現在5月20日のデモンストレーションの作品制作に入っています。
なかなかダンス作品を作るのは難しいところが見えてきます。
まず第一にダンサーは大きくなったり、縮んだりはできません。そのまま人の身長
分しか見えません。当たり前に見えてこれは作品を作る上で難しいと感じさせま
す。映画のように、人がクローズアップされたり、遠目で人が見えるような見方は
出来ないのが舞台です。人は人並みにしか見えません。
また作品の中にいかに不安定な部分を作るか、これは難しくおもしろいところです。
現在秋紀のイントロ部分と栃本あずさのパートが決まっていますが、その決まって
いる部分があることでいろんな可能性が見えてきます。
秋紀が全く出ない作品から秋紀だけしか出ない作品まで、いろんな可能性がありま
す。その中で強烈に決まった部分をじっくり考えていますと不安定な、
どうにでもなる可能性が出てきました。
また曲を決めたことで、その曲が持っている怖い部分とでも言おうか、安定
しているようで実は裏側は怖さを持っていることが分かってきます。そうなるといよいよ作品自
体がどこへ向かうのか分からなくなってきました。
僕自身が踊るパートの曲についても、扱い方が慎重を期すことに気づかされて、
なかなかおもしろいです。
作品が発表される日は決まっています。ゆっくりできません。自分がいかに
試されているかを感じます。
自分が作品制作に耐えられないと思う気持ちと、おもしろいと感じる瞬間とのせめ
ぎあいが自分の中であります。
自分以外のダンサーを使うのも危険な部分です。
自分自身が踊るもの危険です。
今日お客様に案内の封書が届いたと思います。
いよいよ恐怖をともなっておもしろくなってきました。
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