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 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

気になってた場所をグーグルマップで見る。  喜多見不動堂

2018年04月03日 | 日々の、あれこれ

通学や通勤のバスや電車の窓から遠景や中景でよく視界に入っていた場所で、行けそうで中々行けず、そこが一体どんな場所なのか、誰か住んでるのか、どうなってるのか・・などと気になる場所・・・そういうものがこれまでに皆さんにはなかっただろうか?

私にはいくつもあった。今回取り上げるのは、そんな場所の一つ。

 

小田急線で通学や通勤をしていた頃、いつも気になってた場所があった。

だが、結局「行かずじまい」のまま、小田急線通学・通勤からは離れてしまい、今となっては縁遠い場所になってしまった場所。

新宿から成城学園や町田方面に向かう場合は、進行方向右側にあり、町田方面から新宿方面に行く場合は進行方向左側にあった場所。

それは一瞬現れ、すぐに消える。

場所はどこかというと、喜多見駅から成城学園駅に向かう途中。

場所的には、成城学園駅と喜多見駅の中間あたり。

喜多見方面から成城学園方面に向かう場合、野川(?)を超えると地形が少し高台になるのだが、その低地から高台になる境目あたりの場所に、寺もしくは神社らしきものが、丘陵の途中に見えた。ほとんど、線路沿いなので、電車の窓から、はっきり見えた。

だが、木々に囲まれ、まるで木々によって隠されているようでもあった。

私はその寺(神社?)が長年気になっていた。

 

最近、グーグルマップなどで、昔「気になってた場所」や今「気になっている場所」が今どうなっているか、あるいはその正体(?)が知りたくて調べてみたりしているのだが、その中のリストに、その寺(神社?)もあった。

そこで、その寺(神社?)も調べてみた。

すると、そこは・・

喜多見不動堂とよばれる堂宇であることがわかった。

正式名称は「喜多見慶元寺境外仏堂」だそうで、本尊は不動明王座像・・・らしい。

創建は明治9年(1876年)5月とのこと。

 

小田急線で通学や通勤していた時、いつも見えていた堂宇だった。

景色的には、新宿から成城学園エリアまでは都会という感じだが、成城学園前駅から更に登戸・町田方面に向かうと野川を境に急に地形が低くなり、一気にあたり一帯が郊外の街っぽくなる、風景の切り替わりポイントでもあったので、都会と郊外の境目という感じで個人的にかなり印象的な場所。

そんな場所にあり、しかも線路沿いでもあり、さらに木々に隠されているようでもあったので、、この堂宇はかなり印象的で、いつも気になっていた。

木に隠されていたもんだから、あれこれ想像力を刺激されたもんだった。

おかげで、高校時代などは、その堂宇を題材にして、架空の少年時代を妄想し、それを歌にしたこともあった。

 弟を連れて毎日夕焼け時にこの堂宇に遊びにきてはお祈りをした少年時代を過ごした主人公が、やがて大人になり、家族と散り散りになってしまう・・・そんな内容の唄だった。

まあ、ありがちな内容の唄ではあった(笑)。

でも、その歌を作っている時にイメージしていた「この堂宇で遊んだ子供時代」を過ごした方は、この堂宇の近くに住んでいた方の中にはけっこういたのではないか。

神社や寺の境内というものは、子供の遊び場になりやすいものだ。

私も、子供時代は寺や神社の境内でよく遊んだ。

だが、その後、子供時代を過ごした街から私は、小田急線沿線の街に引っ越してしまった。

引っ越し先にも、探せばお寺や神社はあったはずなのだが、小田急沿線に住んでた頃はあまり地元の寺や神社には行った覚えがない。

その分だけ、余計に、電車の窓から見える喜多見不動に存在感を感じたのかもしれない。

歌を作った時、私はもう子供ではなくなっていた。その歌を作った当時の私には特に馴染みの寺や神社はない状態だった。

だから、この喜多見不動堂の境内に置き換えて、勝手にイメージをふくらませて、架空の少年の歌を作ったのだった。

子供時代に自分がリアルで遊んだ寺や境内を題材にした自作曲もちゃんと作ってはいたが、それとは別に、行ったことのなかった喜多見不動堂の境内を題材にした歌も作りたかったのだと思う。

それだけでも、いかにこのお堂に、当時の私が想像力を刺激されたか分かる。

以前ネットで調べてみた時、この喜多見不動堂で子供時代に遊んだ人の記事を見つけることもできた。やはりね。

私とて子供時代にこの堂宇のそばに住んでたら、この境内で遊んだに違いない。

 

電車の窓から見てると、街の景色が急にとぎれ、いきなり郊外の風景に切り替わった瞬間に現れていたこの堂宇は、まるでどこかの田舎の山奥にワープさせられてしまう風情を感じた。

だからこそ気になっていたのだろう。

 

ネット上では、この堂宇を訪れた方の書かれた記事をいくつか見つけることができた。

この堂宇の境内の写真も何点も見つけることができた。

なにやら、ちょっと不思議空間のようにも思えた。

で、写真を見た限りでは、私が想像していた通りの景観があった。

ほぼ、イメージ通りだった。

まるで、山奥のお寺や神社の境内のようだった。

 

電車の窓から見てると、木々に隠され、建物の一部だけが見えていただけの堂宇には妙に存在感があった。

実際にその境内を紹介してある記事や写真を見て、機会があれば、いつかここに行ってみたいとあらためて思った。

小田急線沿線の住人じゃなくなってしまったけれど、いつか。

 

高架になる前の小田急線で、成城学園駅から喜多見駅を通ったことが多い方。

この堂宇、妙に印象的で気にならなかっただろうか?

今では小田急は高架になってしまい、もう車窓からはあの堂宇はよく見えなくなっているらしいけれど・・。 

 

ちなみに・・

喜多見に友人が住んでるので、この不動について聞いてみた。

「知ってる?」とか「行ったことある?」とか「お参りしたことある?」とか。

すると、もちろん知ってはいたし、よくその不動の前を通る・・とのこと。

だが、お参りするか?ということに関しては、普段、あまりお参りする人はいないと思う・・とのこと。

 

案外、地元に住んでると、そんなものなのかもしれないね。   

 

ところで・・・

皆さん。

グーグルマップなどで、昔自分が住んでいた場所、電車の窓から見えた景色で、行ったことなないけど妙に気になっていた場所、などを見たりしたことがある方、いませんか?

で、見つけて。

「あ、こうなっていたのか」とか

「あ、あそこって、こういう言われのある場所だったんだ」とか

「あらら・・・こんなに変わってしまっているのか」とか

思ったりしませんか?

 

 

最近では、そういう場所を、家にいながらにしてグーグルマップなどで現地の最近の様子を「見る」こともできるようになり、そんな探索はなにやら楽しい。


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4 コメント

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私も興味津々です! (鮎川愛)
2018-04-04 07:28:38



Googleは、いろいろな機能があり、私も楽しむことが多いです。


しかし、Googleマップは、軍事基地・叛社会組織などは閲覧不可能ですか?


特に軍事基地は、外国の軍部が敵対する国家の軍事基地を閲覧すれば、機密を簡単に見破ることになります。

さて、私なら、人工物なら廃墟を見てみたいです。

山や湖など、雄大な自然も良いですね。


Googleマップに望むことは、「○○年前の□□は、どういう場所だったか?」など、過去に遡る機能が出来ることですね!
返信する
Unknown (だんぞう)
2018-04-04 18:05:30
軍事基地などは無理では。
カメラが入っていけないと思います。
反社会組織はどうなんでしょう。
ある程度はプライバシーへの配慮もあると思いますし。

あくまでもあの映像は道路がメインで、建物は道路ぞいの風景扱いなので、建物の中までは入ってませんし、プライバシー侵害になってしまいます。

廃墟探索なら、心霊dvdで豊富にありますよ。

雄大な自然は、車が入っていける場所まででしょう。

過去に遡る機能があると、夢のようですね。
そのためにはまずタイムマシンがないと(笑)。
返信する
気になった場所 (中森勇斗(なかもり・ゆうと))
2018-04-11 20:43:04
ブログ、興味深く拝見しました。
そうですね。。。。。。
グ-グルマップを利用することは、ぼくもあります。確かに意外な場所を見つけときは面白いですね。

お寺や神社の境内は、少年時代の遊びの思い出と結びついていますね。
特に都会では、神社仏閣だけが緑豊かな場所ですから。。。。。
 
でも、ぼくの住んでる大阪の場合ですけど、生駒山やその周辺地域では、おびただしい神社や寺院、それに何やら『祠(ほこら)か神殿みたいなもの』が密集してますね。
 ばくが以前に生駒山を山歩きしていた時、急に雨が降ってきたので、たまたま見つけたそういう小さな祠で雨宿りしてたんですが、暗い雨の中、祠の中の灯明が怪しく光り、何か『霊界』に半分突っ込んだような、不思議な気持ちにおそわれた
事を覚えています。

☆緑陰に、埋もれし秘密の、寺詣り。    綺蘭
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Unknown (だんぞう)
2018-04-11 21:50:56
グーグルマップでは、昔自分が住んでた場所を見ることもあります。
で、昔、、若い頃に住んでた場所で、なおかつ自分の住んでた家があった場所も探したりします。
たいがいだいぶ変わってしまっており、今はこうなってるのか、、などと思い、時には寂しさを感じたりすることも、、、。

そえ、都心では神社仏閣の敷地内は、緑や空間のある場所として貴重でした。
だから、よく遊びに行ったもんです。
しかも、静かですしね。

生駒山には私は行ったことがないのですが、大阪みたいな大都会にそんな場所があるんですね。
ちょっとしたミステリースポットみたいな場所なんですね。

なんか少し羨ましいです。
子供にとっては、夢にも出てくるかもしれませんね。

今回も素敵な句をありがとうございます。
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