「来た。 見た。 勝った。」と書いたシーザーを真似すると、
「来た。 見た。 使った。」になるのでしょうか。
新型コロナの第六波襲来があったり、確定申告があったりして、Balconにとって、一年で一番忙しい時期が過ぎて行ったので、ぼちぼち、ブログを更新していきます。
2022年2月に共栄産業さんから新型のASI AIR である plus が入荷したとのメールが届いていたのですが、日本の技適が取れていないとのことで、しばらく、共栄さんに預かってもらっていたのですが、2ヶ月経って、当分、技適は通る見通しが立たないので、注文をキャンセルするか、自分で手続きをするかとの最後通牒が来てしまいました。2021年秋に注文して、半導体危機のせいか、ずっと待たされていたので、キャンセルは勿体無いので、自分で手続きをすることにして、送ってもらいました。
左が旧型の ASIAIR pro、 右が、新型ASIAIR plusです。 見た目の違いは、ケースが薄くなって、Wifiのアンテナがついたことぐらいでしょうか。 機能も、旧型のファームウエアをヴァージョンアップすれば、機能的は、あまり違いはありません。新機種に何を期待するかというと、Wifiの接続性が向上しているのではないかと言うことです。
Balconは、ベランダに置いた望遠鏡を部屋の中のiPad操作しているのですが、旧型のASIAIRでは、ベランダのガラス戸の張り付いていないとWifiが物凄く遅くなったり、接続が切れてしまいます。これが意外と寒いです。
旧型は金属製の筐体に入っていて、外部アンテナも付いていないのですから、無理もありません。旧型に外部アンテナを自作で取り付けた猛者もいるようですが、balcon が、あと40歳若ければ、真似したかもしれませんが、我が家には、金属加工の道具もないので、敷居が高過ぎすます。そのようなわけで、新型ASIAIR plus を購入することにしました。
早速電源を入れたいところですが、共栄産業さんに手続きは、自分でやるとメールした手前、総務省に「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」に基づいて届出を出さなければなりません。アマチュア無線の開局届出以来、この手の届出は、もう何十年もやったことはないのですが、先人の方の下サイトを参考にして届出を出しました。ありがとうございました。
ASIAIR Plus PowerOn Liveを開催しました。[ASIAIR Plusの技適認証について]
ASIAIR Plus の技適認証
総務省 総合通信基盤局のサイトにアクセスして、申請書に入力するだけですが、アカウントを作らないと、先に進めません。アカウント作成には、個人確認が必要なので、個人番号カードと読み取り端末を使う(スマホでも読み取れます)方法と、所定の用紙をダウンロードして、記入、運転免許証などのコピーを添えて総合通信基盤局に郵送して、個人確認をする方法があります。
Balconは郵送する方法を選びましたが、1週間弱で、申請することが出来ました。申請の目的は、出来るだけ具体に細かく記載した方が、再申請のときに便利です。180日限定の申請なので、終了時点で、まだ技適が取れないと、廃止した後、新たに違う目的で、再申請をしなけれなりません。同一の目的では、申請出来ないのです。
ASI AIR plus を用いたプレートソルビングの実験
ASI AIR plus を用いた自動導入の実験
ASI AIR plus を用いた自動フォーカスの実験
etc
というわけで、電波を出せるようになりました。リビングの机の上に置いたiPadで、天体写真が撮れるようなりました。極楽、極楽。
なお、迷ったのですが、ASI AIR plus 組み込まれている基盤は、Bluethoothも載っているので、Wifiだけでなく、Bluethoothも、申請にはチェックした方がいいと思われます。
おまけに、昨日、ベランダで、撮影した M104 、みんな大好きソンブレロ銀河を
Balconは 渦巻き銀河だと思っていたのですが、どうもそうではなく、楕円銀河に、円板が収まる特殊な銀河だとのこと。距離2,800万光年、直径約50,000光年で質量は約8,000億太陽質量とされているそうです。