上海のコロナ騒ぎで遅れていたZWO社のEAF(電動フォカッサ)が届きました。
今回は電動フォカッサ以外に同時発注したオプションの温度センサと、星見屋さん特製のR200ss用取り付け金具が同梱されています。
内容物は、こんな感じ。
丸で囲われたアルミの板と六角ネジが2本が星見屋さんの取り付け金具です。残りは、ZWO社の純正部品になります。ラックアンドピニオン軸に接続するアダプタは軸径に合わせて、4種類入っていますが、取り付け金具は、ひとつで済ませるようになっています。 あとは、ネジ、ワッシャー、六角レンチなどが含まれています。自前で用意するものは、十字ドライバと星見屋さんのネジ用の六角レンチが必要です。
説明書がなかったので迷いましたが、どうやら、星見屋さんのアルミ板は、合焦用のラックアンドピニオンのギヤボックスの金属カバーと、純正取り付け金具の間に挟むスペーサのようです。
c、d、eのネジを外せば、取り付けられると思われまが、a〜dまでのネジには、ワッシャがそれぞれカバーの両面に2枚入っているので、結局全てのネジを外すことになりました。
組んでみると、ステップモーターが脱調して回りません。どうやら a〜dのネジのトルクで、合焦ノブの硬さを調整するようです。外すとき、やけに緩く締めてあるなとは思いましたが、やっとガッテンしました。高橋のFSQ85edp のときとは、勝手が違いました。
Vixenやってくれます。
もう一回、組み直して、合焦ノブの硬さを調整して、やっと、スムーズに動くようになりました。
ステッピングモータのステップ数と、ドローチューブの繰り出し量を見てみました。繰り出し量は、ノギスで、0.1mmまで、測定しています。
測定誤差が0.05mmはあると思われるので、まあこんなものでしょうか。回帰直線から、1ステップあたり、約4.2μmです。
許容錯乱円直径の大きさをよく使っているCMOSカメラ(ASI 294mc pro)の3.75μmとして、コマコレクターPH使用時のR200ssのF3.8で計算した焦点深度は、28.5μmなので、ステップ数に換算すると6.7ステップになります。詳しくは、こちら。
微動で、3ステップ単位で動かすと、焦点深度内に一回は、入ると考えられますから、Balconが手動で合わせるよりは、精密にピントが出るように考えられます。
結論 : 付けて良かったEAF。