お寺の奥さんの幸せな暮らし

自分も他人もみんな幸せな暮らしを目指してます。
自分の体験や本や人から教えてもらったりした幸せになるタネを紹介します。

大掃除の季節ですね 禅式おそうじ術実践中です

2019年12月14日 | 心の修行
年末になると大掃除しなくっちゃあって思いますね。
お掃除苦手なSORAは、広いお寺の掃除に悪戦苦闘。

それでも、本堂は先日、檀家さんと大掃除したのできれいになりました。
本当にありがたいわー 

断捨離も始めて早々に挫折した私ですが、
NHKでやっていた「禅式おそうじ術」は、
すごく勉強になりました。

特に印象に残ったのは
浴室・トイレは、使う前よりきれいにすべし
トイレは使ったら毎回、アルコールをスプレーしたペーパーで便座まわりと床を拭いてからトイレから出る。
浴室は、最後に使った人が出る前に掃除する。

私たちは自分を「私」だと思って生きていますが、
この世に私一人しかいないとすれば、
「私」という概念が生まれるでしょうか? 

私が「私」と規定されるのは、他者がいるからです。
ということは、私の存在の中に他者は含まれている。
私は他者であり、他者は私である。

このような考え方が、仏教にはあります。


他人のために掃除しているようでありながら、
それは同時に自分のためでもあるんですね。

そういう気持ちで掃除すれば、少なくとも嫌々じゃないよなーと思いました。

ちなみにこの回の禅の言葉は「慈悲(じひ)」でした。

慈悲って奥が深いわね~

浴室・トイレは、使う前よりきれいにすべしですよ 



忙しいときは余裕のある人のまねをする

2019年08月09日 | 心の修行
8月のお寺は忙しいんですよ。
忙しいって言葉は大嫌いなんです。
心が亡んでしまうという言葉通り余裕がなくなってしまう。

でも「しかたないか、だって忙しんだもん」
ってあきらめてたら
「忙しい」と思っているのは「自分の心だ」っていうのを読みました。

出来ることには限りがあるし、
今はしなくてもいいことまでやってたかもしれない・・・

「そうか、自分が忙しくしているだけか」と、思い直しました。

やることがたくさんあるのは確かなんですが
焦っていてもしかたないですね。

それに焦れば焦るほど、
いらない失敗が増えて更に焦るというのは
すでに何十回と経験済みです。

ここは、心を落ち着けて
忙しい人と反対の余裕のある人をまねてみることにしました。

普段のSORAは、余裕のある人のはずなのよね。

余裕をとりもどすには、焦らないこと

焦らないためにあえてゆっくり動いてみる
丁寧にすることを意識する

意識を今に集中して
目の前の事をひとつひとつ、丁寧に・・・

丁寧にお茶を飲む
茶道のおけいこのときのように
お茶碗と急須を丁寧に出して
お湯もゆっくりいれて
口の中でゆっくりと味や香りを楽しむ

走らないでゆっくり歩く。
歯磨きも丁寧に
お掃除も丁寧に
お仕事もひとつずつ丁寧に
人には、にこやかにほほ笑む。

余裕のある人ってこんな感じかな?

すべてのことに丁寧にすることを意識すると
心は落ち着きます。
そして楽しくなる。

今すべきことを
丁寧にゆっくりと行う
ぜいたくな時間の使い方ですね。

これこそ仏道修行じゃない !!

忙しいとあたりまえのこともわからなくなるんですね。
心が亡くなってるから・・・

今月は、「ゆっくり、ゆっくり」がSORAの合言葉です。

いつも丁寧に余裕のある暮らしをしたいな~  



心が乱れている時は鏡で客観視

2018年12月18日 | 心の修行
今年もあと10日ほどになりました。
みなさんとても忙しそうで
つられてSORAも焦ってます。

焦る気持ちになる時は、あまりいい状態じゃありません。
ちょっとお疲れで心に余裕がない証拠です。

経験上、焦りながら何かしても
疲れるわりにミスが多くなったりと
ロクなことはありません。

ここはやっぱり平常心よね。

腹式呼吸をしてみたけど、今日はイマイチ物足りない。

そこで、自分を客観視するのに鏡を見ると良いって聞いたのを思い出し、
鏡見ました!

「まあ~、歳の割にはかわいいんじゃない そんなに焦らなくても大丈夫よ」
と、笑顔の練習かねて、自分突っ込みをしてるうちに
ちょっと心が穏やかになったような・・・

鏡を見る方法は、なかなか良さそうですよ。

心が乱れた時は鏡を見ると冷静になれますよ 



心が落ち着く呼吸法2 数息観

2016年03月27日 | 心の修行
ある思いが頭から離れない。
考えたくないのにどうしても考えてしまう。
休みたいのに、休めなくて辛い。

そんなときに試してほしいのが
禅の修行の数息観(数息法)です。

前に心を落ち着けるために腹式呼吸をおすすめしましたが覚えてますか。
腹式呼吸は、うまくできるようになるために練習が必要なのが欠点です。

その点、数息観は、腹式呼吸より比較的簡単に出来ます。

数息観は呼吸に意識を集中することによって、
精神を安定させて入静の状態に導く基本的な呼吸法の一つです。

息を吐くときに、1から10まで、あるいは1から100までと数を数えていき、
数え終えたら、また1から数えるようにします。

数と数の間は力を抜いて軽く息を吸います。
大切な事は呼吸を整えることに意識を集中して雑念を排除する事にあります。


正式に修行するのは、作法とか場所とか、なかなか大変ですが、
心を落ち着つけるために、
とりあえずSORAは大雑把な方法でやってます。

自分の呼吸を1から10まで数えてみる。
途中で数えることができなくなったら、
また1から数えはじめる。
何度でも繰り返してもいいし、
嫌になったら途中でやめてもいい。


同時に二つのことをやるのは難しいんです。
かぞえているうちは、考えることから離れられます。
冷静になることが目的です。
呼吸は、大きくゆっくりしたほうがいいみたいです。

嫌なことが頭から離れないとき、
考えてもしかたないのに考えるのがやめられなくて困ったとき
自分の呼吸を数えてみましょう。





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弱音を吐く、人に頼る

2016年03月26日 | 心の修行
歳をとるにしたがって、どんどん生きやすくなってくる。
SORAの理想です。

子どもの時は、がんばって自分の能力を伸ばしましょう。
でも、社会に出たらひとりでがんばるのもそろそろ限界です。
能率も悪いですね。

能力をつけるよりも
今の自分の能力でいかにうまく戦って生きていくか、
その方法を身につけた方が必要なことです。

そのために
弱音を吐いたり、人に頼ったりしましょう。

でも若いときは、自然にできなくてあたりまえなので
意識して人に頼るようにしましょう。

助けを求めたら、だいたいの周囲の人は助けてくれます。
助けを求めないと、助けたいと思っている人も助けることができません。
みんな自分のことで精一杯ですから・・・。

気をつけるのはタイミングと
どれほど弱音を吐くのか。
そして誰に頼るのか。

いつ・どれほど・誰に弱音を吐くのか
間違えると悪循環になっちゃいますから気をつけましょう。

うまく人に弱音を吐いて、頼れるようになる。
それができるようになると生きるのが楽になります。

楽に生きていくための大人への修行ですね。
弱音を吐いたり、人に頼りましょう




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