クリスマスが終わったので、テンプレートを替えてみました。
別のページを開くと、コーヒーのお替りが注がれるようになっているんですよ。
今日は絵本の紹介をしようと思います。
画像が見にくくてごめんなさい。
ロバート・マンチ作、翻訳:乃木りか 岩崎書店
『ラヴ・ユー・フォーエバー』
おかあさんは うまれたばかりの あかちゃんを だっこしています。
ゆっくり、やさしく、あやしています。
ゆらーり、ゆらーり、ゆらーり、ゆらーり。
そして、あかちゃんを だっこしながら、
おかあさんは うたいだします。
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
わたしが いきている かぎり
あなたは ずっと わたしのあかちゃん
あかちゃんは 大きくなります。どんどん、どんどん 大きくなります。
大きくなって、2さいに なりました。
2さいのぼうやは いえじゅうを はしりまわり、
ほんだなのほんを ぜんぶ ひっぱりだし、
れいぞうこの なかのものを みんな だしてしまいます。
そして、おかあさんの とけいを トイレにながしてしまいました。
ときどき、おかあさんは さけびます。
「この子のせいで、きがくるいそうだわ!」
でも、よるになり、2さいのぼうやが ねむりにつくと、
おかあさんは ぼうやのへやの ドアをあけ、
そうっと ベッドのところまで、ちかづいていくのです。
そして、ぼうやが ぐっすり ねむっているのを たしかめると、
ぼうやを だっこします。
ゆらーり、ゆらーり、ゆらーり、ゆらーり。
そして、おかあさんは うたいだします。
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
わたしが いきている かぎり
あなたは ずっと わたしのあかちゃん
(中略)
しょうねんは 大きくなります。
どんどん、どんどん、大きくなります。
大きくなって、おとなに なりました。
おとなになった むすこは、いえをでて
となりまちに すむように なりました。
(中略)
そして、おかあさんは、としをとりました。
どんどん、どんどん、としをとっていきました。
あるひ、おかあさんは
むすこに でんわをかけて、いいました。
「あいに きてちょうだい。
すっかり としをとって、げんきが なくなってしまったわ」
むすこは おかあさんに あいに いきました。
おかあさんのへやに はいろうとすると、
おかあさんは うたを うたおうと しているところでした。
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
でも、そのあとを つづけることが できません。
おかあさんは すっかり としをとって、
げんきが なくなってしまったので、
もう うたうことが できないのでした。
むすこは おかあさんのへやに はいりました。
そして、おかあさんを だっこしました。
ゆらーり、ゆらーり、ゆらーり、ゆらーり。
そして、むすこは うたいだしました。
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
ぼくが いきている かぎり
あなたは ずっと ぼくのおかあさん
(後略)
これは親子(母と息子)の愛情の絆の物語です。
描かれているのが母と息子だけに、ともすると、
子離れできない母と、親離れできない息子のように受け取られ、
好き嫌いが分かれる場合もあるようです。
特に、(中略)とした部分に、そのようにとられやすい描写があります。
私の夫は「抵抗がある」と言っていました。
“息子”を“娘”に置き換えて、
同性の親子の物語として読んでみると、
その「抵抗」は薄くなるように思います。
実際に、子育て中のお母さんの感想には、
感動して涙が出た…というものが多いようです。
私がこの本と出会ったのは、
子どもが生まれて間もないころでした。
私は母の立場で、赤ちゃんだった娘を抱きながら読みました。
そして最近、娘としての立場で、母を思いながら読むようにもなりました。
興味のある方は、絵本ナビにレビューが出ていますので、どうぞ。
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
わたしが いきている かぎり
あなたは ずっと わたしのあかちゃん
アイ・ラヴ・ユー いつまでも
アイ・ラヴ・ユー どんなときも
ぼく(わたし)が いきている かぎり
あなたは ずっと ぼく(わたし)のおかあさん
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