以前からぼんやり企画は考えていたのですが、リクエストいただきましたので書いてみました。できればシリーズ化できればと思っています。
まずはわざと一般的に撮られそうな写真を撮影してみました。多少のわざとらしさは勘弁してください。あくまで比較用です。
生憎の曇り空ですが、iphone12で今朝の通勤途中に撮っています。
まずダメな点
1 水平垂直が合っていない。
これは写真としては致命的です。上級者が意図的に斜め構図を使う事はありますが、その場合は対角線上にするのがほとんどです。意図しない水平垂直のずれは極力排除します。撮影時にもちろん意識しますが、あとで編集でも修正できるので、そこまで厳密に意識して撮影する必要はありません。
2 余計なものは極力写さない
悪い例を表現するためにわざと軍手を置いています。レイアウトを意識した真新しいグローブであれば、作品の一部として活用することもできますが、無造作に置かれた軍手や使い古したグローブは写真のクオリティを落とします。
3日の丸構図
写真を研究したことのないほとんどの方はこれになります。主題が日の丸のように真ん中にきます。写真の場合、構図はいろいろありますが、まずは3分割法と言われる、1/3の位置に主題を持ってくる撮影方法を使ってみましょう。
4 カメラのレンズが目線の高さ
人よりバイクは低いものです。目線の高さからバイクを写すと、自分、バイク、背景の位置関係は下向きになります。この場合、下を向いているので当然道路の比率が高くなりますので、アスファルト多めの写真になります。
同じ場所から撮影した上記4点を改善した写真です。
どうでしょう?
意識するだけでこれだけ違ってきます。
バイクを右から1/3の位置に、空を1/3、大地を2/3の比率で撮っています。
軍手も排除して水平垂直も合わせました。カメラの高さも中腰で撮影しています。
ちなみにカメラ位置を上げるとこうなります。
道路のまっすぐさを表現するのであればありだと思います。
ハイアングル、ローアングルの作例です。以下はスマホではなく、ミラーレスでの撮影です。
見下ろす景色はハイアングルから撮影します。
見上げる景色はローアングルから。
バイクの写真の場合、自分、バイク、背景の位置関係、この3点を意識できれば写真がグレードアップします。
最後に
写真上達のコツ
1 数を撮る
撮影すればするほど上達します。まずは10万枚とは言いませんが、1万枚目指してみましょう。同じ場所でいろいろな構図で沢山撮影して、その中から1枚だけブログ等に採用していればすぐに1万枚くらい行きます。
2 行動力
撮影枚数に直結しますが、あ、ちょっと今日天気いいから撮ってみよう!という好奇心、行動力が上達の秘訣です。もっといえば、あそこまで遠いけど行ってみようとか、行動力が撮影枚数に繋がり上達に繋がります。
3 作例を見る
上手な人の作例を見て最初は真似事でも良いのです。同じように撮ってみましょう。繰り返しているうちに徐々に自分の感性が磨かれ、自分の作品というのが確立されてきます。ジャンルの違う写真展や絵画展でも感性は磨かれます。通りがかった時にちょっと覗いてみましょう。
次回テーマ・・・
ツーリングには欠かせない食ををテーマにしてみたいと思います。
お楽しみに。