今日はとても寒いです。
空は澄んで青いですが、しきりに冷たい風が吹きすさんでいます。さらに時折雪も降ったりして本当に今日は寒いです。
町を歩いているとき、自分の目線は現実が広がっています。衣食住の基本的に生きることに必要なものが目に映ります。
しかし上を見ると凄まじい勢いで雲が流れていました。目線の現実よりも空の現実が映っています。
空の現実は我が身にはるかに生身の自分に迫ってきます。
強風にあおられる雲、飛ばされ流される雲、ゆっくりと動いている雲、生成されていく雲。
僕があの高みにいたら即座に凄まじい勢いで吹き飛ばされてしまうこの命は雲とそう変わらないように思われます。
今暖房のない部屋で寒さに凍えながらこの文章を書いています。
部屋の寒さが切迫してくると僕の心臓がドキドキするのは雲が上空で吹き飛ばされているのとそう変わらない。
凍えていく身体で自分のリアリティが変容していく。
今の自分には食べることよりもなにか作ることのほうが切実になっています。
光と空気と土で自分の周りができている、それを食べながらなにかを作りたい。
そんなことを考えて仕事に向かっています。