ここは 本当に 何も 無い
なんにも 無いじゃないか
しばらくして ボクは 月というところは
こんなところだったのか? と 考えた
うさぎも 居ないし
杵と臼も ないぞ?
子どものころに読んだ絵本は なんだったんだ?
だまされたな
高い山も無ければ 川もない
広い海も 湖も ・・
「におい さえ 無いじゃないか・・」
あるのは ただ 広大な土地だけだ
しかも まったく 肥沃さを感じない
ふわふわと 歩けることを おもしろいな と 感じたのは
最初だけだった
その ふわふわ が 今では 不便でならない
こんなところで ボクは いったい 何をして過ごせばよいのだ?
そうだ
ボクは こんなふうにしてはいられない
ボクには 大切な仕事があったじゃないか!
あれ?
そういえば?
同期の あいつ
ボクが 居なくなって しめしめ と、思っているんじゃないか?
悔しいな
一刻も早く 戻らなければならない
そして 明日から ちゃんと 出勤しよう!
しかし…
月と地球は たしか 38万キロ 離れているとかいうことだったな
どうやって 出勤すればいいのだ?
そもそも ボクは どうやって ここへ来たのだ?
あれ? 変だ?
思い出せないぞ?
ボクは 頭を振って 懸命に思いだそうとして
そのとき ちゃりん と 音がした
はて?
頭を振ったことで、出てきたようだが・・
「あ・・?」
それは 銀色に光りながら ボクを見つめていた
カガミ か・・?
カガミなんて くだらない
ボクは オンナじゃないぞ
カガミなんて 髭をそるときにあれば 充分だ
やけくそ になって カガミを 蹴飛ばそうとした
ふ わ り
どうしたって 身体が浮いてしまう
なんということだ
カガミひとつ 蹴飛ばせないじゃないか
いらいらする
貧乏ゆすりさえ できん
なにもかも やりたいことが できないじゃないか
月というところは なんと くだらない星なんだ
そのとき
カガミの色が 銀色から 碧い色に 変化した
はぁ? どういうことだ?
ボクは カガミを 拾い上げる気持ちになって
気がついた
地球だ
デカイ地球が 月の地平線から 昇ってきた
地球に居る人間すべてが
なんにもできないでいるボクを 嘲笑っているかのようじゃないか
いい加減にしてくれ
ボクは できるんだ
なんでも 思い通りだ
そのために ここに来たんじゃなかったか・・?
いや 違う
ボクは なぜ ここに来たんだったのか?
そして ボクは 思い出した
ここに来ることを 自分で選んだのではなかったか・・?
ボクとしたことが
なんという 間違った決断をしてしまったのだろう
取り返しがつかないではないか
汚点だ
まずい
さて どうするか・・?
* * *
このとき ボクは
自分が疲れ切っていたことを わすれていた
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つづきは 私にも わからなく・・
昨日の昼間、これを綴っていて、
なんとはなしに、アップすることを ためらってしまいました。
でも、きっと、みんな、本当は 違うと思うのです。
Ray
にんげんにとり
月は身近に感じる惑星(ほし)
太陽はまぶしくて凝視することができない
でも月は凝視することができる
月は寂しいこころを癒してくれる光がある
宇宙科学が進歩したことで
うさぎが月に棲んでいる話やかぐや姫の話も
萎んだ風船のように夢が消えてしまった
銀河鉄道で気軽に
月と地球を往復できたら最高
月から地球はどんなふうに見えるかな
Rayさんの「月のひと」
自分も月の世界に居るような感じ
目が覚めたら 月に居た「ボク」だった
ポエムが書けな或る老いびと
こんばんは☆星光輝さま☆
本当に・・ 身近な星・・ 月
そして、あ☆ホント☆
月は、太陽とは違って、じっと・・見たりできますネ☆
それでいて、月の光は、陽の光・・
太陽は、月のために、輝いているようにも、思えてきます。
あ! 銀河鉄道! いいですねっ
月への旅は、近すぎるから、
ぐるっと 遠回りをしながら、他の星々を訪ね周ってゆくのも いいかもっ☆
上も 下も 右も 左も ない 宇宙
宇宙遊泳もセットで楽しめる旅なんて、どうでしょう~
うさぎも かぐや姫も 実在はしませんけれど
やっぱり 宇宙は夢の世界
え? ポエムが書けない・・??????
え? 老いびと・・??????
まぁ? そうでしょうか?
星光輝さまから紡ぎ出されるお話は
ふしぎなリズムのある 詩のようです☆いつも☆
そして、常によりよいお仕事を目指していらっしゃるご様子からは
老いが感じられません☆いつも☆
でも・・
病をお持ちでいらっしゃることが
心配です・・いつも・・
Ray