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現在、[kho of aza]を制作しております。この制作という作業に没頭できるということはうれしいことです。
日々「空」ということについて、知らず知らずのうちに考えます。電信柱の上の電線のすきますきまとかに「空 クウ」を感じたり、家々の二階を見上げるとその隙間に「空 クウ」を見つけたりします。そういうもろもろを目下24時間ひっきりなしに考えています。先日の大きかった台風の風を切る音も考えさせられました。身体も「カラダ」と「クウ」となにか似たニュアンスを感じます。クウというものは想像していけばあらゆる方面に考え、思いが広がっていきます。決して辞書だけではおさまらない、さまざまなものが脳の中で拡大して広がります。それは身体にも反映しているようで、日々身体感覚が変わっていきます。
僕自身、まだ見ぬ作品がどういった形が見えるのかわかりません。作品の構成から音から全て日々更新しています。一挙に作業が進み日があるかと思えば、遅々として進まない日も多いです。しかし進まなければ作品化できないので少しでも進めていきます。
僕自身は物語を進んでいるような気がいたします。まだよく見えない中を本を読みながら、または物語が自動で作られる中を進みながら歩いているように思えます。
スタッフは力強い方ばかりです。本当に救われます。彼らがいるということは僕にとって本当に心強いことです。
後残り時間で作品に熱を加えながら、作品がさらなる変貌を遂げれるよう邁進してまいります。