宙に浮かぶ寝袋の様な、寝心地も暖かさもすべてが理想的なダウンハンモックのウキグモ。そして、ウキグモと合わせて使うことで最高のパフォーマンスを発揮するトップキルトのウンカイ。これらは、真夏以外の幅広いシーズンのシノギングでゆらゆらとハンモックを楽しむために不可欠な道具である。
シノギングとハンモックの相性の良さとハンモックの有用性については、これまでにシノギングイベントやブログ、Instagramで紹介して来ているので割愛させていただくが、一年を通して晴れの日にも雨の日にも数えきれないくらいのシノギングをする中で、これほどに自然に溶け込んでリラックスできる道具はないと感じている。
この講座では、ウキグモとウンカイの特徴をテーマに分けて紹介する。既に購入されたシノラーさんも、これから購入を検討しているシノラーさんも是非読んでいただきたい。
500mlのプラティパスと収納サイズを比較
ウキグモ
中型のバックパックのボトムに横にして丁度収まる、3シーズン用の寝袋の様なサイズ。ちなみに、EXPED Lightning 45Lのボトムにジャストフィットする。
ウンカイ
ウキグモと比べるとひとまわり小さいが、実際にはもっとコンプレッションできる。収納袋に入れずにバックパックの隙間を埋めるように詰めると、バックパックのシルエットがきれいになるのでお勧め。
収納袋の特徴
ウキグモの収納袋は左右が開くようになっていて、片方にグレー、もう片方に臙脂色の紐が通してある。ウキグモは頭と足の方向が決まっているので、どちらが頭側かすぐにわかるように色分けしてあり、臙脂色が頭である。
ウキグモの収納袋も、ウンカイの収納袋も、口まわりが同じ構造になっていて、テープで止めたリングに紐が通してある。これは、紐を引いた時に口まわりの生地にダメージが及ばないようにするため。こうしておかないとだんだん生地が弱ってきてしまう。
ウキグモ
ウンカイ
ウキグモの構造とセットアップ
工場出荷時はきれいにたたんで収納されているのでまずは広げてみる。ここではセットアップ手順をわかりやすくするために裏返している。
左からハンモック、ハンモックキルト、リバーシブルキルト。
最初に、ハンモックのループにツリーストラップのラインを通す。
注)ウキグモにはツリーストラップは付属しないので、別途用意していただきたい。
ハンモックキルトのループをハンモックのループに通して止める。
リバーシブルキルトのループをハンモックのループに通して止める。
ツリーストラップを引っ張るとこのようになる。反対側も同じ要領でセットアップする。
ハンモック面を上にするとこうなる。この時、リバーシブルキルトはハンモックキルトの下に重なっていて、二重のアンダーキルトとしてセットアップされている。
これでウキグモのセットアップは終わり。
収納袋の紐の色とウキグモに通してあるループの色を合わせて収納しておこう。
ウキグモ、ウンカイ集中講座ーその1はこれで終わり。

« お泊りシノギ... | お泊りシノギ... » |