小学校時代、歌謡番組が好きでよく見てた。
歌謡曲のチャートには、たまに妙な曲がチャートインしてくることがあった。それは、ある程度今もそうであろう。
インパクトを出すために、ソングライター達はいつも苦労してるのかもしれない。
中にはとんでもないインパクトのある曲もあった。
例えば美川憲一の「お金をちょうだい」という曲なんか衝撃的だったし、伊東ゆかりの「小指の思い出」なんかも出だしの歌詞のインパクトは強烈だった。
前者は「別れる前に お金をちょうだい」と、いきなりくる。
でもその後「あなたの暮らしに響かない程度のお金でいいわ」と歌われることで、その女性の心情が子供心に伝わってきて、切なくなった覚えがある。
後者に至っては、もっと強烈。なんてったって歌い出しが「貴方が噛んだ 小指が痛い」だもの。
大人って、女性の小指を噛むものなのか?・・とか、なんでそんなことするんだろう?と思うと、不思議でならなかった。
男性の皆さん、女性の小指、噛んでますか~?(笑)
ちなみに私は、噛んでません。
お笑い芸人の皆さん、セリフを噛んではあきまへんで~。
その他、インパクトのある曲は、まだまだあった。
で・・中でも一番破壊力があったのが、今回取り上げる曲だった。
いきなり出だしが凄かった!
なぜなら・・
♪チンチン チンチンチン ヤーヤー ヤーヤーヤー
?!
てっきり「チンチン」ていうのは、何かのかけ声だと思った。
だって・・「そのものズバリ」の意味でその言葉が歌の出だしに使われるはずがない・・・と子供心に思ったからだった。
だが・・それは「かけ声」なんかではなかった。
文字通り&響き通り、男のシンボルをさす言葉として使われてたのだった!
たいした、たまげた。
歌ってたのは、ハニーナイツというコーラスグループだった。
ハニーナイツは、昨今流行りの「企画モノ」ユニットなんかではなく、実力派の正式なコーラスグループであった。
確か、このグループは、けっこうアニメ主題歌を歌っていたんじゃないかなあ。
そんなちゃんとしたグループが、こういう歌を歌った・・というのが、今考えると少し驚きではある。
で、問題のその歌の正式タイトルは「オー・チンチン」。
それが「かけ声」なんかではないことは、一番の歌詞が歌われるのを聴くと、すぐに分かった。
♪チンチンつまんで オシッコで
なんていう歌詞が出て来たとあっちゃ、これはもう「それ」をさす言葉としか認めるしかない。
で、1番の最後が・・
♪あの チン○コよ どこ行った~
と結ばれるのだ。
あのう・・・「どこ行った?」と言われても・・。
まだ、そこにあるでしょうが(爆)!
多少成長したり、スケベになっただけのもんです。
たまに、無い人もいるけど、それはその人の生き方であり、ポリシー・・ってぇもんです。それまた尊重されるべきものでしょう。
ともあれ。
いいのか?こういう歌・・.と思ったが、こういう歌があるんだから仕方がない。
チャートインしてきたもんだから、仕方ない。
まさか・・もしかして、社会は、こういう歌を望んでいたとでもいうのだろうか。
子供はこういう言葉にはすぐ反応する(爆)。
いや、これが反応しないでいられるか・・ってものだ(?)。
子供だった私も、当然すぐに反応した。
で、そういう男子小学生は私だけじゃなかった。
わざと女の子の前で、この歌を歌う奴もいた(笑)。←ったく、しょうがないなあ。
すると女の子は「やだあ・・もう!」だの「○○君、そんな歌、歌わないで!」だの。
もちろん、無視してる女の子もいたっけ。
この歌、一体どういう経緯や、どういう意図で作られたのだろう。
著作権の関係で、フルでこの曲の歌詞を載せられないのが残念だが、機会があればこの曲の歌詞をフルで読んでみてほしい。
このチン曲の根底にあるのは、甘酸っぱい(?)少年時代の思い出。
よく吟味してみると、お下劣な歌って感じはしないのだが、題材が題材だし、この歌で描かれた「この題材にまつわる光景」を読むと、よくこういう歌が登場したもんだと思う。
ノスタルジックでセンチな歌ではあるのだが、そういう路線を狙うなら、なにも題材を「チンチン」にしなくても良さそうなものだよねぇ(笑)。
特に、押し入れで女の子と見せっこしたという下りの歌詞などは・・・。
その「見せっこ」した相手の女の子は、男の子のチン○コをつまんで「私もほしいとつぶやいた」・・と歌われる・・ときたもんだ!
あのう・・それ、本心でせうか?
このくだり、ヤバすぎない??いくらなんでも。アングラフォークならまだしも。
・・って、こんな風に思うから、オトナってやだよねえ(爆)。
もっと、純真にとらえねばいけないのだ。こういう歌は。
これを聞いて、「いやらしい」と考える人、もっと純真になりませう(笑)。
それとか、「オシッコで町に水まきした」とか、「つまんで伸ばして、ひっぱって、大きくなれと泣いた」という歌詞も。←お前はゴムか?!それとも、サイズの小さいジャージとでも言うんかい!
そんな経験は、私にはないぞ~。
少なくても、泣いたりはしなかった(爆)。
そんなことやりすぎたら、痛ぇぞ、こらぁ~~。アウチ!
いやはや、よくぞここまでの歌詞を書いたもんだ。
メロディは哀感あるし、幼い頃の想い出を歌った歌詞内容のせいもあって「せつない」歌であるのは間違いないのだが、それでも、この歌詞のインパクトは凄い。
メロディが物悲しいだけに、よけいにこの歌詞が引き立っている。
個人的な感じ方かもしれないが、この哀愁のメロディは、どこかロシア民謡っぽいセンスを感じてならない。
ロシア民謡・・たとえば「カチューシャ」ね。
だから、この「オーチンチン」のメロディは、アコーディオンやバラライカなどの楽器を入れたユニットで演奏したら、その物悲しいメロディは更に引き立つだろう。
インストで演奏したら、なおさらだ。
ちょっと、そういうアレンジを思い浮かべてみてほしい。
・・ほら、ハマりそうでしょう?
そしたら、この曲を初めて聴く人は、まさかこのメロディに、ああいう歌詞が乗っているだなんて、夢にも思わないだろうなあ。
もしこれに、明るくふざけたようなメロディがついてたら、あんなに印象に残らなかったかもしれない。
そういう意味じゃ、この歌詞に付けられた、あの切ない旋律は、貢献度大である。
とにもかくにも、よくもまあこういう歌が作られ、世に出たものだ。
更に言えば、大ヒットした・・ってのが、凄い。
この歌がヒットした時、女の子や大人はどう思っていたのだろう。
この曲をご存知ない方にとっては、昔こういう歌が作られ、しかも大ヒットした・・・という事実がウソみたいでしょう?(笑)
ちなみに、この歌は、その内容ゆえに放送禁止歌に指定したテレビ局もあったみたいだ。
でも今では、その制約は解除されてるらしい。
今こういう歌が作られたら、一体どんな運命をたどるだろうね。
今の時代の大人や、若い女性や女の子は、どう思うだろうね。
かといって、自分でこういう歌を作る度胸はない(笑)。というか、発想もでないだろう。
なにせ私は清純派なもんで(?????????)。
私の周りには歌を作ってる人は多いが、この題材で、この歌のような曲を作ってる人は、さすがにいない。というか、ここまで「そのものズバリ」な「ヒット曲」には、出会ったことはない。だからこそ、余計に印象に残っている・・とも言える。
・・・ふう、やっと、この歌をネタにすることができた。
長い時間が・・かかった・・。
困ったことに、この歌をネタにしたばかりに、頭の中で、この歌がまわっている・・ときたもんだ。
誰か・・助けて(笑)。
・・・!!あ、女性の皆さんが・・ひ、引いてゆく(泣)。
こんなネタを書いたら女性には嫌われてしまうだろう。
なのに・・それが分かっていながらも、投稿してしまう私・・。
・・・そうか、だから私はモテなかったんだな、きっと(笑)。
ちなみに、このネタは、18歳未満は閲覧禁止にします。
できれば、女性も・・読まないでほしい(笑)。だって、読まれたら、きっとますます離れていってしまうでしょう。
・・え?
もう読んでしまった??
・・マズイ・・(笑)。←だったら書くな・・ってね~。
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