月日のじかん 心のじかん

それは　私たちが結婚をする、という《年》を迎えて
暫くが過ぎたころでした

出勤のとき、主人といっしょで
（当時は　《未来の主人》でしたけれど～　）

「なんだか、、関西のほうで
　すごい地震があったみたいだよ？」
、、という話を　彼から聞いては、いました


けれど
一度、職場に入れば
テレビも見ない、ラジオも聞かない


そこは
社会の一部なのに　まるで閉鎖された空間のよう。。



今朝聞いた、地震のことも　頭の中から消えたころ。。



いつものお客さま
、、広告代理店のＹさまが現れて

「今朝、地震、、関西のほうであったの、知ってます？」
、、と　おっしゃるので

「はい。。あったことは聞きましたけれど？」
、、と　応えたあとの、ちいさな《間》

私は　外線が鳴っているなぁ、、と　気になったりしながら

。。Ｙさまの、次の言葉を　待ちました


「死者が　１,０００人くらいだそうなんですよ？」



その場に居た、一同が

「えぇっ！！！」


、、とても、とても、驚きました



《阪神・淡路大震災》があった日のこと、、です


　　＊　　＊　　＊


その話を耳にした、別の部屋の上司が　
ラジオをつけました


その後ー

亡くなった、、というかたの数は
どんどん　どんどん　かなしいくらいに増えてゆきー


もう
どうしていいかわからないくらいの状況になっているだろう
、、と　感じました


　　＊　　＊　　＊


昨年だったでしょうか。。

新聞の紙面いっぱいに　
《１０歳になった》という、たくさんの子ども達の写真が載っていて

《阪神・淡路大震災の日に？（年に？）被災地で生まれた子どもたち》

、、とありました



　　１０年



こういうとき、、って

この《じかんの束》を　どう？とらえたらいいのか？

、、と　考えてしまうことが　あります


　　＊　　＊　　＊


月日はー


太陽や、月の運行から
人間が作ったもの、、ですけれど


だから、ほんとうならー

その運行にとけこむように
人のすべても　とけるはず？。。なのに


月日と、人間の心のじかんと、、が
同じ早さで進まないこともある。。


合わない、、こともある。。



そういうことって　ありますよね？


　　＊　　＊　　＊


自分のじかん

、、って

結局

心のじかん

、、って　いうこと。。なのでしょうか。。？



　　＊　　＊　　＊


その年は　３月２０日に　
《地下鉄サリン事件》もあったりして


自分の結婚した年でもあるだけにー

、、と　思いつつも



まったく被害に遭っていない私は
無責任な心配だったり　同情にとどまったり

、、っていう程度で



ほんの僅かな義援金を差し上げることしか、していない

、、って　思ったりもして



《無力》とか　《限界》とか　《繋がり》とか
いろいろな言葉が　自分の中を飛び交います


ほんとうに　心配だったらー
ほんとうは　何かしているのでしょうに。。


ほんとうの、ほんとうのところでは
心配じゃない、、から

何もしなかった、、んだろうか。。


《偽善》
、、という言葉も　浮かびます


　　＊　　＊　　＊


当時、主人のいとこさんのご主人さまが
単身赴任で　神戸でした


お陰さまで　無事、、でした



他にもー


当時は　ニュースを見ながら、聞きながら


いとこの結婚式ー
神戸市役所の最上階が　披露宴会場だったことや

社会人１年目のときに
ＮＡちゃんと異人館を巡ったこと

、、などを　思い出していました


　　＊　　＊　　＊


被災地のかたの、被害に遭われたかたの、じかんが
少しでも。。進んでゆくといいなぁ。。

、、と　思います


亡くなったかたの、すべての魂が
安らかであるといいなぁ。。

、、と　思います