ずっと以前・・子どものころ。
「若草物語」 を、読みました。
有名な、外国の物語・・ですね♪
「若草の四姉妹」 というタイトルでも、本が売られているかもしれません。
おっとりと美しい長女 メグ
おてんばだけど文才のある次女 ジョー
優しくて大人しいピアノの上手な三女 ベス
末っ子らしい甘えんぼで、学校に通う四女 エミリー
もう、あらすじ さえ、おぼろにしか、覚えていないのですけれど。
ある日。
長女のメグと、次女のジョーが、舞踏会へ出掛けることになりました。
(確か。。舞踏会、です)
* * *
四姉妹の お父さまは、戦地に赴いていて。
聡明で、やさしい、お母さまのことを、四姉妹全員が、とっても尊敬していて。
貧しいながらも、お父さまのことを、心に、常に、想いながら
お母さまを中心に、四姉妹は、こころを豊かにはぐくみ、成長してゆくのですが。。
そう。
この四姉妹のおうちは、貧しい、という、設定だったのです。
長女のメグだけは、家が豊かだったころの生活を覚えていて。
ちょっと・・自分たちの貧しさを恥じるような場面が、幾つかありました。
どうして、この四姉妹のおうちが、貧しくなってしまったのか・・
私の記憶の中にありません。
お金に困ったとき、
ジョーが美しい自分の髪を、切って売ってしまったり。
親族にお金を借りたり。
ほんとうに毎日の生活が、ギリギリだったのかな、、と、感じながら、
読んでいました。
お手伝いの女性のかたが、一人、ありましたけれど、
案外、、お給料などは、ないのかな、、とか、考えたりしながら、読んでいました。
まだ、私も、小学生で。
「生きて生活をする」 ことの、実態を、あまり・・考えられなかったのです。
* * *
さて。
舞踏会の夜。
メグは、家にあった、『モスリンのドレス』 を、着ます。
その文章の前後から、「モスリン」が、生地(布地)の名前であることがわかりました。
モスリン♪
モスリン♪
木綿とか、ナイロンとか、そんな生地の名前くらいしか知らなかった私には、
「モスリン」 っていう名前の生地が、とっても、「美しい おと」 に、聞えました。
だって?
モスリン、よ?
とっても、素敵な ひびきじゃない?
どんな生地だろう・・
光沢のある、灯りを受けて、キラキラするような生地かしら?
絹のような。
それとも・・
透けるように軽ろやかな。。生地かしら?
動くたびに、ふわり、揺らぐ・・
私は、部屋の窓を見ました。
陽の光をうけて、レースのカーテンが、あわい影をつくりながら、
ゆらゆら していました。
美しいドレス・・
きっと、このレースのようで・・
それはもう、、素敵なドレスにちがいありません!と、おもいながら
読み進めてゆくと・・
メグは、その、モスリンのドレスが、古っぽくて、流行おくれのデザインであることを
気にしているようでした。
髪を、お母さまに結ってもらって。
そのドレスを着て、出掛けてゆく、メグ。
メグは、きっと、自分が美しいことを、知っているんだとおもいました。
もっと、もっと、華やかに着飾れば、
流行のドレスに身を包めば、きっと・・
きっと、メグは、誰よりも、美しい。
そう、おもったとき。
「いまのわたし」 は、「比較」 って、なんだろうと、感じました。
順番を付ける、って、どういうことだろう?
そのための、基準とは、なんだろう・・
美しいものを、キライな人だって、居るかもしれない。
感情を含めた基準だと、もっと、難しい。
それでも、ひとは、そうありたい。
そして、それは、きっと、とっても自然なことで、
とっても、本能に近いところにあるのだと、感じました。
* * *
ところで。
日本の着物にも、「流行があるのかな?」 と、おもいました。
絵柄などに、流行があるような気がします。
それに、私の母の着物は、
留袖であっても、袖が長く作られていて(当時はそうするものだったらしいのです)、
何年か前に、長いのを、親族の知り合いに、お直しをしてもらっていました。
日本の着物にだって、流行があるのですもの・・
西洋のドレスにだって、きっと、流行があったのかなぁと、感じます。
* * *
そして。
舞踏会の会場。
メグは、自分の、古くさい装いが恥ずかしくて。
壁の花になっていました。
一方、ジョーは・・
なんと!
ドレスの背中に、「焼け焦げ」 が あって。
その、焼け焦げの部分には、布があてがわれ、かがってありました。
それを気づかれないようにするために、壁の花になっていました。
なんというか・・
ドレスに焼け焦げって。。いったい、どうやって、付いた焼け焦げ・・?
当時の暖房は、暖炉だったでしょうし、
裾のなが~い、ドレスだったら、、
ドレスにうっかり、火がついて、……なんていう、
そんなこともあったのかもしれませんけれど。。
ヤケドにならなくて、本当に良かった、と、おもったものでした。
そして、……年頃の娘をもつ、母として。
華やかな舞踏会に、このようなドレスしか、渡すことができない……
ふたりの母である、「お母さま」 は、どんなにか、辛かったことだろうかと…
考えたのでした。
* * *
その後。
以来。
私のなかでは、「モスリン」 という言葉が、ときおり、浮かびました。
やがて。
私に、「モスリン」 が 「わかる」 絶好のチャンスがめぐってきます。
結婚式の披露宴で、ドレスを着ることにした私は、
何着かの試着をしましたけれど・・
わさわさと、なんとなく、忙しくて。
自分のことばかりで、頭と心がいっぱいになってしまって。
ついに、「モスリンのドレスって、ありますか?」 って、聞くのを忘れてしまったのです。
・・一生の不覚・・
以来、未だに、「モスリンとはどのような生地なのか?」を、知らないままに過ごしています。
* * *
ときと時代は過ぎて。
私も大人になった、いま。
こうしている間に、ネットで、いくらでも調べられる時代になりました。
けれども・・
自然に知ることのできる機会がめぐってくるのを、待ちたい気持ちなのです。
Ray
「若草物語」 を、読みました。
有名な、外国の物語・・ですね♪
「若草の四姉妹」 というタイトルでも、本が売られているかもしれません。
おっとりと美しい長女 メグ
おてんばだけど文才のある次女 ジョー
優しくて大人しいピアノの上手な三女 ベス
末っ子らしい甘えんぼで、学校に通う四女 エミリー
もう、あらすじ さえ、おぼろにしか、覚えていないのですけれど。
ある日。
長女のメグと、次女のジョーが、舞踏会へ出掛けることになりました。
(確か。。舞踏会、です)
* * *
四姉妹の お父さまは、戦地に赴いていて。
聡明で、やさしい、お母さまのことを、四姉妹全員が、とっても尊敬していて。
貧しいながらも、お父さまのことを、心に、常に、想いながら
お母さまを中心に、四姉妹は、こころを豊かにはぐくみ、成長してゆくのですが。。
そう。
この四姉妹のおうちは、貧しい、という、設定だったのです。
長女のメグだけは、家が豊かだったころの生活を覚えていて。
ちょっと・・自分たちの貧しさを恥じるような場面が、幾つかありました。
どうして、この四姉妹のおうちが、貧しくなってしまったのか・・
私の記憶の中にありません。
お金に困ったとき、
ジョーが美しい自分の髪を、切って売ってしまったり。
親族にお金を借りたり。
ほんとうに毎日の生活が、ギリギリだったのかな、、と、感じながら、
読んでいました。
お手伝いの女性のかたが、一人、ありましたけれど、
案外、、お給料などは、ないのかな、、とか、考えたりしながら、読んでいました。
まだ、私も、小学生で。
「生きて生活をする」 ことの、実態を、あまり・・考えられなかったのです。
* * *
さて。
舞踏会の夜。
メグは、家にあった、『モスリンのドレス』 を、着ます。
その文章の前後から、「モスリン」が、生地(布地)の名前であることがわかりました。
モスリン♪
モスリン♪
木綿とか、ナイロンとか、そんな生地の名前くらいしか知らなかった私には、
「モスリン」 っていう名前の生地が、とっても、「美しい おと」 に、聞えました。
だって?
モスリン、よ?
とっても、素敵な ひびきじゃない?
どんな生地だろう・・
光沢のある、灯りを受けて、キラキラするような生地かしら?
絹のような。
それとも・・
透けるように軽ろやかな。。生地かしら?
動くたびに、ふわり、揺らぐ・・
私は、部屋の窓を見ました。
陽の光をうけて、レースのカーテンが、あわい影をつくりながら、
ゆらゆら していました。
美しいドレス・・
きっと、このレースのようで・・
それはもう、、素敵なドレスにちがいありません!と、おもいながら
読み進めてゆくと・・
メグは、その、モスリンのドレスが、古っぽくて、流行おくれのデザインであることを
気にしているようでした。
髪を、お母さまに結ってもらって。
そのドレスを着て、出掛けてゆく、メグ。
メグは、きっと、自分が美しいことを、知っているんだとおもいました。
もっと、もっと、華やかに着飾れば、
流行のドレスに身を包めば、きっと・・
きっと、メグは、誰よりも、美しい。
そう、おもったとき。
「いまのわたし」 は、「比較」 って、なんだろうと、感じました。
順番を付ける、って、どういうことだろう?
そのための、基準とは、なんだろう・・
美しいものを、キライな人だって、居るかもしれない。
感情を含めた基準だと、もっと、難しい。
それでも、ひとは、そうありたい。
そして、それは、きっと、とっても自然なことで、
とっても、本能に近いところにあるのだと、感じました。
* * *
ところで。
日本の着物にも、「流行があるのかな?」 と、おもいました。
絵柄などに、流行があるような気がします。
それに、私の母の着物は、
留袖であっても、袖が長く作られていて(当時はそうするものだったらしいのです)、
何年か前に、長いのを、親族の知り合いに、お直しをしてもらっていました。
日本の着物にだって、流行があるのですもの・・
西洋のドレスにだって、きっと、流行があったのかなぁと、感じます。
* * *
そして。
舞踏会の会場。
メグは、自分の、古くさい装いが恥ずかしくて。
壁の花になっていました。
一方、ジョーは・・
なんと!
ドレスの背中に、「焼け焦げ」 が あって。
その、焼け焦げの部分には、布があてがわれ、かがってありました。
それを気づかれないようにするために、壁の花になっていました。
なんというか・・
ドレスに焼け焦げって。。いったい、どうやって、付いた焼け焦げ・・?
当時の暖房は、暖炉だったでしょうし、
裾のなが~い、ドレスだったら、、
ドレスにうっかり、火がついて、……なんていう、
そんなこともあったのかもしれませんけれど。。
ヤケドにならなくて、本当に良かった、と、おもったものでした。
そして、……年頃の娘をもつ、母として。
華やかな舞踏会に、このようなドレスしか、渡すことができない……
ふたりの母である、「お母さま」 は、どんなにか、辛かったことだろうかと…
考えたのでした。
* * *
その後。
以来。
私のなかでは、「モスリン」 という言葉が、ときおり、浮かびました。
やがて。
私に、「モスリン」 が 「わかる」 絶好のチャンスがめぐってきます。
結婚式の披露宴で、ドレスを着ることにした私は、
何着かの試着をしましたけれど・・
わさわさと、なんとなく、忙しくて。
自分のことばかりで、頭と心がいっぱいになってしまって。
ついに、「モスリンのドレスって、ありますか?」 って、聞くのを忘れてしまったのです。
・・一生の不覚・・
以来、未だに、「モスリンとはどのような生地なのか?」を、知らないままに過ごしています。
* * *
ときと時代は過ぎて。
私も大人になった、いま。
こうしている間に、ネットで、いくらでも調べられる時代になりました。
けれども・・
自然に知ることのできる機会がめぐってくるのを、待ちたい気持ちなのです。
Ray
名作の小説が何気に大好きなうきにはたまらない話題です♪(*^^*)
うきも、モスリンのドレスって、想像して憧れた時代がありました♪今もやっぱりときめきます♪
うきにとってのモスリンのドレスは「赤毛のアン」なのです♪
それから「風と共に去りぬ」♪
「若草物語」ももちろん読みました♪
ジョーが好きだったな
モスリンって響きが素敵だよね♪
モスリンはふわふわした綺麗な記事だよ☆でも、とても優しい自然な感じの生地だから、高級感はそこまで無いかも…?
妖精さんが着ていそうな生地だよ☆ぜひいつか、目で見て、触れてみてね(*^^*)
そして、いろんな色があるけど、うきはモスリンのドレスっていうと、エメラルドグリーンを想像しちゃうなスカーレットのドレスがとてもきれいな深い碧みがかったグリーンだったから
メグのドレスは何色だったのだろう?
メグなら何を着ても綺麗にきまるよ☆って言えないような、社交界の雰囲気が、きっとあるんだろうな…。メグは何を着ても相当な美人さんな気がするけどね(^^;)
そうそう、若草物語でひとつネタがあって♪レイのこの記事に今度コラボさせてもらってもいい?
こんな長い、そして、とりとめも無い話を読んでもらって、
うれしい~☆
ありがとう☆うき♪
* * *
ね?
「モスリン」 …なんだか、「おと」 の、ひびきがいいよね♪
あちゃ? 赤毛のアンにも?
がーん・・(T_T) ←覚えてない~~
「風とともに去りぬ」
がーん・・(T_T) ←あ~ 読んでない・・(T_T)
うきは読書家♪
読書家。。あ! 「秀平くん」 !
* * *
その本には、メグがそのドレスを着た、挿し絵があってね。
ふわっと・・ ふくらんだスカートの、リボンのついて・・
白黒の絵。
うきといっしょで、「何色かなぁ~?」って。
ん? あれ?
その本には、「みずいろ」って、書いてあったかもっ!?
また、読み直したいけれど、「その本」が、もう、手元になくて。
あ? グリーン?
いいよね! グリーンの色☆
私はね、グリーンっていうと、「ディズニーランド」 の、「ホーンテッドマンション」 の、・・
ほら? 入口とかで、案内をしてくださる、お姉さんたち♪
あの、お洋服の緑の色が好きだなぁって、いつも、おもうの♪
エメラルドグリーンなんて、もう、なんてったって、エメラルド!
南国の海の色を思い出す感じ♪
「スカーレット」 っていう名前の 「おと」 も、素敵♪
「おと」 の響って、きっと、大事なんだな~って、
うきのコメントから、感じました♪
そか♪ > 「妖精」
なんだか、イメージ、できてきて。
なるほど♪ みずいろかも~♪
* * *
わ~い
ほんと?
うれしい~☆ > ネタ、 コラボ
ぜひ~
* * *
こんなことを記すと、心配させちゃうのだけれど、
どうも・・最近、体調がよくありません。
今の熱がある・・微熱だけど。
ほんとの微熱。 七度ちょうど。
来月あたり、父の実家・・鳥取県に行こうかと・・
父の七回忌だったので、お墓参りくらい(・・;)
うきも忙しそう・・元気?
今年の冬は、寒い予感がしない?
雪、また、たくさん積もると、大変だよね・・(・・;)
Ray