第二弾です。
ブログなどでよく見る食事の写真を再現してみました。
この写真、少し大げさではありますが、普通と思えてしまった方の感性を引き上げたいと思います。
こちらが修正後です。
食事はできれば余計なものは排除した方がおいしそうに写ります。
伝票や飲みかけの水はマイナスの要因になります。
小鉢も写すのであればきれいにまっすぐ並べましょう。
写真ではおしぼりはまだ使っていませんが、これが使用後のおしぼりが丸まったのが映り込んでいるような写真も実際にあります。
使っていないおしぼりがまっすぐ置かれていれば、写っていても差支えは無いと思います。
箸もまっすぐ置きたいですね。
写真は何を写すかではなく、何を写さないかが重要です。
この写真、お盆の焦げたような傷、これもできたら隠したほうがより良かったと思います。
そんなときはこのように思い切ってトリミングします。
どんぶりが構図から少しはみ出すくらいのほうが、ボリューム感が伝わります。
殆どの方は全体を構図に入れようとして、写真のクオリティを下げてしまっているのが残念です。
撮りなれていないと食事あるあるですが、一口食べてから、「あ!」と気づくパターン。
そういう時はこうやって隠します。
間違っても食べかけは美しくありません。
このイセエビは一口かじってますので、ちょっと下がってますが、言われなければわからないと思います。
ただしこの場合、お店の背景には注意が必要です。
できれば余計なものが入らないよう、店の感じがわかるような方向で撮影するのがポイントです。
窓際の席は高難易度です。
外からの光と店内の照明で、白飛び、黒潰れせずに適正な露出で撮影するには機材の性能もある程度必要になります。
上手に撮ればいろいろな方向からの光できれいに撮れます。
店内照明だけで撮影する際は、自分が照明の陰を作らないように注意して撮影します。
窓の外の景色にも配慮が必要です。
極端ですが、ここにヤンキー座りしてタバコ吸っている行列待ちの人がいたとしたら写真として台無しです。
メインの被写体だけではなく、写るものすべてに配慮するのが上手に撮るコツです。
次回は、「スマホでできること、できないこと」について書きたいと思います。
撮影はスマホで十分なケースが多々ありますが、限界もあります。
それを理解しないと、スマホで十分とも言えませんし、別にカメラを持ち歩いていても性能を発揮できません。
次回は少々難しい話になりますが、できるだけわかりやすく書きたいと思います。