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インディアンのふんどし…と言っても、知らない人もいるかもしれない。
実はこれ、あの「だるまさんが ころんだ」の別バージョンである。
別バージョンと言っても、遊び方は「だるまさん。ころんだ」と同じ。
ただ、言い方が違うだけてある。フレーズが違うだけ。
「だるまさんがころんだ」は割と全国区な遊びとして知られていると思う。
だが、この「だるまさん」は、全国各地で、その地域なりのバージョンがあったみたいだ。呼び方というか、フレーズ違いで。
現に、私が少年時代を過ごした東京では、「だるまさん」の別バージョンとして知られていたのが「インディアンのふんどし」だった。
友達と遊ぶ時に、「だるまさんがころんだ」と言わずに「インディアンのふんどし」と言って遊んだことも多かった。
まあ、ルールは「だるまさん」と同じなので、遊び方としては何も問題なし。
今回このブログで「インディアンのふんどし」を取り上げるにあたって、全国の他の地域では、「だるまさんがころんだ」に代わるフレーズとして、どんなフレーズがあったのだろう・・と、ふと思った。
そのへん、せっかくだから少し調べてみた。
すると。
全国各地では、こんな別バージョンがあったようだ。何種ものパターンがあったようだが、メジャーどころを抜き出して書いてみる。中には東京のように複数バージョンがある地域もあったらしい。
●ちゅうちゅうたこかいな
●くるまのとんてんかん
●インディアンのふんどし
●とうごうさんは えらいひと
●のぎさんは えらいひと
●坊さんが屁をこいた
●だるまさんが屁をこいた
●インド人のくろんぼ ←差別用語注意
などなど。
もちろん、各地によって、もっと細かく別のバージョンもあるようなのだが、特定の地域だけに流布してたバージョンもある。
キリがなくなるので、、上記のバージョンだけ書かせていただいた。
この中で「とうごうさん」や「のぎさん」は軍人であろう。
多分「とうごうさん」は東郷平八郎さんで、「のぎさん」は「乃木希典(まれすけ)」さんなのでは。
軍人を讃えたフレーズなんで、令和の今となっては時代性を感じる。
令和の子供たちは、「とうごうさん」も「のぎさん」も知らないだろうし。
また、「くろんぼ」というのは、今となっては使っては放送コードにひっかかりそうだ。
差別感を感じるので、もう使わないほうがいいのでは。
それともまだ使われてる地域はあるのかな?
あるなら、やめといたほうが……。
前述の通り、上記のリストのうち、複数の地域で使われてたフレーズもあるし、中には1つの地域に何種類もバージョンが使われてたものもある。
いやはや、こんなにバージョンがあったなんてね。
私が知ってたのは「だるまさんがころんだ」と「インディアンのふんどし」くらいたったと思う。
上記のリスト以外の、地域特定のフレーズがあった方は多いだろう。
とりあえず、最大公約数的な全国区なバージョンが「だるまさんがころんだ」たったのだろう。言葉でいえは、標準語みたいな。
これが「だるまさん」バージョンみたいな代表的なフレーズがなかったら、遊び方は同じでも、フレーズが違うことで戸惑う人は多かったかもしれない。特に別の地域から引っ越してきた子供は。
さて、あなたの地域では?
あなたの地域では、だるまさんがころんだで遊んだろうか。
遊んだとしたら、どんなフレーズで遊んだろうか。
ところで…インディアンって、ふんどしみたいな下着をはいていたのかな?
それは私にはわからないのだ。
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