申し訳ありません。諸般の事情により思考が停止しており長期に渡り更新できておりません。
もともと直ぐに色々なものに食い付く反面、持続力がないもので、飽きるというか挫折しがちなのを反省しております。
明智憲三郎氏の著書の検証も意欲が薄れていたので、長年の検証課題であった「光秀の出自問題」に話題を変えてみたのですがそれも半ば放置したままになっておりました。
そのようななかそれが、遂に第一線の研究者の方からも公に問題提起されました。
それは、谷口研語さんの新刊『明智光秀-浪人出身の「外様大名」の実像-』洋泉社・歴史新書yであり、その終章において次のよに述べられています。
(前略)いや、もう一つ可能性がある。あるいは、光秀の本姓は土岐明智氏ではなく、土岐妻木氏だったのかもしれない。
「突拍子もないことを・・・・・・」 といわれれそうだが、まったく可能性がないわけではないとおもう。 ※P216
谷口さんもそれ以上は詳しく触れられていませんが、自分のそれも七年ほど前に某研究者の方から示唆されたことであることから、もしかしたら他の研究者の方のなかにも同様の疑問を抱いている方がいらっしやるのかも知れません。
今回、谷口さんがそれを表明されたのは、明智憲三郎氏の著書が意外にも歴史マニアを中心に多くの信奉を集めていることが一因かも知れません。
その谷口さんの新刊ですが、これまた従来の説を覆すような指摘もあり、そちらにも触手が動きそうな誘惑に囚われています。