KinKi Kids
New Album 『 Φ 』
2007’11・14発売
♪lOve in the Φ Take my and get it
I’m looking for a new dream
Every little step I take my dream♪
待望のNewアルバム『 Φ 』届きました
『 Φ 』の意味を捉えつつ聴いてみた感想は、新しいスタート、と言う意はちゃんと伝わってくるし、なんかいいぞ!!って感じてます。色んなタイプの曲に挑戦していて新たなKinKiの魅力に触れた気がしてます。
ちょっと感じたこと書いてみたいと思います。
01.lOve in the Φ ♪
一曲目だからかな、なんかゾクゾクってする感じは否めない。
Φは属さない『空集合体』だとか。歌詞読んで思ったんだけど詞に使われている言葉、こんな言葉の羅列もまた”空集合体!?”って感じ?!聴いてるとそんなじゃないんだけど、読んでるとなんか不思議な感じで楽しい(!?)。 歌詞というよりそこにのっかってる言葉が面白いし、Φ の世界観を出してるんだね。
こういうタイプの曲はKinKiにあっては斬新。
♪”生まれおちた、誰にも似てない唯一無二のふたり lOve in the Φ ”・・・ね。こんな曲歌うKinKiはホント、カッコイイんだろうね。
03.snap shot♪
ゴールデンコンビ!?の作詞作曲。
やっぱりこういう、もの悲しい哀愁を歌い込んでくれると、大人(充分大人だけど・・・笑)のKinKiの魅力感じられます。男心・・・って奴ですかぁ・・・。
04.the EDGE of the Word ♪
グッと歌い込むふたりの声が素敵・・・けど、なんだか気持ちに突き刺さるような・・・。アルバム中にあっては熱唱(!?)タイプの曲かな。♪”また繰り返したの、バカな過ち・・・ひとつ”のフレーズのふたりの声にちょっとドキッとした私ですが・・・。
EDGE・・・タイトルの如く詞の如く言葉の刃物・・・。深い悲しみと悔恨をストレートに表してる曲でもあり曲調としてはちょっと懐かしい感じもするのだけれど、KinKiとしては案外新しかったりもするのかな?今の世の中問いかけられてるような気もしてますが・・・。
05.風の色 ♪
この曲、いいです。大好きになる予感あり!(って既に好きでしょ!?)
想いを投げかけてくれてる感じですが、”僕たちはいつまでも自分だけの色をもとう”・・・って秋元康さんの詞もいい。
イントロから歌いだしに行く時に曲調が変わったりするそのちょっとしたメロディーラインが妙に心地いいって思えるから不思議。
コーラスから互いに聴こえてくるふたりの声もいい感じで魅力的な一曲、みごとにKinKi色。
私的に、先日見た虹の風景・・・この曲聴いてて思い出した。
いいな、この曲。
06.Lose Control ♪
光一さんソロ曲。
やっぱり聴いてて思うことは・・・と言いますか、思い描くのは彼が踊ってる姿。
この曲調から、何気にセクシーはセクシーでも”上品で・・・それでいてちょっとMad感漂う踊り”(←どういう意味じゃ!・笑)を、ただ今 妄想中!!な私です(爆)
光一さんのこういう押さえぎみな声とかもちょっといいんですよね。またひとつ彼の魅力を発見!!な一曲です。
07.since 1997 ♪
自然に体の中に入ってくるラテンのリズム、嵌まっちゃいますね。
リズムに乗せて詞もメロディーも一体感あって、嫌いじゃない。むしろ好きかな、こういうスィング。聴くって感覚より流れてる感覚で耳に入ってきてくれるところが・・・、そしてそれに乗るふたりの重なる声が・・・。
曲タイトルが色々思わせてくれるよね。微妙な心の揺れ?!けど・・・I’ll (You’ll)find my way...
曲途中の♪”never say~ そう、 これっぽっちだって・・・”って場所からメロディーがダウンしていくところが耳に残るし、嵌まる。ちょっといい感じ~!!って感じ。(笑)
08.unchanged ♪
剛さんソロ曲。これもまたいい曲ですね。
今までのアルバム中の剛さんのソロ曲とはまたちょっと方向性違うかなって気もしますけど(ブラックっぽい?!・・・ってかブラックですよね)でも39アルバムで剛さんが選んだ曲とかを考え合わせるとちょっとわかる気もするし凄く合ってる感じがします。この曲、嫌いじゃないです。
10.銀色暗号 ♪
最強コンビであるおふたりの合作曲。
響いてくる感じが素敵。最初から最後まで凄く綺麗な曲、でも温かさも感じれる。
淡々としたリズムが逆にちょっと切なさ表現してるようなとこもいいし、聴いてると広がってく情景もある。Nice KinKi Kids!!
11.ノー・チューンド ♪
優しいですね。なんだかあったかい気持ちにさせられる曲。
俯きかげんに足元、つま先らへん見て歩いてたけど、グッとまっすぐ目の前・・・、っていうよりはもうちょっと目線上向きな感じに気持ちを持って行ってくれるような曲。肩の力抜いて自然体に前向きにさせられるよな・・・。ふたりの優しい歌声聴いて、歌詞きいて
”そうだね・・・”って思っちゃうようないい曲です。
12.永遠に ♪
きましたね。最後にこの曲、”永遠に”・・・。
”以上、KinKiのアルバムでした!”って思わせてくれた”永遠に”でした。
この曲が最後にくることによって座りがいいですね。
ただ、思うのは・・・、
ダンサブルな 02.涙、ひとひら も キャッチーな 09.BRAND NEW SONG も バラードな 12.永遠に も、どれもKinKiの持ち味は凄く生かされているし、私自身、どれだけ聴いても飽きの来ない大好きな曲達ですが、このアルバムの中にあってはこの3曲はちょっと浮く感じがして馴染まないかなと最初は思ったんです。逆にこの3曲が浮き立つ、とか、映えるって思う人もいるだろうけど・・・。
そう思うことを除けば、04.05.06.07.08と繋がる曲の流れ(曲の打ち出し方)は絶妙で聴いてて心地いいし、自然に一枚聴けちゃうから嬉しいんです。
だから最初は”永遠に”もしっくりこない感じにも思えたんですが、聴いていくうち、この曲が最後にくることによって”座りがいい”とも思えるようになり・・・、やっぱり最後はこの曲でしょ!ってとこにまで・・・。
シングル曲ってのはファンだけでなく一般大衆ウケってのもあるし、双方やあらゆる角度からの折り合いで大ヒットを生むわけだから、ましてやKinKiは”記録”ってのもある意味、計算して打ち出されなければならないとこにいるわけで。だから、なおさらのことアルバムは自分達のオリジナリティーな世界観を強くして行くんだろうしね。どうしてもシングル曲をアルバムに入れてまとめなくてもいいんじゃないかとも思ったりもしましたが、このアルバム中の色んなタイプの曲を聴いていくうち、・・・とはいえ、どれもこれもKinKiだし贅沢な一枚じゃぁ~ないですか!!って改めて思ったしだいです。今のKinKi捉えつつ、これからのKinkiに向けてのこのアルバム『 Φ 』、何度も聴こう!!って思ってます。
私は、スペシャルLove購入の人だから、まだ♪”ラプソディー”は聴けないですが、新鮮な気持ちで聴かせてもらった一枚でした。
DVDの感想はまた後ほど、折をみて・・・。