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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

追憶のカップ麺3  ニュータッチのチャーシュー麺

2023年05月17日 | 懐かしい系、あれこれ

なんとも懐かしいカップ麺に再会してしまった。

それがこれ。ニュータッチのチャーシュー麺。

私の父がまだ生きていた頃、父はこのカップ麺が大好きだったようで、父はいつも家に在庫を切らさぬようにしてたし、買う時は一気に多数買っていた。そのせいか、このカップ麺は家に常に何個もあった。

それは今から30年以上前だったろうか。当事はどの店に行ってもこのカップ麺は売られていた。定番のカップ麺のひとつだった。

だがカップ麺業界は今も昔も生き残りは熾烈。

新しいカップ麺が現れては消え…を繰り返していった。

その中でもこのカップ麺はかなり生き残っていたのだが、絶えず各メーカーから次々に新たなカップ麺が発売される中、このカップ麺は少しずつ見かけなくなっていき、やがてはまったく見かけなくなっていった。

少なくとも私が暮らしていたエリアではそうだった。

当初私はこのカップ麺に対してなんとなく「あのカップ麺、最近見ないなあ」くらいのことは思っていたが、そのうち忘れてしまった。

私の中では、消えたカップ麺のひとつになっていった。

 

ところが。

 

先日、スーパーを兼ねているドラッグストアに行って、店の奥のほうの食品売り場に行ったら、おお、なんと!

懐かしいこのカップ麺が売られていた。

 

思わず「懐かしい!まだ生産されているんだね。」と思い、そこにはちょっとした感慨深さと嬉しさがあった。

このカップ麺にお目にかかるのは何年ぶりだろう。いや、何年ぶりどころか、何十年ぶりかもしれない…と思うと、つい衝動買いしていた。

心の中では、親父が生前このカップ麺、好きだったなあ…などと思うと、なぜか亡き父のことを思い出し、切なさすら感じた。

 

調べてみたところ、このカップ麺が登場したのは1981年だったらしい。ということは、2023年現在ではこのカップ麺が登場してから40年くらいたつことになる。

 

ニュータッチのカップ麺自体は、家の近くのスーパーでは常時何かが継続販売され続けているが、このチャーシュー麺は売られていない。

だが、なんとなく立ち寄ったドラッグストアの食品売り場で売られていようとは。

少し調べてみたところ、姿をとっくに消したかのように思えたニュータッチチャーシュー麺は地道に製造され続けていたようだ。

ということは、各お店で売り場のシェアを他のメーカーのカップ麺に奪われてきただけなのかな?

だとすると、長い歴史がこのカップ麺にはある…ということになる。

今生産終了されていたわけではないのだから。

 

とはいえ、長い歴史のこのカップ麺には、途中で紆余曲折あったようだ。

チャーシューの数が2枚から3枚になったかと思えば、近年のリニューアルではチャーシューの数はまた3枚から2枚に戻されたらしい。ただ、そのぶん、チャーシューの1枚の大きさは大きくなったらしい。

個人的には、チャーシュー1枚のサイズは昔のままでいいから、3枚仕様を貫いてほしかったが…。でもまあ、継続販売され続けていけば再び3枚態勢に戻されることもあるのかもしれない。

なんてったって、チャーシュー麺なのだから。やはり3枚くらいは欲しいかな…。

 

とりあえず、昔のままのパッケージデザインなのはちょっと嬉しい。

懐かしいあのデザインだから。

ただ、カップの蓋の質感は変更されてはいる。昔の蓋はプラスチックだったと思うが、2023年現在の蓋は紙製になっている。

 

このカップ麺がコンビニやスーパーでシェアを取り戻す日はくるのかな。

考えてみれば、元祖のカップヌードルとか、ペヤングのカップ焼きそばみたいに、長い歴史を持ちながらもシェアを守り続けでいる商品もあるのだから。

 

ともかく、このパッケージデザインそのものが私には懐かしい。

長い歴史を持ちながら、変わらず存在し続けるカップ麺は、もっとあっていいのでは。

新しい商品に浮気しても、一定のサイクルで戻ってくるファンもいるのだから。

 

そういえば、ニュータッチのチャーシュー麺をよく食べていた頃、AKAGIの「中華そば」というカップ麺も私はよく買ってたし、よく食べてもいた。

確か同じ時期だったように思う。

AKAGIの「中華そば」もまた、しばらく店で姿を見かけないし、当然食べてもいない。

まだ作られてるような気がするのだが、少なくとも私がよく行くスーパーやコンビニでは売られていない。

他のカップ麺にシェアを奪われているのだろうか。

 

そう思いネットで少し調べてみたら、まだ存在してるらしいのだが、どこで売られているのだろう。

近年のAKAGIの中華そばは、ニュータッチチャーシュー麺同様にカップの蓋は昔はプラスチック製だったと思うが、近年のは蓋は紙製に替えられているようだ。

パッケージのデザイン自体は昔と変わってないらしいが、なんか蓋が紙製だと寂しいかも。蓋の質感が替えられているという意味では、ニュータッチチャーシュー麺と同じだね。

 

プラスチック製の蓋は、なぜか記憶に残っているし、あの蓋は何気に好きだったのだが。

 

 

 

2023年現在のニュータッチチャーシュー麺。ご覧の通り、チャーシューは2枚になっている。チャーシュー麺と名乗る以上、チャーシュー2枚じゃちょっと寂しいかも。見た目的に、2枚と3枚ではだいぶ印象が違うので。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (中森勇斗(なかもり・ゆうと))
2023-05-18 10:19:31
ああ、
そうなんですか😄❗

ぼくも、(チャ-シュ-麺では、、ありませんが)
似たような、経験はあります。

◎なつかしの 商品商う 路地の店
       なぜか不思議な せつなき思い
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Unknown (だんぞう)
2023-05-18 11:17:18
すっかり市場から消えたと思ってたカップ麺が、ひつそりとでも復活してると、ちょっと嬉しくなることがあります。
中には、他にも復活させてほしいカップ麺があったりもします。
以前このブログで取り上げたカップ麺「力一杯」「めんコク」などがそうです。
もし復活したら、最近の味と昔の味を比較してみたくなります。
リニューアルの際に多少味を変えてあるケースはあると思いますから。
返信する

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