CAUTION,s motor cycle shop

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軽井沢林道ツーリングレポート

2011年08月30日 | ツーリング


 8月も最後となった土日に一泊の林道ツーリングに行ってまいりました。

前日は東京・埼玉で大雨・雷雨警報が発令されるほどの低気圧が接近。翌出発日の未明まで大荒れとの天気予報であった。

当日、ツーリング自体が危ぶまれる事態であったが、日曜日にかけて天候は回復方向・・・の予報を信じ、いざ出発。

関越自動車道・花園ICから秩父方面へ。
寄居バイパス~140号を通り、まずは御岳山林道に。
毎度林道ツーリングでは何らかのエピソードが待ち構えているものであるが、さてさて今回はどんなエピソードが・・・。

御岳山林道にはいってまず先頭をきってエピソードを作ったのは、ゲンナイ@BAJAであった

氏いわく、最近はアスファルトツーリングが主だったので、久々のダート走行であったとの事である。ダートに入って数百m、いきなり轍(わだち)にはまり第一エピソード作成。林道の神様の厚い歓迎をさっそく頂戴してしまった。幸い低速での転倒であったため怪我もなく走行を再開。この光景の一部始終を目撃していたBACHI゛@KL250は、転倒してから再発進した後のゲンナイ@BAJAの走りは、恐怖をものともしないすばらしいものであったとのことである。林道の神様の厚い歓迎で奮起したか、事故現場から早く立ち去りたい事故当事者の心理か・・・、それは不明である。
御岳山林道は以前走った時よりガレていて走りにくかった感じがしたかな

  

さて御岳山林道を超え分岐点でひと休み。ここでも林道の神様の厚い歓迎は終わらなかった
何とビックホーン@KLX250のサイドスタンドがポッキリ、バイクがひとりでにバタっと転倒・・・・エピソード2となってしまった。素材劣化による折れである。
しかし、この程度でビックホーン@KLX250はめげず、サイドスタンド代わりに「乾燥する太い木」を松葉杖よろしく使い、「完走する太い気」を示した。

   ←乾燥する太い木で支えられているKLX250

天気はまだもっていて時折パラッと降られる程度で思ったより回復方向であると思われた。210号を通り、先の中津川林道に急ぎ再出発を。
中津川林道は前日の悪天候と天気予報があいまって、他の車・バイクもなく完全貸切状態であった。中津川林道は路面の荒れもなく、皆が気持ちよ~く走破できた。
三国峠頂上付近で雨雲が行く先に垂れ込め気温も少し下がってくる。峠の頂上でコンビニ弁当を食し、いざ再スタートへ。

   ←注1

三国峠から川上村へと下りた付近の景色は以前から大好きなスポットで、木立を過ぎたあたりから景色が広がりはじめ、今の時期はレタス畑(だと思う)の緑の色彩がとても鮮やかな場所である
ここ68号線から目的地の軽井沢まで、そう遠い距離ではないが、まだまだ時間もあり県道2号線~北相木~南相木村~四方原山へと抜けることなっている。
途中、東山林道を走破する予定である。途中で局部的な雨雲に遭遇してしまい全員が合羽を着用に。

注1:全員の画像を載せるスペースを割愛するため合成しています。ウィリーも合成です。

 

東山林道は初めて走る林道で、普通の地図であると存在すらなかなか見つけれらないレアスポットである。
その証拠に路面は当然ダートであるが、下からも両サイドからの草木が伸びていて、さながらア゛ドベンチャーゾーン。入ってくる車両が少ないことを物語っている。
我々が進路から見た登りは路面も穏やかで、伸びた草木が路面を隠していてスリリングではあったもののとても楽しいものであった。
途中の分岐地点でひと休み。人の手が入っていない自然を満喫する。動植物が豊かで、できればもっとゆっくりしていきたい場所であった。

  

地図を見てもどちらがどちらか分からないここの分岐、進路を定めたのは先天性GPSを装備したプロンコ@WR250である。迷いもせず「こっち」と走り出す方向感覚には頭がさがるばかりである。
ここからは東山林道の下りである。
この下りでしばらく脳裏から去っていたあの「林道の神様」が再び出現することに・・・・・。
林道の神様がワイルドカードを突きつけたのは、なんとまたビックホーン@KLX250・・・にであった。
この下りはガレている事と、轍・・・というより割れといったほうが正解とも思えるほど荒れているダートである。
ここで運悪く転倒し、ツーリングボックスから着地してしまったビックホーン@KLX250は、その荷重に耐え切れず、リヤキャリアが根元から一部がポッキリと・・・。
このままでは危険であるとして、キャリアをフレームから外し、シートの上にキャリアとボックスごと紐でくくりつけることとなった。エピソード3となってしまった。
しかし、まだまだビックホーン@KLX250の「完走する太い気」は健在であった。

その後も続くダートで、「林道の神様」に歓迎されたのはBACHI゛@KL250であった
轍にフロントをすくわれ大外刈りにあう。エピソード4である。どこまで続く、このエピソード・・・・。
その瞬間をまざまざの見せられた私・小鳥@KL250は、バイクから投げ出されて、体が半分道路外の飛び出したBACHIの下半身を眺めて腸がよじれるほど笑いをこらえてしまった。あとから考えみたら、道路外がすぐに崖じゃなくって良かったな~。ここでも幸い低速での転倒であったため怪我もなく走行を再開。

本日のダート走行はエピソード4で終了。舗装路18号線に出て佐久を経由し、目的地である軽井沢のペンション「シルバーストーン」へと。
ここで、今回のツーリングには残念ながら参加できなかったBIGMINI@(DT250未完成)と合流。
BIGMINIは別途愛車のセレナでの来訪であるため、我々からの事前連絡をうけ、ビックホーン@KLX250用にあつらえたサイドスタンドを持参して来ている。
ペンションの敷地をお借りしてサイドスタントを付け替える。ビックホーン@KLX250は「乾燥する太い木」をなげうち、臨時のサイドスタンドで復活したのであった
宿泊した「シルバーストーン」は、70年代から80年代にかけてのWGPに参加したカワサキのチーム監督であった、ケン鈴木氏の経営するペンションである。
手厚い歓迎を受け、夕食からその後まで、当時のレースの表から裏まであれこれのエピソードをお聞かせいただいた。

 ←シルバーストーンの玄関にはKR500がさりげなく鎮座

翌日はペンションでゆったりと朝食を取り、バイク操る我々はBIGMINI@(DT250未完成)と別路へ。
混雑した軽井沢近辺を抜け、妙義荒船林道へと進路を取る。林道の入り口で休憩を。
ここで臨時サイドスタンドを装着したビックホーン@KLX250のサイドスタンドが再び折れる。「完走する気」を保っていたビックホーン@KLX250はここであえなく完走を断念、妙義荒船林道からUターンし一般道で帰路を目指すこととなってしまった。残念

妙義荒船林道は舗装道路ではあるが、天気は先日とうってかわっての青空、車の往来も数える程度で気分よく走れた。
下仁田ではコンニャクを食し、舌鼓をうつ。

    

幸せな気分に浸った所で心境一転、これ以上のエピソードはゴメンとばかり、林道走行をやめ、下仁田I・Cから高速道路に乗りにいそいそと帰路につくことにした。

以上、駄文に最後までお付き合いいただきありがとうございました。また皆様たいへんお疲れさまでした。
次回ツーリングでは広く参加者を求め、さらに楽しく林道ツーリングをしたいものです。