職場。
午後3時。
建物の外部を含めて、点検のために、巡回します。
当番は決まっておらず、そのとき、そのときに、
手のあいている者が、マスターキーなど、幾つかのカギを持って、事務室を出ます。
* * *
外に出ます。
裏手。
道をはさんで、建物の、すぐ後ろ、、
運河が走っているのに、潮の香りは、なぜか、ありません、、いつも。
このあたりは、海抜3.5メートルほど。
異動前の、AK拠点は、地名に「坂」が付くだけあって、
海抜は、29メートル。
それに比べて、このあたり一帯は、低くて。
ほんとうに海が近いのです。
埋め立てられた地域ですが、
先だっての、東日本大震災の際、液状化はまったく発生しなかった、
と、聞いています。
* * *
最近は、1枚も葉を付けていない木々が多くなりました。
そんな木々のうちの、1本に近づいて。。
そんな木が広げている枝のうちの、1本に近づいて。。
じっと、見てみたりすることが、わたしは好きです。
枝のさき。。小さく、小さく、、ほんとうにちいさく、
ちょっぴり、ふくらんでいたりします。
「花のつぼみ?」
つぼみ、、だとしたら。
いつ、、花が咲くのかな。。?
先月くらいだと、まだ、かろうじて、実のある木があったりしました。
そんな実を、つっついている、鳥を見かけることもあります。
立ち止まって、そんな鳥の様子を眺めることも、わたしは、とても好きです。
つっついて、つっついて、、ひっぱって。。ほんの、ちょっとずつ、食べています。
そして、たまに、周りを見て、警戒します。
運わるく、私の姿が見つかってしまうこともあります。
その鳥の意識が、少しだけ、、ぴりっとして、
私の存在を警戒して、
その鳥の身体に、緊張が走っていることが伝わります。
そんなとき、わたしは、まるで物にでもなったかのように、
まばたきせず、呼吸もおさえて、じっと動かずにしています。
わたしは、鳥に、こころのなかで、話し掛けます。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。 わたし、何もしないよ?」
すると、、
伝わるのか? 伝わったのか? ・・
鳥は、また、その実の、つっつき、を、始めます。
そして、たいてい、すべてを食べきらないうちに、飛び立ちます。
どうして、鳥は、全部を食べずに、飛んでいっちゃうのかな?
わたしの、以前からの「ふしぎ」 は、なかなか、解明されません。
* * *
事務室に帰って。
わたしは、また、人間として、仕事を再開します。
ほんとは、、「さっき、鳥が居て。」…なぁんていう話題を話してみたり、、
したいのですけれど。。
そんな話題を出すことも、、変かな?って、おもうので。
自分のこころのなかで、思い返すだけにしています。
思い返しながら。。
窓の外を見たりします。
木が立っているのが見えます。
道が見えます。
この建物の下、、地下へ向けて、この建物のために、長く深く、きっと、
たくさんの、太い杭などが、打たれているだろうことを、考えたりしています。
Ray☆彡
午後3時。
建物の外部を含めて、点検のために、巡回します。
当番は決まっておらず、そのとき、そのときに、
手のあいている者が、マスターキーなど、幾つかのカギを持って、事務室を出ます。
* * *
外に出ます。
裏手。
道をはさんで、建物の、すぐ後ろ、、
運河が走っているのに、潮の香りは、なぜか、ありません、、いつも。
このあたりは、海抜3.5メートルほど。
異動前の、AK拠点は、地名に「坂」が付くだけあって、
海抜は、29メートル。
それに比べて、このあたり一帯は、低くて。
ほんとうに海が近いのです。
埋め立てられた地域ですが、
先だっての、東日本大震災の際、液状化はまったく発生しなかった、
と、聞いています。
* * *
最近は、1枚も葉を付けていない木々が多くなりました。
そんな木々のうちの、1本に近づいて。。
そんな木が広げている枝のうちの、1本に近づいて。。
じっと、見てみたりすることが、わたしは好きです。
枝のさき。。小さく、小さく、、ほんとうにちいさく、
ちょっぴり、ふくらんでいたりします。
「花のつぼみ?」
つぼみ、、だとしたら。
いつ、、花が咲くのかな。。?
先月くらいだと、まだ、かろうじて、実のある木があったりしました。
そんな実を、つっついている、鳥を見かけることもあります。
立ち止まって、そんな鳥の様子を眺めることも、わたしは、とても好きです。
つっついて、つっついて、、ひっぱって。。ほんの、ちょっとずつ、食べています。
そして、たまに、周りを見て、警戒します。
運わるく、私の姿が見つかってしまうこともあります。
その鳥の意識が、少しだけ、、ぴりっとして、
私の存在を警戒して、
その鳥の身体に、緊張が走っていることが伝わります。
そんなとき、わたしは、まるで物にでもなったかのように、
まばたきせず、呼吸もおさえて、じっと動かずにしています。
わたしは、鳥に、こころのなかで、話し掛けます。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ。 わたし、何もしないよ?」
すると、、
伝わるのか? 伝わったのか? ・・
鳥は、また、その実の、つっつき、を、始めます。
そして、たいてい、すべてを食べきらないうちに、飛び立ちます。
どうして、鳥は、全部を食べずに、飛んでいっちゃうのかな?
わたしの、以前からの「ふしぎ」 は、なかなか、解明されません。
* * *
事務室に帰って。
わたしは、また、人間として、仕事を再開します。
ほんとは、、「さっき、鳥が居て。」…なぁんていう話題を話してみたり、、
したいのですけれど。。
そんな話題を出すことも、、変かな?って、おもうので。
自分のこころのなかで、思い返すだけにしています。
思い返しながら。。
窓の外を見たりします。
木が立っているのが見えます。
道が見えます。
この建物の下、、地下へ向けて、この建物のために、長く深く、きっと、
たくさんの、太い杭などが、打たれているだろうことを、考えたりしています。
Ray☆彡
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