goo blog サービス終了のお知らせ 

 時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ギターに挫折する人

2022年09月10日 | 音楽活動

 

せっかくギターを始めたのに、ほどなくして挫折してしまう人は、それなりにいる。

そんな人がギターに挫折してしまう要因としては、どんなのがあるだろう。

少し考えてみた。

 

1、Fコードでつまづく。バレーコードに通せんぼされてる気がする。

2、せっかくFが弾けるようになっても、今度はB♭やBというコードがいやがらせのように出てくる。曲によってはBはロウコードのB7でごまかせる場合があるが、B♭はありえん。

3、チューニングし始めたら弦が切れ、買いにいくのが面倒で、そのままになってしまった。

4、そもそも指が痛くなる。指先など、皮がむけてきた。

5、弾きにくい。

 

 

すぐに思いついた点をあげてみた。

で、それらの問題に対して私が思うことも書いてみる。

 

まず1番。

Fコードに関しては、以前このブログでも書いたかもしれないが、どうしてもアコギでFが弾けない場合、思い切ってギターをエレキに変えてみるという手はある。

エレキはアコギより弦が柔らかいので、アコギより押さえやすいはず。で、エレキでとりあえずFというコードのフォームを指に覚えさせる。

エレキで弾けるようになったら、アコギに持ち替えても、指がFのフォームを覚えてるので、前より弾けるのではないか。

 

ただ、これだと、新たにエレキを買えってのか?ということになりそうではある。

ならば、アコギでとりあえず・・Fのフォームを押さえてみる(コードフォームだけはいかんともしがたい)。その際、1フレットのセーハ音がよく鳴らなくても気にせず。

セーハで人差し指が痛いと思うので、思い切ってその際に1フレット全てを押さえてる人さし指を浮かしてみる。

Fコードのネックは1フレットを押さえるセーハの人差し指が痛いこと。

でも、その人差し指を浮かしてしまえば、痛くはないはず。

で、残った中指・薬指・小指で押さえてる音だけでも出るようにする。

中指・薬指・小指で押さえてる音が出るようになったら、おそるおそるそこに人差し指で1フレットのセーハを加えてみる。

最初は音がポコポコしてるはず。でも、それを繰り返していけば、指がFというコードのフォームを覚えてしまう。

ともかく、コードフォームを指が覚えることが大きいと思う。

 

どうしても1フレットのセーハの音が出ない場合は、一度Fというコードを離れて、人差し指1本だけで、1フレットめをセーハで押さえてみる。

最初は痛いだろう。でも、とりあえずそれを続けていけば、最初はポコポコとした感じだった音が、少しづつ鳴るようになると思う。力の入れ加減、指の皮膚の「慣れ」も出てくるから。

で、セーハで音がある程度出るようになってきたら、Fコードを押さえるのに必要な中指・薬指、小指を加えていってみる。

 

それと。

Fコードには、もう1種類の押さえ方も実はある。セーハを使わない方法だ。

まず、本来セーハをするはずの人差し指は1弦と2弦の2本だけを1フレットで押さえ、それに3~5弦は本来のFコード同様に中指・薬指・小指で押さえる。そして残る6弦は、ギターのネックを支えてるはずの親指をネックの6弦側から顔を出させ、親指で6弦の1フレットを押さえる。これもれっきとしたFコードである。

 

 

で、次。2番。

BコードやB♭コード。

ロウポジションでBやB♭のコードを押さえる場合、Fコードとは違ったフォームが必要になってくる。

私は当初Fコードにも苦労したが、B♭やBコードはF以上に苦労した覚えがある。

 

そこで、もしすでにFコードが鳴らせるようになってるのなら、B♭はあえてロウコードポジションではなく、ハイポジションの6フレット目でFコードのフォームを押さえてみる。

これも立派に(?)B♭のコードなのだ。

で、この応用で、Bコードは、7フレット目でFコードのフォームを押さえてみる。

これも立派にBコードだ。

これならロウコードによる新たなBやB♭のコードフォームを覚えなくても、Fコードのフォームの応用でB♭もBも弾けることになる。

 

ただ、これだとコードを押さえる位置がいきなりハイポジションになってしまうので、致し方なくロウポジションでのBやB♭を押さえられるようにするためには、とりあえず人差し指以外の指でセーハ部分以外のポジションを押さえてみる。これはローコードのフォームではAというコードのフォームになる。

人差し指を使わないでロウコードのAコードフォームを押さえるのだ。

この場合、そのAコードフォームは、B♭を押さえるなら3フレットめでロウコードAのフォームを弾き、Bコードを押さえるなら4フレット目でAのロウコードフォームを押さえることになる。

で、それになれたら、余ってる人差し指でセーハ部分を加えてみる。

B♭なら、セーハは1フレットめで、Bコードならセーハは2フレットめ。

 

セーハの部分と、他の指の押さえる位置の間に1フレット分「空く」ことになるが、当初はこれがけっこうきついと思う。

 

ちなみに私は、ロウコードのB♭を押さえる時は、人さし指で1フレット目をセーハし、中指はあけて、薬指で3弦4弦を押さえ、さらに小指で2弦を押さえることにしている。完全に自己流(笑)。

このスタイルで慣れてしまったので、これを押し通している。

このやり方だと、B♭コードがB♭メジャーセブンコードに行く場合に個人的に運指が楽なのだ。

私は経過コードでメジャーセブンコードを混ぜることが多いので、この押さえ方が自分には合ってると思っている。

 

 

次。3番。

チューニングを始めたら途中で弦が切れてしまい、そのまま放置になってしまうのを防ぐためには、弦のスペアを用意しておいたほうがいい。

セット弦ではなく、バラ弦で単品で売られている弦を予備用に用意しておくのだ。

私の経験では、チューニングの最中で弦が切れたことが多かったのは、1弦2弦3弦あたりだった。

なので、バラ弦で1弦2弦3弦を単品で予備として買っておくのだ。そんな高くはないはずだ。単なるスペア用なら、安い弦でもいいと思う。

スペア弦があれば、チューニングの時に弦が切れても、急場をしのげる。

できれば、スペア弦は絶えず用意しておくのがベスト。

弦はいつ切れるかわからないから。

わざわざ楽器屋に行くのが面倒だったり、楽器屋に入るのに敷居の高さを感じる人もいるかもしれないので、できればコンビニなどでギターのバラ弦を売ってくれればいいのに……そんな主旨の日記を以前このブログで書いたことがあったが、実現してくれればなあ…などと改めて思ったりする。

 

 

次、4番。

指が痛くなる件。確かにこれはもう仕方ない。ギターで指板を押さえる以上、避けられない。

痛いのはわかる。でも、繰り返していけば、指の皮膚もある程度それに慣れてくる。

指先の皮膚など、その練習の成果で固くなってくることがあり、そうなってくると少しづつ押さえやすくなっていく。

案外、この問題でギターをやめてしまう人は多いかもしれない。

でも、これをクリアしたら、その先にギターライフが待っているのだ。

やめてしまう人になってもいいか、それともやはりギターをある程度弾ける人になるか、その境目が、ここかもしれない。

弾ける人になるなら、これは頑張ろう。

 

少しでも弦のテンションが柔らかいギターが欲しいなら、例えばマーチンのooo(トリプルオウ)タイプのギターだと、少しでも柔らかめだ。

もちろんいきなりマーチンを買うようなお金はないだろうから、マーチンのooo(トリプルオウ)をコピーしたギターにするといい。トリプルオウタイプのギターは、ネックがショートスケールなので、ロングスケールのギターよりテンションが柔らかいはずだ。

ちなみに、見た目がトルプルオウサイズのギターに見えても、ネックがロングスケールのギターもある。それはトリプルオウタイプのギターではなく、OM(オウエム)タイプのギターになる。

また、弦にはライトゲージや、エクストラライトゲージよりも更に柔らかいコンパウンド弦を試してみるのもありかもしれない。

 

そして5番。

弾きにくいという問題。

私の経験上、安いチープなギターには弾きにくいケースは、ままある。

現にギターを私が始めたばかりの頃、周りの友人の持ってたチープなギターの中には、弾きにくいギターがあった。

初めてギターを入手する時、弾きにくいギターか、弾きやすいギターかを見抜くのは難しい場合もある。ちょっとお店で弾いたり触ったりしただけでは判別できなかったり、入手してしばらく使ってて気が付くという場合もある。

なので、初めてギターを買う時は、ギターが多少なりとも弾ける人に付き合ってもらうといい。

身の回りにそういう友人がいない場合は、ある程度ブランド名があって、安定している評価のあるブランドのギターを買っておいたほうが無難だとは思う。

 

また、大型のギターよりも、小ぶりなギターの方が弾きやすい場合もある。

大型・・例えばドレッドノート型のギターに比べたら、小型のギターのほうが音量は小さい傾向はある。

でも、抱えやすいのは小ぶりなギターのほうだ。抱えやすさというポイントは、弾きやすさにもつながる。

 

で、慣れてきて、ある程度弾けるようになってきて、もう少し低音が出るギターが欲しいとか、音量のあるギターがほしくなったら、2台目で大型のギターを買えばいい。

私が初めて入手したギターは小ぶりだった。

 

 

と、ギターを始めてすぐにギターを諦める人が挫折しそうなポイントを、すぐに私が思いついた点を5点ほどあげてみた。

 

私はたまたまギターを十代の頃から弾き続けているが、ギター歴に比べて、腕前のほうはイマイチだ。

でも、それでも個人的にはそれなりに楽しめている。

 

なので、ギターをこれから少しかじってみようかなと思っている人は、ぜひ続けてほしい。

ある程度のコード進行のパターンを覚え、コード進行の響きの流れがつかめたら、やがて多くの曲が一気に弾けるようになる。そう、一気にだ。

そうなると自分の中の音楽世界が広がる。こうなると応用もきくようになる。

続けていけば、やがてそんな日がやってくる。

 

昨今のJ-ポップには凝ったコードネームのコードや和音がつけられて、複雑さを競っている向きがあるが、そういう高度なものはともかく。

そういうのはとりあえずは上級者に任そう。いずれ挑戦すればいい。

初心者にすぐにマスターされてたまるか・・・というプライドもあるのかも(?)。

中には、例えばCのあとにAmのコードに行く流れを、「弾くのが恥ずかしい」などと言う人もいるかもしれない(笑)。←おい!

 

とりあえずコードの響きの流れがつかめれば、驚くほどたくさんの曲が弾けるようになる。

やがては・・シンプルな曲なら、最初のキーさえつかめば、後はたとえ初めてその曲を聴く場合でも、聴きながら同時進行で大まかなコード進行も分かるようになる(だが、コード進行が複雑な曲もあり、そういう曲はいったんあきらめてもいい)。

そう、初めてその曲を聴く場合でも・・だ。これって、別に凄いことでもなんでもない。

自然にできるようになるさ。

そうなると、より面白くなってくる。レパートリーはどんどん増えることになるから。

 

続けていけば、そんな日もやってくる。

 

若いころ、私は自分には才能があると信じて音楽をやっていた。

でも、長年やってると、自分には特別な才能などなかったと思うようになった。

単に「音楽が好きだった」「曲を作るのが面白かった」・・という、それだけだったと思っている。

言わば「勘違い野郎」だった(笑)。

でも、そんな非才な私でもできたのだ。だから、他の人なら、私よりももっとうまくできる人は多いはず。

 

だから、せっかくギターをかじってみようと思ってる人がいるなら、ギターを手にして弦を張って、ギターを続けていってほしい。

私など指は短いし、指先だって決して器用ではない。そんな私でも、ある程度はできるようになったのだから、他の人もきっとできる。私以上にできるようになる人の方が多いはず。

 

できる。できます。続けていれば。

 

そう思い、こんな記事を書いてみた。

 

ギターは、人前で弾くこともできるし、人の中に入っていくこともできるし、逆にひとりで家に居る時にも弾ける。社交的な人にも向いてるし、内向的な人にも向いている。

ピアノほど場所はとらないし、持ち運びもできるのだ。ソフトケースなら、背中に背負って、両手があいた状態で移動もできる。

しかも、値段はピンキリ。安いギターの中には1万円以内で買えるモデルもある。

 

そういう意味では入口は広い楽器だと思う。

 

近年、ギターは昔ほどは売れなくなってるという話はたまに耳にする。

さみしいことだ。

元の人気を取り戻して欲しい。

ギターを始める人や続ける人が増えて欲しいので、こんな日記を書いてみた。

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 部屋の中の謎の音の正体 | トップ | 未科学ワールドを見たら……おっ! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

音楽活動」カテゴリの最新記事