相変わらずのお天気です。
暖かい朝でしたが、
山は、低く垂れこめた雲に隠されて見えません。
気分を変えて。
お友だち親子が遊びに来てくれることになったので、
久しぶりにお菓子を焼きました。
マドレーヌです。
マドレーヌは材料も作り方もシンプルだけど、
レシピ本によっていろいろ違うんですね。
私はレモンの皮をすりおろしたものと、レモン汁で風味付けをし、
ベーキングパウダーは入れず、しっかり泡立てた卵で膨らまします。
オーブンに入れて焼けてきたときに、
お部屋いっぱいに広がるいい香り。
幸せのかおり。
美味しいお菓子を作って、お茶を淹れ、
暖かいお部屋でゆっくりいただくことができる幸せ。
ありがたいことです。
感謝です。
佐々木正美著 『子どもへのまなざし』に、こう書かれていました。
幸せというのはどういうことなのか、おなじ条件、おなじ状況であっても、
幸せに思える人と思えない人がいます。
あるいは、おなじことにたいして、感謝のできる人とできない人がいるわけで、
これが幸せだということはないのです。
非常に健康で裕福でも不幸な人がいるし、
体が病虚弱であって、経済的に貧しくても幸福な人もいるわけです。
ですから、私たちはなにを幸福に感じ、なにを不満で不幸に感じるかというのは、
なかなかむずかしいことでして、これは気持ちのもち方の問題です。
でも、できることなら、私たちは幸せに感じていたいものです。
幸せというのはどういうことなのかということを、
私は自分でもときどき考えますが、
「幸せということは感謝ができること」であろうと思います。
あるいは、別の言い方をすれば、
感謝の気持ちのない幸福というのはないと思うのです。
ですから、日常的なとるにたらないようにみえるささいなこと、
あるいは、きわめて平凡なこと、
たとえば、ただ無事であることだけにも、
感謝できるような気持ちがあれば、
その人は幸せでいることが多いでしょうね。
そういうことだと思いますね。
『子どもへのまなざし』は、児童精神科医の佐々木正美先生が、
横浜市公私立保育園自主勉強会「佐々木セミナー」での
20回近い講演録をまとめられたもので、福音館書店の出版の本です。
物の豊かな私たちの暮らしのなかでは、お菓子の焼ける香りは
“日常的な、とるにたらないようにみえる、ささいなこと”
かもしれませんね。
でも…。
今日のお茶の時間は
ダージリンティーとマドレーヌ。
美味しいお茶と“幸せのかおり“に心から感謝して
いただきたいと思います。^^
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