秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

onkyo

現在完全に音響作品制作体制になっているよしえです。

毎日自分の演奏をパソコンで編集する毎日を過ごしながら、音について、考えます。

音楽にはメロディを求める向きがありますが、私は音の響きに注目しています。

過去どんな音楽にもキャッチーなメロディを持つ音楽が、世の中では親しみやすいと

受け取られてきていますが、音楽の響きというものにもっと注目してもいいのではな

いかと思うのです。

楽器が発する響きが空間に伝わって人の耳に入っていきます。旋律より先に、音色と

いうより響きが空気を伝って人に伝わる、それが重要だと思うのです。

空気があってこそ、音が伝わる。宇宙空間では音楽はありません。空気がありません

から。

空気があるから響きが響ける。

日本人ではいろんな音色をめでる文化があります。自然の音を利用して水琴窟なんて

仕掛けも作ったりします。それ自体が音の響きを楽しむ装置であり、空間を楽しむ装

置です。

昔よく友人の下宿先に転がり込んでその人の好きな音楽を聴かせてもらってました。

そんな中その人の好きな音楽が、その部屋でその人なりの音楽の聴き方接し方があ

り、いわば作法のようなものを感じました。

タバコばっかり吸っている友達のうちで聞くニック ケイヴはすごくスリリングに聴

こえました。音楽の響きはその部屋の空気感を表している、そう思います。





自分にとって、ダンスと等しく音の響きが重要だと強く思っている今日この頃です。




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